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腰痛が再発する原因を明確に説明できますか?
2023.06.11from 橋本 祐一 @自宅デスクより
話を聞くって大事なことですよね?
子供が「イヤだー」って言うたびに
今までは、生活の中で忙しくて時間に追われていたり、、、
そんな時に子供がイヤイヤと泣いていると、
「イヤじゃない!早くしなさい!」って言いたくなるんです。
機嫌が悪い子供に怒鳴っても解決できないし、大人がやってほしいことを押し付けになっていることもあって余計にイヤだってなってしまう負のループになってしまっていました。
なので、
最近では、
「何がイヤなのか?」
「なんでイヤなのか?」
私はこれを聞く癖をつけようとしているんです。
これを聞くようになって子供がなんでイヤでぐずってしまうのかがわかるようになってきたんです。
話を聞けば当たり前なんですけど、その当たり前ができていなかったんです。
夢中になっている最中に別のことを言われたり、やりたくないことだったり、その時の気分だったり(笑)
でも、怒ってやらせようとしていた時は時間がかかっていた行動も、話を聞くようになると急がば回れで、逆に時間が短縮されて、スムーズにことが進むようになったんです。
息子の機嫌がいいと奥さんも機嫌が良くなるし、そうすると家庭の空気も明るくなっていい雰囲気になる。
改めて話を聞くって大事ですよね。
患者さんにも話を聞くことって大事。
それは、問診をすると言うことですが、何を聞くのか?と言うのがさらに大事。
そして、問診をしてすぐに治療をするのではなく、仮説を立てて検証するこの過程が一番重要。
当たり前なんですが、忙しい時こそこれをないがしろにしてしまう。
そうならないためにどんなことを私が患者さんに聞いているのかをお話ししたいと思います。
腰が痛いし、足の痺れが交互に、、、
腰が痛くて同時に足の痺れがひどくて仕事がままならないと訴えてこられた40代後半の男性が来られたんです。
話を聞いていくと、、、
・腰も屈むと痛い
・痺れ?なのか大腿の後面の違和感がある
・後ろに反るのそこまで痛みは無く、痺れでもない
・最近は常に痺れている感じで、日によって交互に痺れる
・過去に腰痛は何度かしたことがあるけれど、痺れは今回が初めて
さらに話を聞いていくと、
きっかけは、特にないが、次第に痛みと痺れが出てきた感じらしい。
仕事がベッドメイキングをされていて仕事中は、常に中腰姿勢になっているとのこと。
20代前半の時に一度ひどいぎっくり腰をして以来、4年に1度くらいの感覚で腰痛があったみたいなんです。
最近では、腰痛の間隔が狭くなってきて、半年に一回くらいのペースで腰痛になってきたんです。
4年に一度なんて五輪やW杯みたいですね!?って互いにちょこっと笑いも交えながら話していたんです。
でも、繰り返し腰痛があるって異常なことですよね?
ここにヒントがあると踏んである質問をしたんです。
どんな質問をしたのか?
それは、、、
腰痛のきっかけ探し
きっかけがないと言うものの、何かが原因になっていると思い、
こんな質問をするんです。
「痛みを繰り返していた時の前後に何をしていたのか?」
これをなぜ聞くのかというと、痛みが出る前に、
・どんな動作で
・どんな環境で
・重いものを持ったりしていたのか
・ストレス状況
などなど
腰痛がメカニカルストレスで起きているのかどうかの判断やどのくらいの負荷がかかっていたのかなどを判別するために聞いたんです。
そして、
腰痛が出た後どんなことをしてのか?
・治療やリハビリなどをしていたのか?
・安静にしていたのか?動いていたのか?
・安静の度合い
などなど
腰痛の状態はどうなっているのか?病態を把握するために聞いていくんです。
この患者さんの場合は、
・今の仕事の前は、引っ越しや食品運搬など力仕事をしていた
・仕事を休んでいた時は基本寝て過ごしていた
・腰痛後は、今までリハビリなど運動はしてきてこなかった
・今までは痛み止めの薬や湿布で良くなっていた
力仕事で重いときでも2〜30キロくらいの荷物を持っていたりしていた時に腰痛を患ったそうなんですよね。
この時の腰の状態として、インナーの筋肉(多裂筋)はどうなっているでしょう?
実は、腰痛を患った直後から24時間以内に適切な対処をせずにいると多裂筋は萎縮してしまうんです。
そうなってしまった腰椎の関節は固定することができずに、アウターの筋肉がその働きを補うために過剰に収縮してしまい、腰椎の椎間関節はガチッと硬くなったり、他にも色々なことが起こって腰には悪いことだらけの状態に、、、。
そして、また負荷の高い動作を繰り返すと、腰周囲の組織は耐えられるはずもなく腰痛が再発し、どんどん慢性化してきてしまう。
でも、腰痛になった時に痛み止めの薬や湿布だけでなく、適切なリハビリや動かせる範囲での運動をしていればよかったんです。
そうすると、組織の回復とともに多裂筋は萎縮せずに腰痛を繰り返さなくてもいい環境になったはずなんです。
でも、そんなことは患者さん本人は知らないことですし、わからないのできっかけがないように思っている患者さんにその説明をしてあげたんです。
すると、腰痛のメカニズムを知って今どうするべきなのか?今からでも遅くはないのか?と言う問いに、
「時間はかかるかもしれないですが、一緒に腰痛を治して行きましょう!」
って声かけをしたんです。
患者さんもこの言葉に安心してリハビリをすることに、、、
いや!
まだ痺れのことは何もわかってないですよ!
と言うことで、痺れの問題については次回のブログでお話ししようと思います。
P.S.
話を聞いてあげるだけで患者さんも子供も、そして自分自身も安心して過ごせますよね。
でも、一方的に聞きたいことだけを聞くのはダメですのでご用心を。
P.P.S.
今回の話は、腰痛についてでした。
腰痛になったことのきっかけを知らないまま過ごして、腰痛を繰り返していることが問題なんだなんて患者さんは知る由もない。
それを治療家である私たちも知っていないと治療ってできませんよね。
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