blog
膝痛と水腫を繰り返す原因はこれで解決!
2022.02.13from 橋本 祐一 @自宅デスクより
今日2月14日は、バレンタインデー!!
日本中の女子が、男性にチョコを渡すバレンタインデーなのは知っていますよね。
実際に、過去の私もこの日が来ると、少なからず自分が女性からチョコを渡される時に告白なんかされるんじゃない?
って、淡い妄想をした事がありましたね。笑
これを読んでいる男性陣もそんな妄想した事ありませんか?
私が中学生の頃の話ですが、その日はいつもよりも遅く朝の教室へ。
早く行ってしまうと机にチョコレートを忍ばすタイミングがないかもしれないからなんですけど、
もう、この時点ですごく痛い子ですよね。笑
何食わぬ顔で、教室に入って自分の机の引き出しをそっと覗いてみると、、、
なんと、チョコレートがっーーーーーー!!!
嬉しさのあまりガッツポーズをしてしまいました。笑
中を見るとメッセージカードもあったんです。
誰からだろうとその宛名を見てみると、なんとクラスのマドンナ!?
えー!?自分にもついに春が来たのかー!!
って嬉しさをグッとこらえていましたね。
にやけてる顔を見られてないかな?と辺りを見渡すと、
何やら、他の男子も自分が貰ったチョコの包装と同じような気が、、、。
そうです。
クラスの男子全員に配っていた「義理チョコ」だったんです。
さっきまで天まで昇る勢いのテンションが一瞬で急降下です。
この世から「義理チョコ」なんてなくなればいいんだー!!って叫びたくなる1日でした。
まあ、自分のただの勘違いなんですけどね。泣
さて、臨床でも勘違いする事ってありませんか?
そのせいで、なかなか結果が良くならないことってありますよね。
それって自分の先入観や勘違いが原因で良くなっていないことってあると思うんです。
今回は膝痛と水腫が繰り返される原因が、ある事で起きていたケースがあったんです。
勘違いを防ぐためにはやっぱり『問診』が大切!
要は情報収拾をくまなくできるかどうかが鍵となるんです。
そんな、必要な情報をしっかりと聴き出したことで解決できたケースを紹介したいと思います。
注射しても痛みが変わらない患者さん
先日、膝が痛いと訴える患者さんが来て担当したんです。
じっとして動かさなければ大丈夫だけど、痛みがひどい時は膝の屈伸で膝の内側に痛みが出るらしく、歩行はもちろん、階段昇降でも痛みが出るらしいんです。
当院に来る前にいくつか病院を受診したらしいんですけど、変形性膝関節症の診断が出て、たまに膝が腫れていたりしていたので水を抜いたりと注射を繰り返していたみたいなんです。
でも、一向に膝の痛みが治らない。
それで、当院へ受診されたというわけなんです。
これだけでは判断できないから、いつものごとく情報収集をしたんです。
・膝の内側が痛い
・ピンポイントではなく膝の内側全体
・歩くとなんとなくぼんやりと痛い
・膝の周囲は赤くなってはいないが少し腫れぼったい
・痛めたきっかけは心当たりがない
・最近になってだんだん痛みが強くなってきたとのこと
・仕事がドックブリーダーで犬の散歩をしている(スタッフと交代で週に3回)
・主婦
・3年目に半月板損傷で手術(同じ場所)
・腰痛あり
などなど
このほかにも家屋状況、犬の散歩の距離、利き手、術後のリハビリの内容、自律神経の問題など様々な質問をしていったんです。
きっかけはないみたいだし、関連痛の可能性を考えて、既往歴で同じ部位の痛みが走っているから自律神経系の関連で局所の循環不良になって痛みと腫れぼったさが出たのかもと仮説を考えたんです。
関連痛に関係する治療をしたら治るだろう。なんて軽い気持ちでアプローチしてその日は帰ってもらったんです。
すると、結果はあまり変わらない。
じゃあ、膝の伸展制限もあるからそこに介入してみよう!!、、、。
やはり結果は然良くない。
原因を曖昧にして、自分の間違った先入観で治療を行ってしまったので、変化がなかったんです。
やはり何か原因があるのではないか?
いつもと変わらない事をしていたはずなのに、なぜ痛みが出てしまったのか?
そこで、もう一度あるところを重視して問診をし直したんです。
しつこい問診で万事解決!!
家事や仕事のことを深掘りして話を聞いてみたんです。
家事に関しては、特に変わったことはしていなかったんです。買い物に行くにも旦那さんといっているので、荷物もさほど重いものを持ったりしていない。
じゃあ次は仕事に関して、質問してみたんです。
するとあることがわかったんです。
散歩の道の環境!!
仕事でいつも散歩しているコースは坂道が多いらしいんです。
その時、患者さんから、
「そういえば、散歩した次の日くらいは痛くて少し腫れぼったくなっていたかも。」
きっかけはないと言われていたんですけど、やっぱりあったっていうことなんです。
その時は痛くないもんだから、患者さんはあまり気にしていなかったんです。
特に、上り坂よりも下り坂の方が膝が不安定になりやすいのではと考えて、病院内には急な坂がなかったので、段差をおりてもらったんです。
すると、膝がグラグラだったんですよね。
さらには、1匹だけではなく多いときは10匹くらい引き連れて行くから引っ張られる力が強くて、上半身を少しのけぞった状態で坂を下っていたんです。
そこが原因だと思い、痛みが減るまでは散歩のコースを平坦な所に修正するのと膝を安定させるようなホームワークを指導したんです。
すると、痛みが徐々に軽減して、あれほど繰り返していた腫れもなくなったんです。
今回の自分のように曖昧な情報のまま、関連痛や膝周りの徒手テクニックやトレーニングだけアプローチし続けても良くはなっていかないんです。
患者さんにはまた問診するの?って嫌な顔をされながら問診をし直さなかったら日々の仕事が原因で痛みが出ていることには気がつかなかったと思うんですよね。
だから情報をしっかりと聞き出すことは本当に重要なんです。
是非あなたも、患者さんにまだ聞くの?って言われるくらい情報にこだわってみてください!
すると、本当の原因に辿り着くかもしれません。
P.S.
過去の私のバレンタインデーは勘違いで勝手に落胆してましたが、義理チョコでも貰ったら嬉しいもので、いつもより体が軽やかだった気がします。
男って単純な生き物ですよね。笑
ちなみに、日本でのバレンタインデーって男性が受け身になっている日ですが、海外では逆に男性からプレゼントをあげる日らしいですよ。
私も今までは奥さんにバレンタインチョコをもらって受け身になっていましたが、
今年は海外の男性陣に習って違う形で、奥様を喜ばせてみる1日として過ごしてみようと思います。
私の奥さんはお花が大好きなので、お花をプレゼントします。
どんな花だったら喜ぶかな??
あなたもパートナーに何をプレゼントしますか?