注意:本の読み過ぎの人 | 日本オランダ徒手療法協会

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注意:本の読み過ぎの人

2018.08.09

from 橘田 幸博

あなたは、今まで不思議に思ったことないですか?

 

僕は7年前ぐらいから「人生の本」いわゆる「自己啓発の本」を

頻繁に読んでいる。

妻からは、「そんなもの読んだって変わらないわよ、なんか嘘っぽいー」

とか言われる。

そんな批判には屈せず大好きなことなのでやりますけどね。。

 

僕はよく本屋さんにいくのですが、お店に入ってだいたい一番最初に向かう場所は

決まって「ビジネス本」か「自己啓発本」である

 

先日、たまたま時間があり、東京の本屋さんふらっとに行ったときも案の定、「自己啓発」の本のコーナーの前にいました。これって無意識です。

 

おそらく100冊以上はあるだろうか、すごい量の本です。

 

探したい本がある場合には苦労はするだろうが、僕は探したい本はなかったので、なんとなく興味あるタイトルの本を手に取り、購入しました。

 

お店を出て隣のカフェ「スタバ」によって、大好きなカフェモカを飲みながら、買ったばかりの本を袋から取り出し、読み始めた。

 

ちなみに僕の本の読み方は

最初の見出しから読むのではなく、目次を見て、興味ありそうな項目だけ抜き出して

読むをいう読み方をしている(これも違う本から得た情報である(^◇^) 。

 

いつも通り最初、目次をみていたら、疑うような項目がでてきた。

 

本文中(本)『成功者は朝は早起きでではない』

橘田(橘)「???」

橘「あれ・・?」

橘「今まで見てきた本では、成功者は早起きと言ってたのに・」

早速詳しく内容を見てみると、

本『世間一般の本では、早起きがいいと言われているが、なんも目的がなければ、只起きただけでは意味はない。さらにクリエイティブな仕事が朝ははかどると言っているがそのクリエイティブな定義もないし、そもそもそんな仕事をしている人はそう多くない』

 

などと書いてある。

橘「うーむ、少しなるほど…」

 

そして最後の一行。

 

本『考えて行動せよ』

橘田の心「はぁ、、」

 

心の中で返事をしていたが、なんともやりきれない気持ちになった。

 

このように今まで信じていたことや一般的に言われたことの真逆の情報を得て

混乱した経験ってなかったでしょうか?

当たり前の情報を疑え!

僕はこんな経験をしました。

学生のとき、サッカーチームのトレーナーをやってて、

それまで当たり前のように

 

『ケガをしたらアイシング』だったんです。

 

ただ、先輩トレーナーに本当に

 

先輩(先)「アイシングって本当に必要?」

先「俺はこんなときはアイシングしないよ」

 

と言われて

 

橘「あれ、アイシングって基本でしたよね?」

先「ちゃんと組織や程度を鑑別しないと、アイシングが治ることを阻害しちゃうよ。」

 

あちゃー、そうなんだ…

 

この情報過多の時代、様々なツールで情報が入ってくる中、

何を信じていけばいいかわからない人が本当に多いと感じます。

 

だから考えてほしいのです。

 

一つの情報を得たときに、その情報の背景に何があるのか。

どんな意味や意図があるのか。

 

それを考えないでいるのと間違った固定概念が作り上げられて本当に得たい情報を

得られずに損をしてしまう可能性があります。

 

僕ら治療家は問診(情報)を基に施術内容やプログラムを立てていくのですが、

一つの情報に惑わされて結局、ぐだぐだな施術になることが多いのです。

 

だから考えてみてください。

 

一つの情報をいろんな視点でみて、一回疑ったりとか背景をみること。

そしてさらに自分にあてはめて考えてみることを。

P.S

最近は電子書籍があるから、本屋さんに行く機会が減ったけど、

やっぱり雰囲気とか本の匂いとかいいな。やっぱり行くがいいね。


この記事を書いた人

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橘田 幸博

柔道整復師。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。JATAC アスレチックトレーナー。整骨院を経営しながら、オランダ徒手療法の代表 土屋の右腕として施術から協会のマネージメントを担う。また、タッチラクビー日本代表(2015,2019)に帯同。2019タッチラグビー世界選手権日本初の銅メダル獲得にも貢献、その他数多くのトッププロの施術を行う。一児の父。