[あるある事例]治せない治療家の共通点 | 日本オランダ徒手療法協会

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[あるある事例]治せない治療家の共通点

2023.01.12

from 橋本 祐一 @自宅デスクより

 

明けましておめでとう御座います。

 

本年も日本オランダ徒手療法協会をよろしくお願い致します!

 

2023年初のブログ配信という事で、改めましてご挨拶させていただきました。

 

今年はコロナ禍ではあるものの、初詣など去年よりも規制が緩和されたことで多くの方々が参拝していたそうですね。

 

ところで、私が住んでいる福岡県の福岡市動物園で毎年「新春福引き大会」を開催しているんですけど、去年と一昨年はコロナの影響で中止になっていたんですが、今年は3年ぶりに開催したんです。

 

先着500名の大イベントで、1〜14等の空くじ無しなんですよ!!

 

ちなみに今年の一等は、、、

 

縁起物の「ニシキヘビの抜け殻」だったんです!!

 

蛇の抜け殻って昔から縁起が良く、財布に入れておくとお金が貯まるっていう言い伝えってありますよね。

 

もし、その話が本当ならニシキヘビのサイズの抜け殻ならもしかすると、思いがけない大金が!?なんてことを期待させる物が福引きの景品になっているんです。

 

他にも蛇の抜け殻の他に「ヒョウのエサやり体験」もセットになっていたりと動物園も楽しめちゃうイベントになっているんです。

 

是非、このブログをご覧のあなたも福岡にお正月で寄ることがあったら参加してみてはいかがでしょうか?

 

私もいつか行ってみたいイベントの一つなんですけど、意外と参加者が多くて早く行かないと引換券をもらえないそうなんです。

 

来年は参加して、運試しと一等のニシキヘビの抜け殻をゲットしたいものですね。

 

さて、

 

話は変わりまして、今回のブログの内容なんですが、「評価」についてお話ししようと思います。

「評価」の位置付けって様々あると思うのですが、私の「評価」の位置付けについてお話しさせてもらえればと思います。

 

悩みを抱えている後輩

 

 

つい最近の話なんですが、後輩からこんな悩みを相談されたんです。

 

後輩:「病名の同じ人でも治る患者さんと治らず、痛みが変わらない患者さんの違いがわからないんです。」

 

私も過去にも同じ事で悩んだ経験があるのでものすごく共感を得た相談事だったんです。

 

でも、この「病名の同じ患者」というキーワードには引っかかるものがないでしょうか

 

病名が同じでも、患者さんの生活様式は全く異なると思うんです。

 

性差も違えば、職種も違う。そして生活する上での環境も全く異なりますよね?

 

なので、病名が同じと一括りにしてしまうと目の前の患者さんを助けることができずに、後輩と同じ悩みを抱えてしまうかもしれないんです。

 

じゃあ、どうすればいいのか?

 

ちなみに、あなたは「評価」ってどの位置付けで考えていますか?

 

位置付けというとわかりづらいかと思いますが、「評価」をどのタイミングでやっていますか?

 

新しい患者さんが目の前にこられて、

 

「痛みはどこが痛いですか?いつ頃から痛みますか?、、、」

 

その質問をした後にすぐに、

・可動域を確認

・圧痛

・筋力の評価

・整形外科テスト

 

ってしませんか?

 

過去の私もまさにこういうスタンスでやっていたんです。

 

でも、これでは私と私の後輩と同じ現象になります!!

 

評価の前に絶対にやるべきこと

 

 

実は、私の場合「評価」をする前に仮説を立てるんですが、その仮説を立てるために必要なこととして「問診」を徹底的に行うんです。

 

問診も評価じゃん!って聞こえてきそうですが、

 

ただの問診ではなく、仮説を立てるための問診なんです。

 

そして最初にする絶対にするべき問診として、ターゲットを絞る事!

 

例えば、肩関節周囲炎の病名で考えると、

 

・烏口突起炎

・上腕二頭筋長頭腱炎

・大胸筋腱炎

・小胸筋腱炎

・肩峰下滑液包炎

・肩関節腱板炎

・関節包炎

・肩鎖関節炎

・腱板疎部炎

などなど

 

挙げればきりがないですが、周囲炎というだけで、痛みの原因となる組織は十人十色で様々だと思います。

 

その中のどの部分が原因となっているのか曖昧だった場合は、なぜ治らないのか?という問いに説明が出来ない。

 

この現象を料理で例えるなら、

 

チキンカレーを作りたいのに、鶏肉を選ばずに牛肉をチョイスしてしまい、結局ビーフカレーが出来上がってしまった。

 

最初に作りたいものに選んだ具材が全く違えば、料理そのものが全く違うものになるんです。

 

治療でも同じことが言えるのは、自分が治す対象のターゲットが定まっていないから今後どうなっていくのかはうまくいけば治るし、うまくいかなければ治らない。

 

だから治っていてもなぜ治ったのか、ターゲットが曖昧だとはっきりと説明が出来ないはずなんです。

 

問診をまず行なって、その問診の内容から仮説を立てて、その仮説を検証するための評価になると治療の迷いが減っていくので、あなたも問診に拘って治療をやってみてください。

 

P.S.

本年も為になる情報を発信して参りますのでよろしくお願いいたします。

 

ちなみに、

 

私も蛇の抜け殻って私は入れたことないんですけど、本当にお金が増えたって人はいるのでしょうか?

 

本当ならやってみたいけど、蛇の抜け殻なんて滅多に見たことない。笑

 

P.P.S.

今回は後輩の悩み相談で、なぜ治らないのか?という悩みで問診の話をさせてもらいましたが、

 

じゃあどうやったら痛みの原因となるターゲットを絞れるのか?

 

そういった同じ悩みを持っている方にはヒントとなる動画がオススメですよ。

 

『最低限知っておくべき“痛み”の知識』という動画なんですが、

 

実は、公式LINEに登録するだけですぐに無料で見られますので、気になる方は公式ラインに登録してください。

 

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この記事を書いた人

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橋本祐一

福岡県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。四肢コース・福岡校講師研修中。総合病院、整形外科クリニックを経験。普段は、主に一般の整形疾患からスポーツ障害の中学生・高校生などの治療を行なっている。休日に息子と戯れ合う時は、全力で遊ぶ一児の父。