2〜3年続く腰痛が一瞬で解決した方法 | 日本オランダ徒手療法協会

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2〜3年続く腰痛が一瞬で解決した方法

2023.02.20

from 橋本 祐一 @自宅デスクより

 

先週、チョコレートをもらったり、あげたりしましたか?

 

先週はバレンタインデーでしたよね。

 

今更こんな話題って感じなんですけど、

 

去年の今頃も同じようにバレンタインの話をブログでしたんですよね。

 

そこで、私が奥さんに逆チョコを渡して奥さんがバレンタインだったことを思い出したという話。

 

なので、今回も逆チョコ大作戦!!

 

ってな感じで、天神のデパ地下に行ってチョコレートをゲットし、いざ渡そうとしたんです。

 

すると、去年のこともあってか奥さんもバレンタインチョコを用意してくれていたんです。

 

奥さんも私が持っているチョコレートの入れ物を見てハッとしたんです。

 

今年もやられたー!っていうリアクションかと思いきや、、、

 

買ってきたチョコレートが全く同じチョコレートだったんです!!

 

こんな偶然ありますか!?

 

数あるお店の中から偶然にも同じものってなかなか被らないですよね!?

 

なので、一応お互いのチョコレートを交換して仲良く一緒に食べました。笑 

 

偶然にも同じものを買ってくるなんて、ビックリですよね。

 

あっ!!

 

ビックリといえば、この前こんなことがあったんです、、、

 

そのビックリしたことっていうのが、

 

腰痛が「あること」を使って解決したお話があるんです。

 

今回は意外な「あること」を使って解決したお話をさせてもらいます。

 

右の腰が痛い、、、

 

 

「右の腰が痛いんです。」

 

腸骨稜あたりを押さえている50代の女性が受診されたんです。

 

話を聞いていくと、特にきっかけもないのに急に痛くなったとのこと。

 

激しい痛みではないものの常に痛いからどうにかならないですか?と訴えてこられたんですよね。

 

さらに問診していくと、

・広背筋、腰方形筋はガチガチ

・左側屈動作では伸ばされて痛気持ちいい感じ

・痺れもなく力が入りにくいこともない。

・2〜3年前に一度ぎっくり腰になった。その後から腰痛が続いている。

 

ずっと気になっているのか腸骨稜のところに手を添えているし、骨盤も挙上している姿勢になっているんです。

 

そのせいか腰方形筋や広背筋が緊張して、常に腰が痛くなっていたんです。

 

なので、腰方形筋や広背筋のリリースとアライメントの修正を徒手的に行ってみたんです。

 

すると、少しはいいんだけど、まだ腸骨稜の方は痛いまま、、、。

 

もう一度、筋肉へのアプローチではない、もう一つの仮説に対して治療してみたんです。

 

すると、、、

 

スクレロトームを使いこなせ!

 

 

その仮説というのが、スクレロトームを用いた考え方。

 

ちなみにスクレロトームって、骨の感覚領域のこと。

 

そして、今回の患者さんの場合、腸骨稜のスクレロトームってL2の領域なんですよね。

 

圧痛を調べると、案の定激痛だったんです。

 

患者さんも、「えー!?なんでそこも痛いの??」ってな感じ。

 

スクレロトームの話を患者さんにすると、2〜3年前にぎっくり腰になったときに確かその辺りが痛かったとのこと。

 

過去の腰痛から今回の骨盤の痛みとして関連痛を引き起こしたのではと考えたんです。

 

なので、L2をリリースしてマニュピレーションも実施したら、痛みが激減!!

 

でも、完全には痛みは取りきれない感じだったので、2〜3年前からの痛みというキーワードから、L2のキーマッスルである内転筋も長いこと機能低下してるかもと思い、確認してみることに。

 

すると、筋緊張がめちゃめちゃ高い状態だったんです。

 

この筋緊張が高い状態が続いていると、立位姿勢でも、骨盤は挙上しっぱなしになってしまいます。

 

この内転筋のリリースを実施したら、痛みは消失。

 

患者さんも、もともと痛くないところを治療されて痛みがなくなったから驚いていました。

 

でも、このままでは返さずに、運動療法も一緒にしてもらって帰ってもらったんです。

 

次のリハビリには痛みはほとんどなく、教えた運動もやってもらった事でみるみるうちにリハビリを卒業していきました。

 

今回の患者さんはスクレロトームを用いて解決しましたが、これをすればいいというわけではなく、色々な可能性を常に考えておくことが大切なんです。

 

なので自分の日頃の臨床で気をつけていることは、問診の情報から一つの仮説に絞りきらずにいくつかの仮説を考えておくこと。

 

一つの仮説を検証したのち、変化がなければもう一つ、それでもダメならこっちの仮説ってな具合。

 

そうすることで迷うことなく治療することがなくなり、違った時にもすぐに軌道修正して対応することができるようになったんですよね。

 

あなたも、一つに絞らずいくつかの仮説を持って治療の引き出しを考えて行ってみてください。

 

P.S.

 

ちなみに、偶然にも一緒だったチョコレートなのですが、限定もののチョコレートだったので被ってしまったんだと思います。

 

まあ、私も奥さんも限定モノには弱いということですね。

 

あなたも限定って聞くとついつい手を取ってしまいがちになりませんか?笑

 

P.P.S.

 

今回の患者さんはスクレロトームで解決しましたが、それだけでは腰痛を取り切ることは難しいですよね。

 

じゃあどうすれば痛みを綺麗さっぱり取り切ることができるのか?

 

それは、運動療法で腰を支えるようにしていく必要もあると思うんです。

 

そこで役立つ情報として、

 

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この記事を書いた人

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橋本祐一

福岡県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。四肢コース・福岡校講師研修中。総合病院、整形外科クリニックを経験。普段は、主に一般の整形疾患からスポーツ障害の中学生・高校生などの治療を行なっている。休日に息子と戯れ合う時は、全力で遊ぶ一児の父。