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膝の軟骨を厚くする方法とは!? | 日本オランダ徒手療法協会

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膝の軟骨を厚くする方法とは!?

2023.05.07

from 橋本 祐一 @自宅デスクより

 

私ごとではありますが、今回のブログなのですが、実は、、、

 

ブログ更新50回目なんです!!

 

わー!!おめでとう!!って声が聞こえてきそうです!!笑

 

なんだかんだ、ブログを書き始めたのが、約3年前からなんですよね。

 

3年前の私って、ブログなんて書いたことはなかったし、文章を書くことすらもめちゃくちゃ苦手だったんです。

 

子供の頃の作文や小論文なども全然やってこなかったタイプの人間で、自らそういう事には手をつけないし、避けてきた人生を歩んできた方なんです。

 

そんな私が、なぜここまでやってこれたのか?

 

ブログを書くことの「目標」があると意外とできてしまうんですよね。

 

その目標というのは、日本オランダ徒手療法協会をみんなに知って欲しいから。

 

そして、困っている患者さんだけではなく、治療家の人たちにも助けになりたいと思ったからなんです。

 

私が日本オランダ徒手療法協会に出会ったのが約5年前。

 

私も自分の治療やリハビリに自信がなくどうしていいのかわからなかったときに、知人からの紹介で知ったのがきっかけなんです。

 

そして、オランダ徒手を知ったときに思ったのが、なぜ日本の理学療法士の専門学校や大学の教える授業の内容や教材にこの考え方がなかったのか?

 

なぜ、日本の教育は教えられることがメインで、自分で考える教育ではないのか?

 

オランダ徒手療法協会に関わるとこんな考えが出てきたんですよね。

 

じゃあ、この内容を少しでも自分が伝えていきたい!って思いになってブログを続けているんです。

 

意外と継続は力なりで、やればできるんですよね。

 

っということで、本題に移りますが、

 

今回は、「継続は力なり」にちなんで、

 

膝の痛みを地道に治していったお話をしたいと思います。

 

膝が痛くて歩くのも辛い、、、

 

 

右の膝が痛くて歩くのも辛いと訴えてこられた60代女性の患者さんがリハビリに来られたんです。

 

病院に来る際は、家族の送り迎えで来ているけど、長時間座っていて急に立つ時が特に痛いらしく、一時そのまま蹲ってしまうらしい。

 

問診をしていくと、、、

 

・膝周囲の炎症は無いが若干、腫れぼったい感じ

・膝は屈曲、伸展に制限があって、しゃがみ込みや正座ができない

・右膝に体重がかかると痛みが強くなるけど、動き始めが一番痛い

・歩き始めや立ち上がり、階段が痛くて困っている

 

さらに話を聞いていくと、

 

家庭菜園を元々されていて、ミニトマトやキュウリなどなど孫のために黙々と今まで作って来たみたいなんです。

 

3年前に、採った野菜を運ぶ際に、ブロックに足を取られてしまい、右の膝から転倒してしまったとのこと。

 

その時は、膝の周りにあざができた程度で、歩けていたから病院には行かずにほおっておいたみたいなんです。

 

そこからというもの、しゃがむことも辛くなって、今では歩くことも辛くなって来たとの事。

 

荷重が加わる動作で痛みが出現しているし、圧縮ストレスが集中して軟骨や半月板などの軟部組織に痛みが出ているんじゃないかと仮説を立てて、いざ検証!

 

案の定、レントゲン上の所見では、膝蓋大腿関節のスペースが狭小化しているし、スペシャルテストも陽性だったんです。

 

そこで、膝蓋大腿関節へ集中している圧縮ストレスを減らす以下の治療を実施。

 

治療後、痛みは来院時の半分以下まで改善して、初回の治療で、思っていた以上の効果が出たようで、本人も喜んでいました。

 

でも、私の予想では、痛みはすぐに戻る。

 

そう思ったんです。

 

なぜそう思ったのか?

 

すぐには回復しない軟骨はコレを使え!

 

実は、初回の治療は対処療法のみの介入しかできなかったんです。

 

根本的にこの患者さんの状態を治していくためには、ある事をしなければいけない。

 

そして、そのあることは時間をかけてやらないといけないからなんです。

 

結論から言うと、軟骨を鍛えなければいけないからなんですよね。

 

軟骨を鍛える?

 

って声が聞こえてきそうですが、

 

今回は長い月日を経て薄くなってしまった軟骨。

 

軟骨が薄くなることで痛みを感じやすい軟骨下骨が露出し、そこに圧が加わって痛みが出現していると仮定したんです。

  

ただ、軟骨は、無神経・無血管の軟部組織ですが、ちゃんとした理論を知っていれば、栄養を供給する手段が存在するんです。

 

その理論とは、、、

 

『スポンジ効果』

 

スポンジに一滴の洗剤を落とすところをイメージしてください。

 

ただ落としただけではスポンジには何も変化しませんよね?

 

でも、

 

スポンジを「ギュっ」と絞って、「パっ」と離す。

 

これを繰り返すことで、スポンジは洗剤の泡が立ち、泡で満たされていきます。

 

実は、関節内の軟骨や半月板などへの栄養供給方法も、このような仕組みになっているんですよ。

 

さらには、栄養血管がない軟骨なんかは、滑液で栄養供給をしているので、この理論じゃないと軟骨などは回復していかないんです。

 

「ギュっ」と加圧(荷重) ⇆ 「パっ」と減圧(非荷重)

 

このスポンジ効果が今回の患者さんの鍵を握っているんですよね。

 

でも、軟骨が厚みを回復するにも時間がかかるんです。

 

なので、そもそもの膝にかかる負荷を減らす治療をしながら、自宅にエルゴメーターがあると言うことで、それを存分に使って低負荷、高頻度の運動で辛抱強くコツコツと行なってもらったんです。

 

そして、約3ヶ月ほど治療と自主訓練を行ってもらった結果、すっかり痛みも緩和し、趣味である家庭菜園も少しづつではあるものの、できるようになってきたんです。

 

軟骨はすり減ってしまってはもう治らない、、、

 

そんな言葉を患者さんに言ってませんか?

 

もちろん、完全に軟骨を再生させると言うことでもないし、すぐに治るような手段や方法ではありませんが、

 

「継続は力なり」でコツコツ行えば必ず成果は出るんです!!

 

P.S.

 

まだまだこれからも、ためになる情報や私の失敗談や治療のことについてブログを更新していきますので宜しくお願いいたします。

 

P.P.S.

 

今回の話は、スポンジ効果で軟骨を鍛える!

 

そして、「継続は力なり」で痛みない生活を送るためにコツコツと運動を行ってもらいました。

 

でも、順調に治っていけばいいですが、なかなかうまくいかないこともあるかと思います。

 

そんな時、なんで、うまくいかないのか?

 

どうやったら痛みが解決できるのか?

 

そんな悩みを抱えている方には、

 

この『最低限知っておくべき“痛み”の知識』という動画がオススメです。

 

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この記事を書いた人

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橋本祐一

福岡県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。四肢コース・福岡校講師研修中。総合病院、整形外科クリニックを経験。普段は、主に一般の整形疾患からスポーツ障害の中学生・高校生などの治療を行なっている。休日に息子と戯れ合う時は、全力で遊ぶ一児の父。