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【腰痛】痛みを取り切る方法 | 日本オランダ徒手療法協会

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【腰痛】痛みを取り切る方法

2023.02.10

from 橋本 祐一 @自宅デスクより

 

1年後、成長する人と成長しない人でどれだけ差が出るのか?

 

少なくとも37.8倍もの差が出るらしいです。

 

例えば、何もしなかった1年を1×1を365回、繰り返しても1のまま。

 

1の365乗は1にしかならない、、、。

 

これは1年後の自分が今と何も変わらないことをやり続ければ、現在の自分と変わらないことを示している。

 

じゃあ、365日毎日のように前日より0.01(=1%)ずつ成長し続けたら1年後ってどうなりますか?

 

1.01の365乗は37.8になるんです!!

 

これは1%の自分にとってよい習慣が身につくと、1年後に37.8倍も成長していることを意味していると思いませんか?

 

初期値では0.01のコンマ以下の差だったのに、1年後は圧倒的な差になっているんです。

 

1%のよい習慣が人を大きく成長させる。

 

反対に、愚痴や不平不満を言いながら仕事をする悪い習慣は人を成長させることはないと私は思います。

 

だから、私は常に成長していたいとつくづく思うんですよね。

 

だって自分の人生は1回しかないからこそ、悔いのないように成長し続けたい。

 

なんだかむず痒い臭いこと言ってしまいましたが、現状に甘んじることなく、さらに上を目指すことをしていきたいと思うんです。

 

何より、子供が生まれてからその考え方がより強くなったような気がするんですよね。

 

子供は、親の背中を見て育っていると感じるし、何もしない怠けている親だったらそれを真似して育つと思う。

 

そんな親にはなりたくないし、そんな姿を見せたくない。

 

大切なのは、成長するために必要なことをやり続けること。

 

もし、頑張っているのに成果が出ない。

 

そんな時は0.01でもいいから努力をすることが大事です。

 

さて、

 

患者さんのためにリハビリしたり、治療したりと頑張っているのに成果が出ないことってあると思います。

 

私もなんでなかなかよくならないの?って悩んだことがあります。

 

その一つとして、

 

「だいぶ痛みは減ってきたけど、ふとしたときに動かすと痛いんです、、、」

 

こんな訴えをする患者さんに遭遇したことはないですか?

 

まだ治ってないからかな?

 

もう少しリハビリすれば治るだろう、、、。

 

そう思っていたのですが、なかなかよくならない、、、

 

これって実は、あることをうまくできていないからそのふとしたときの痛みがとれなかったんです。

 

ということで、今回はそのお話をしたいと思います。

 

どうしても腰の痛みが治らない。

 

 

これは、私が担当した腰痛に悩んでいた患者さんの話なんですけど、

 

腰の痛みがどうしても取りきれなくて困っているという60代の患者さんがいたんです。

 

色々な整骨院や整体に行って、整形外科も何件も行ったけど痛みがどうしてもとれないとの事。

 

すごく痛かった頃に比べて、今はNRS:3/10くらいで良くはなっている実感があるみたいなんです。

 

でも、整骨院や整形外科のリハビリで教わった腰痛体操を真面目にやっているのになかなか痛みがとれなかったというんです。

 

どんな動作で痛みが出るのか?を聞いてみると、

 

生活では痛みが出ることは少ないけど、瞬間的に痛いときは6〜7/10くらい。

 

立っていたり、歩いているときには痛みはそこまで感じないけど、何か物を取ろうと手を伸ばしたり、ふとした瞬間の動きで痛いってなるそうなんです。

 

物を取るときにということなので、肩の可動域に問題があるのでは?と思ったのですが、全然問題はなし。筋力もある。

 

ふとした瞬間とは、とっさに体を捻ったりしたときや物を下から抱えるときに痛くなるみたいで、どうしても痛みが取りきれないみたいなんです。

 

こんな患者さんってあなたの周りにもいませんか?

 

過去の私もこんな患者さんがたくさん居て、痛みは最初に比べたらいいけど、まだ痛いからリハビリに来る外来の患者さんで顔ぶれがいつも同じ、、、

 

挙げ句の果てには、毎週のようにきてもらってるからだんだん話すこともあまり無くなってきて、天気の話や最近あったニュースのことなどの話ばかりになっていたりしていました。

 

自分自身でも、卒業できない患者さんをどうすればいいのかと悩んでいました。

 

でも、その頃の私に足りないことがあったんです。

 

そして、今回の患者さんも「あること」をしたら痛みが取れ、NRS:0/10になって卒業したんです。

 

では、そのあることとはなんなのか?

 

運動の負荷はあっている?

 

あることとは、普段から痛い動作を日頃していないから。

 

ん??痛い動作をさせたらダメなはずじゃ?って思ったのではないかと思いますが、

 

その患者さんの日頃の「動き」を把握しているのかどうかなんです。

 

じゃあ、どんな動きなのか?

 

実は、患者さん本人がしている運動が生活の動作よりも負荷が低いからなんです。

 

要するに、自主トレで教えてもらった運動は寝そべってやる運動ばかりですし、ゆっくりとした運動ばかりだったんです。

 

いざ、四つん這いになってもらって運動すると、支えられないくらいフラフラ。汗

 

動きを速めてもらうと、すぐに息が上がってしまう始末、、、。

 

教えてもらった運動はしていたのに、教科書どおりの運動で生活に寄り添えていない運動ばかりだったんです。

 

私は、座った姿勢や立った姿勢でやれる運動を負荷量の低いものと、ゆっくりとした動きからだんだん動きを速めていく運動に負荷量を調節して運動に取り組んでもらったんです。

 

すると、1ヶ月後には痛みはNRS:1/10ほどに!

 

さらに1ヶ月後には全く痛みがなくなって、あの「ふとした痛み」がなく過ごすことができるようになったんです。

 

患者さん本人も腰痛って一生付き合っていくものと思っていたみたいでしたが、痛みが減ったことでロードバイクに乗って息子さんとツーリングに行きたいと新たな目標ができたんです。

 

今ではそのための運動を追加して自主トレに励んでいます。

 

患者さんの生活に必要な負荷が把握できていないと痛みは決してなくならない。

 

運動する負荷が同じ負荷のままであればその負荷にしか耐えられない身体のままになってしまいます。

 

患者さん本人が無理して痛みが出ているのではなく、運動そのものの負荷設定が足りていない場合もあります。

 

ですので、患者さんに「今」やってもらっている運動と痛みが発生する「動き」に差があるのか見てみてはいかがですか?

 

P.S.

 

ちなみに、

 

努力をし続けるにも、現状から脱出する必要もあって、ある程度のストレスを感じる場面に一歩踏み出さないと人間は成長しないんです。

 

でも、その一歩を踏み出すことが、あなたの成長に繋がるきっかけとなるはずです。

 

良いストレスを与えてあなたも一緒に成長しませんか?

 

P.P.S.

 

今回は患者さんの生活上の動きと運動している負荷量によって痛みが減らないケースでしたが、他にも痛みの原因は様々な理由でなることもありますよね。

 

どうやってその原因を探ることができるのか悩んでいる方には、

 

この『最低限知っておくべき“痛み”の知識』という動画がオススメです。

 

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この記事を書いた人

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橋本祐一

福岡県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。四肢コース・福岡校講師研修中。総合病院、整形外科クリニックを経験。普段は、主に一般の整形疾患からスポーツ障害の中学生・高校生などの治療を行なっている。休日に息子と戯れ合う時は、全力で遊ぶ一児の父。