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凍結肩に効く軟部組織のリハビリ方法
2018.06.25from 杉山貴規 広尾オフィス
やきとり屋で真っ先に食べるのが手羽先だ
美味しいのはもちろんだが、綺麗に食べるとこの上ない満足感がある
これは”あるある”かもしれないけど、どうしても関節の構造を見てしまうことはないだろうか?
- この関節の構成はどうなっているのか?
- 軟部組織はどんな風になっているのか?
なんて、他の人が聞いたらドン引きする
でも、見ちゃうんだよね。
麻酔下での可動域訓練
さて、
関節の動きは転がりと滑りの動きがマッチして滑らかな動きを作っているんだよね。
この動きがうまくいかないと引っかかったり、動きに制限が出たり、時には挟み込みなんて現象も起きる。
そこで無理やり動かしたりすると、筋肉が切れたり、痛みを有したりすることで肩の可動範囲がものすごく制限される。しかも、その症状が長期に渡ることもザラじゃないよね。
だから、病院では手術適応になることも多い。
しかし、中には内部の損傷が起きておらず、ただ単に痛みを有して肩が上がらないなんてことがある。
凍結肩なんかその一つだよね。
最近では凍結肩に関して、ドクターが麻酔を使ってから癒着部位を剥がすなんてこともやっている。麻酔をしているから痛みをそこまで強く感じない。その中で、可動域訓練をする。
一回その手技を見たことがあるけど、「バリバリ」って音が聞こえる。
ドクター曰く、癒着部の関節包や筋肉が剥がれる音らしい。
まぁーその後、数日は痛みが残る人もいるけど可動域は改善する。
軟部組織に対応できる凍結肩のリハビリ
でだ、
これをさすがに僕たち治療家はできない。
麻酔ができなければ、単なる拷問だからね。
じゃー何もできないのか?
そうリハビリで行う。
じゃー何する?
- 筋膜リリース
- 運動療法
- アライメント調整
- マッサージ
表層のアプローチや筋肉の運動を使った方法?
それも重要。
でも、関節に近いところ癒着を取るならこの方法は時間がかかる。
でダイレクトに関節包や靭帯にアプローチできる方法がある。
先の話でもでたけど、転がりと滑りの法則を使えば、軟部組織にアプローチできるんです。
なんども言うけど、関節は転がりと滑りの法則で構成されている。
この法則を逆手にとってやるんです。
可動域訓練の時に転がり滑りを無視して軟部組織を伸ばすことで癒着が剥がれるテクニックんですよ。
これもこの転がり滑りの理論を知っていないとできないですよね。
お客さんにも本当に優しくて有用な手段。
ぜひ試してみてください。
P.S.
職業病は怖い。
プライベートで仕事のこと考えないようにしないとね。
そうそう、この間ケンタッキーで俺と同じようなことやっている人見たわ。
今度話しかけて、意気投合してみるかな(笑)