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現場必見!コーチングはその人の考えと行動を変える!!
2018.05.17from 杉山貴規 広尾オフィス
親父の叱り方
同じ日に、似たような出来事って
立て続けに起こることないですか?
昨日学校から子供が帰って来て、
目の前に、1cmもない赤鉛筆もって来たんだよ
ニタニタしながら
自慢げに俺のところに来たんだけど、
息子
「どう見てパパ(どうっだっ!!)」
私
「おっ短い赤鉛筆だな?」
「それ、どうした?」
息子
「えっ。」
私
「・・・・。」
実は、私の息子先月から晴れて、小学1年生
新品の筆記用具、体操服など全て買い揃えたんだよ
それが、この2ヶ月でこんなにも赤鉛筆が1cmなることないでしょ!!
やっちまったんだよね。
俺の雰囲気を察したのか。
やばいと思ったらしく。急に顔が曇って。
そのあと、だんまり。
怒らないよう、どうにかして今後やらないように
教育しようと思ったんだけど、逃走!!
その後、半ベソかきながら俺のところに事情の説明
聞くと
授業中に友達と一緒にどっちが早く鉛筆を削れるか競争してたらしい
やりすぎて、1cmに
可愛いけど、親としてしっかりと教育しないといけない。
でも、仕方がある。
さて、
身が入らないリハビリ
昨日はユースの練習に帯同もしていた。
捻挫くんが3名ほどいて、フィジカルトレーニング、リハビリを徹底的にやったんだよね。
そのうち二人は怪我を数回経験、1名は怪我をしたことがない
その1名が集中してやらないわけ。
ふてくされてるわけではないけど、身が入っていない。
治れば復帰できると思っているからなんだよね。
捻挫だし。。。って軽い考え
なんか今日の息子と似ている
捻挫して、復帰するまでの道のりや今後怪我をしたことで
どんな未来が待っているのか見通しがわからないから、
楽観的にらえている。
じゃ、このような選手を本気にさせるにはどうすればいいのか?
簡単、こっちから教え込んじゃえばいい?
・現状の把握
・痛みの度合い
・怪我をした後の未来…
どう教育するか?
教育にも色々ある
・相手から教わるティーチング
・一緒になって考えさせるコーチング
自分は後者で教える。
コーチングはティーチングに比べて身につく度合いが全然違うんだよね。
時間はかかるけど、確実に実践し本気度も変わる。
こんな図もあるから見てもらえると嬉しいです。
だから、昨日は練習の前にリハビリメンバーを集めて、一緒にコミュニケーション(コーチング)の時間をとったんだよね。
・捻挫をどう思っているのか?(骨折と比較させたり)
・痛みを少しでも抱えたまま復帰したらどうなるか?
・痛みがなくなって、急にサッカーしたらどうなるか?
・弱い靭帯があって、そこに急な負荷をかけたらどうなるか?
・みんなは将来どうなりたいのか?…
など。
これを、みんなのいるところで一緒に考えさせる。
そうすると、自分が言うのもなんだけど、本気度が変わって、
追い込み型のメニューをしても最後まで追い込むんだよね。
何が変わったのか?
明確になったんだよね。
やるべきことが、リハビリの重要性が。
今までは、受け身でこっちが言ってこないと何もしない選手が、
自主的に自分のところに来て、
「次は何をすればいいですか?」
「明日は何をすればいいですか?」
「捻挫したら、どんな補強すればいいですか?」
って聞いて来るようなる。
なんか嬉しいですよね。
嬉しいから、じゃこれやって、あれやって
いいそうになる。
でも、ここでもぐっと我慢して、
コーチングで一緒に考える。
一緒になってメニュー作りをしていくんだ。
この作業本当に時間がかかるけど、
選手のためを考えるとこれが一番いい。
なんのために練習しているのかがわかるからね。
教えるのが悪いとは言わない。
でも、リハビリって提供することが全てではなく、
気づかせることも一つのテクニックなんだよね。
これは、スポーツ現場でなくとも医療現場でも使える技術。
センスでやっている人もいるけど、自分はできないから色々学んだよ。
でも、結果いいことが結構起きてる(笑)
その後
で、自分の息子はどうなったのか?
今日の朝、リビングの机の上に昨日の反省文が書いてあった。
可愛い。
でも、親だからここはしっかりとコーチングで。
私が開口一番。
…顔が曇る
ありゃ、りゃ
そりゃそうだよね。
しっかりとしたコーチングは
その時にやらないと効果がない!!
息子よ。すまんな(笑)
今日は一緒に楽しくご飯を食べよう!!