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慢性の痺れが劇的に改善したある方法 | 日本オランダ徒手療法協会

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慢性の痺れが劇的に改善したある方法

2021.11.08

from 杉山 貴規 都内カフェ

 

だんだん、気温が低くなってきましたね。

 

例年なら、紅葉の季節ももう終わりを迎えて来る時期なんですが、

 

今年は少し様子が違って、

 

今が見頃になっているみたいです。

 

さて、食欲の秋とも言いますが、

 

あなたは、食べ物ので何が好きですか?

 

秋といえば、

・秋刀魚

・かき

・さつまいも

・栗

・きのこ類

 

なものが上がると思いますが、

 

もちろん旬なものが一番料理して美味しいのですが、

 

私は、こんな寒い時期に週に1回は食べるものがあります。

 

それは、辛いもの

 

特に麻婆豆腐はものすごい大好物で、テレビやネットで特集を見てその画像で、顔面に汗をかくくらいの条件反射が身についちゃっています。

 

もう、パブロフの犬みたいな感じ。

 

麻婆豆腐が好きな自分は

 

作るのはもちろんのこと、本場の味を求めて麻婆豆腐を探すのにもはまっています。

 

じゃ〜、なんでもいいのかというとそういうわけでもなく、

 

こだわりがあります。

 

・辛いこと

・ベーシックなもの

・量が多いこと

・四川風であること

・山椒が入っていること

 

これらが自分が探すときのキーポイントなんです。

 

創作的な変わり種のものありますが、

 

やはり、ベーシックなものが美味しいんです。

 

というのも、麻婆豆腐の歴史ってそこまで古くなくて、1884年頃に中国で生まれて、日本に来たのが、1952年以降ってされているんです。

 

ものすごく歴史があると思いきや、そこまで歴史は古くないんです。

 

だからこそ、ベーシックなものがいいと自分の中で思っているんです。

 

そして、創作的なものは日本人が好むものにかなり寄っているので、食べやすいものになっているんです。

 

じゃ〜、日本人に好まれないものって何かというと、それが山椒なんですね。

 

日本人にもお馴染みなんですが、

 

これが豆板醤や唐辛子といったものと融合すると

 

とんでもない、風味になるんです。

 

自分は、その痺れた感じに惹かれて、麻婆豆腐が好きなんです。

 

だから、自分は、追い山椒をよくやりますし、山椒のない麻婆豆腐屋さんにはいかないんです。

 

さて、そんな自分の食に関してはここら辺までにしまして、本題に行きます。

 

山椒の痺れは大好きですが、

 

若い頃は痺れの治療は超〜苦手でした。。

 

というのも、なかなか取れないことが多いからです。

 

あなたもそんな経験したことありませんか?

 

もし、今も痺れの治療に苦戦している人がいるのであれば、この話は面白いかもしれません。

 

ま〜つい先日、当協会でセミナーでも、この題材でやってみたいなので、『追いシビレ』だと思って読んでください。

 

足首が痺れる

 

先日、自分のところに足首の内くるぶしが痺れて困っている人が来たんです。

痺れって、人それぞれで出かたが違いますよね。

 

ズ〜と痺れている

何かの動作で痺れる人

時々痺れる人

 

などなど

 

でこの人の場合、時々痺れるっていうことなんだよね。

 

自分も痺れたりすることがあって、嫌だな〜ってことがあります。

 

ただ、動作に何か悪影響があるかっていうとそういうわけでもなく。

 

痺れる症状が出るだけなんですよね。

 

痛みの場合って、その症状が出た場合って動作ができなくなりますよね。

 

ちょっとの痛みでも…

 

でも、自分が体験した痺れは、動作ができないほどじゃない。

 

だから、病院なんか別にいかなくてもいいかなって思ちゃうんです。

 

で、今回の人もそんな感じの方で、

 

特に、何ができないわけじゃない。

 

ただ、時々出るその痺れの症状に不快を感じる程度だったんです。

 

だから、その症状が出て、すぐに受診したのではなく、自分のところに来たのは症状が出てはじめて2〜3ヶ月後だったんです。

 

じゃ〜出た場所はどこかというと、

 

左足首の内くるぶしっていうんだ。

 

問診をして、

以下のことがわかったんだ。

 

・左内くるぶしが痺れる

・急に痺れることがある

・じっとしていれば何もない

・仕事の後や翌日に急に来たりする

・昔、右半月板損傷とACL損傷をしたことがある

・右に足首に関しては指の骨折・捻挫が頻回に起こる

・仕事は事務仕事と立ち仕事

・週に3回程度(8時間)

・仕事の関係でストレスあり

・自律神経系に関するところは特になし

 

って感じ、

 

足首の痺れって聞いて思い描くのが、

 

チネル兆候

足根管症候群

 

自分もこれかなって思って、

 

どこらへんが痺れるかを聞いたら

 

『足の内くるぶし』

 

足の裏などには一切、痺れはないっていうんだ。

 

そこで、軽く足根管を叩いてみたんだけど、痺れや痛みなどの症状が広がることはないんだよね。

 

そうなってくると、足根管症候群ではない可能性が高い。

 

でも、やはり神経が圧迫されている可能性も捨てきれない。

それか、この症状が進み、足根管症候群になり、痺れが足全体に波及する可能性もあるって考えたんだ。

 

じゃ〜この痺れはどこからやってくるのか?

 

痺れの原因はここ

 

それは、あるところに答えがあったんだよね。

 

『立ち仕事』と『右下肢の怪我の数々』と『症状の出始め』

 

つまり、

 

この痺れなんだけど、

 

症状の出始めを考えた時に、すでに時間の経過がかなり経っていたんだよね。

 

2〜3ヶ月

 

そう考えると、慢性期になる。

 

ここからがミソなんだけど。

 

痺れの範囲をもう一度聞いてみたんだ。

内くるぶしっていうのは確かなんだけど。

 

どこまでの範囲なのかっていうのを。

 

そうすると。

 

その内くるぶしから半径2cmなんだよね。

 

痛みの場合、局所痛であれば指の先で痛みの範囲を刺すところ。

 

今回のこの痺れはその基準から考えると、広範囲に及んでいたんだ。

 

つまり、関連痛に似た感じで、末梢神経に問題があると考えたんだよね。

 

また、右下肢に数々の怪我をしていることで、右にあまり体重がかけられない状態があるとも考えた。

 

その証拠として、靴底の減り具合を見ると左側の方がヘリが多かったんだよね。

 

つまり、左下肢に常に体重を多くかけているということ。

 

それが、立ち仕事をしていることで余計に、左に負担がかかった可能性があるんだ。

 

このことから、左下肢の末梢神経の通り道にもなんらかの症状が出ている可能性があると考えて、評価したら、

 

左下肢の筋緊張が高く、特に左大腿筋膜張筋と左臀部の緊張がかなり高い。

 

また、左腰部の筋緊張も高く、

 

痺れのある内くるぶしに関係する末梢神経領域のL4、S1には緊張だけではなく、圧痛初見もあったんだ。

 

そこで、そこに対して以下のアプローチをしたんだよね。

 

・L4、S1のマニュピレーション

・大臀筋、大腿筋膜張筋のリリース

・足関節の離開(マニュピレーション)

 

ってな感じ

 

すると仮説通りに痺れがなくなったんだよね。

 

特に、関連痛と同じ論理で考え、L4、S1のマニュピレーションを行った直後に痺れが劇的に良くなったんだ。

 

今回の場合

 

神経の絞扼も考えたんだけど、

 

2〜3ヶ月前に発症したもので、その範囲が広かったこともあり、疼痛と同じ考えでやってみたら上手くいったんだ。

 

神経=絞扼っていう考えがかなり浸透しているけど、

 

もっと、多角的(この言葉あまり好きじゃないけど)に

 

視野を広げて物事を考えることが重要かなって思う。

 

そうすれば、関連痛の応用で痺れを考えてもいいかなって思うんだ。

 

実際、上手くいったしね。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

PS

今日も、麻婆豆腐を食べたい気分。

 

緊急事態宣言も終わったし、プロの作った料理を食べにでも行くかな(笑)