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難渋する拘縮肩は頚椎からアプローチ! | 日本オランダ徒手療法協会

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難渋する拘縮肩は頚椎からアプローチ!

2019.06.01

from 黒田雄太  自宅デスクより

 

最近やっと家に体重計を買った黒田です(笑)

 

購入後は毎日体重測定しています。

 

ここ1週間ぐらい体重計に1日1回は乗りつづけているんですが、毎日微妙に違うんですよね。

 

あたり前っちゃあたり前なんですけど、ただこの前不思議な事があって。

 

僕も妻も休みの日でちょうど母の日だったのもあり、お昼に焼肉を食べに行ったんです。

 

食べ放題コースで100分たらふく食べてきました(苦笑)

 

つい先日胃腸系を壊したばっかりだったので、ちょっとここ数日は節制しないとと思っていたんです。

 

それで戒めの意味も込めて、体重計に乗ってみたんです。

 

こりゃ、増えているだろうなぁと思っていたんですが…

 

あれ?変わんない?あんな食べたのに。

 

戒めのつもりが体重が増えていないことをいいことに、調子に乗ってしまいそうな結果でした(苦笑)

 

ただ、体重は増えていなかったものの、僕のお腹の容量はすでにいっぱいだったので夜は少食で済ませました。

 

こんな感じでやっぱりその時とその時でしっかりと帳尻合わせをしておかないと体調壊しちゃうな〜って改めて思いましたね。

 

ちょっと無理して食べた時には、お腹もしっかりと休ませる時間を作る。

 

まぁ、腹八分目が常に出来れば良いのですが、それじゃあストレスになりそうですよね。

 

時にはパーっと食べたり飲んだりするもの大切だと思います!

 

さて、こんな入りだったのでストレスとか自律神経の話かと思いきや、今回は全く違う肩の話をしようと思います(苦笑)

 

複雑な構造の肩関節

 

肩関節周囲炎のリハビリで苦労するのが、痛みと拘縮ですよね。

 

特に細かな筋肉がたくさんある肩の拘縮はなかなか改善しにくい!

 

あなたもそんな経験ありませんか?

 

かく言う僕も今拘縮肩の改善に取り組んでいる人がいます。

 

と言っても、僕が今働いているのは老人ホーム。なのであなたがみている拘縮肩とはちょっと違う感じです(汗)

 

ちょっとと言うか、大分かも知れません(苦笑)

 

とにかく肩は内転位のままで胸郭にピターっと張り付いているような状態なんです(涙)

 

脇が開かなくて、腕が微動だにしない(汗)

 

そんな方の肩の拘縮改善に取り組んでいます。(これダジャレじゃないんで!(笑))

 

無理に可動域訓練をしようものなら、痛みが伴うのはもちろんなんですが、寝たきりに近い方なので骨も脆く骨折しちゃう可能性もあるんですね。

 

なので、結構これが大変なんです。

 

力もギューッと入って、ガチガチに緊張しているのでゆっくりと動かしてあげないとさらに緊張を高めてしまうんですね。

 

やっとの事で脇が開いてきたと思ったら、ふとした刺激で力が入りまた元どおり(涙)

 

こんなことの繰り返しです。

 

ただ、このような可動域訓練を行う前に「ある事」をするようになるとちょっとずつですけど、肩周りの緊張が落ちてきたんですね。

 

だんだん効果も持続するようになってきたんです。

 

実は「〇〇」の治療をしてから、肩の可動域訓練をすると効果が抜群だったんです。

 

きっとあなたが苦労している拘縮肩の方にも応用出来るはず!

 

上肢の筋緊張は頚椎でコントロール出来る!

 

拘縮肩で肩周りの痛みや筋緊張が高い方は「頚椎が硬い」という特徴があります。

 

しかも、全体的にではなくて椎間レベルでの硬さがあります。

 

例えば、肩周りの代表的な筋肉である三角筋や棘上筋をはじめとしたローテーターカフの神経支配はC5,6です。

 

そのため、そのあたりの筋に問題がある場合には頚のC5,6も同様に硬くなっていたり、圧痛があったり、関節の遊びが少なくなったり…などの反応が見られます。

 

また、肩甲骨周囲筋である僧帽筋や肩甲挙筋、菱形筋などの筋肉もC2〜C7と幅広く頚椎から神経支配を受けています。

 

一方は拘縮があり、片方は拘縮がない肩の場合には頚椎の左右差がかなり大きいと思うのでぜひチェックしてみてください。

 

実際に僕がみている寝たきりの拘縮肩の方も頚椎からアプローチしています。

 

マニュプレーションが出来れば一番良いですが、リスクが高いのでリリースや動かせる範囲でのモビライゼーションなどを行なっています。

 

また、頚椎の可動域が出れば良いので、物理療法としてホットパックや超音波などの温熱を使うのも良いかも知れません!

 

ただ、僕が診ている方は長期に拘縮しているので根気強く頚椎へのアプローチを行なった結果、少し効果が出てきたかなぁ?という段階です。

 

肩のリリースやモビライゼーションだけでは拘縮が改善しない場合、今のアプローチに+αで頚椎へのアプローチを加えてみてください!

 

きっと違った反応がみられると思いますよ!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

焼肉を食べた翌日から数日は質素な食事で胃腸を休めました(苦笑)もう体調を崩すのは懲り懲りですからね(涙)


この記事を書いた人

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黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。