Warning: call_user_func_array() expects parameter 1 to be a valid callback, class '' not found in /home/jadmt/jadmt.or.jp/public_html/wp-includes/class-wp-hook.php on line 324
必見!むち打ち症を治すためにするべきこと | 日本オランダ徒手療法協会

blog

必見!むち打ち症を治すためにするべきこと

2019.11.11

From  橘田幸博 都内ホテルにて

 

先週、ふと思った話。

 

 

自分でも最近、忘れっぽいなぁっと感じる瞬間がたくさんあって

 

 

すごい困っているんですけど、

 

 

それは単純に昔と比べて、やることが仕事やプライベートに多いからだと思いますが

 

 

それにしても忘れることがよくある。

 

 

大したことない用事であれば問題ないが

 

 

患者さんに迷惑がかかること、仕事仲間に迷惑がかかることなど、

 

 

自分以外の人が関係していることは非常に危険。

 

 

なぜ、こんなテーマを出すかというと

 

 

やはり忘れるということは社会人として、大人として

 

 

信用を失う可能性があるから。

 

 

さらにそれによって、

 

 

自分のやりたいことや相手にやって欲しいことが

 

 

達成できずに結果的に成果出せないからである。

 

 

先月も大切な書類を妻から頼まれて、

 

 

ポストに入れる用事を完全にすっぽかしてしまった。

 

 

妻「今日、書類出しておいてねー」

 

 

僕「はーい」

 

 

その日の夜・・・

 

 

僕「出すの、忘れた」

 

 

妻「自分で出すからいいよ笑」

 

 

ギリギリ間に合ったが、

 

 

妻が確認してくれなかったら、事態は大きくなっていた。

 

 

そしてもう信用を失い、頼まれないだろう笑

 

 

そして、先日もDMTスタッフに頼まれていた大事な仕事を

 

 

忘れていたことがわかり、すごく慌てたことがあった。

 

 

今、振り返って見ると

 

 

自分が忘れる大きな原因は、「すぐにやらないから」

 

 

これにある。

 

 

今までタスクの管理方法やスケジュールの管理アプリなど

 

 

試したこともたくさんあるが、中々継続できずに断念した経験がある。

 

 

なのでこの「すぐにやる」方法が一番アナログだが良い方法だと思う。

 

 

とにかく簡単にできる用事は先にして、頼まれた用事を時間が空いてからとか

 

 

今やっているものが終わってからとか、ひどい時は明日やればいいやなど、

 

 

後回しにすることがいけないのである。

 

 

頼まれる用事って意外とそんなに時間を要する物は少ないので、

 

 

頼まれた物は先にやることが大事。

 

 

もし、本当にすぐにやれない時は、メモするなどの

 

 

必要最低限やっておく必要がある。

 

 

なぜなら、毎日忙しくやるべきタスクも色々ある、さらにネットからの

 

 

鬼のような情報がある中で、

 

 

覚えておける記憶容量に限界があるからだ。

 

 

自分の記憶をなめちゃいけない笑。

 

 

そんな覚えているほど、たくさんのキャパない。

 

 

とにかく頼まれたことはすぐにやる!

 

 

心に刻んでおいて欲しい。

 

 

さて、話は変わりますが、

 

 

今回はむち打ちの治し方についてです。

 

 

治すためにやる気満々な先生!!

 

一般的には、交通事故やサッカーやラグビーなどもコンタクトスポーツ時に

 

 

発症することが多く、

 

 

頚部の痛みや動作痛など、筋肉系の症状や腕の痛みや痺れ、指先の感覚異常などの

 

 

神経症状やめまい、吐き気、耳鳴り、頭痛などの自律神経症状まで

 

 

様々な症状を引き起こす非常に厄介や傷病です。

 

 

患者さんも「どうせ治らないでしょ」とか「後遺症として残るからずっと付き合っていくしかない」など、前向きな言葉は少なくはありません。

 

 

もしかして、あなたも「むち打ちの患者さんは難しい」、「どんな治療をすればいいかわからない」などの悩みを抱えてはないでしょうか?

 

 

僕も今までの治療法を思い返しして見ると

 

 

むち打ち症状への患者さんへの治療は、自信がなかった時期があります。

 

 

それは、数年前のこと。

 

 

当時、地元の有名な整骨院で働いていて、

 

 

毎日、患者さんのためにと勉強会やセミナーに参加し、

 

 

ある程度結果が出せるようになった頃、

 

 

30才くらいの女性が2週間前に交通事故でむちうちになり、

 

 

頚部を痛めたという患者さんが来院されたときのことです。

 

 

詳しくその状況を聞くと、

 

 

患者さんが車で信号待ちをしているときに後方から

 

 

来る車に突っ込まれるという事故で、

 

 

現在は長時間に同じ姿勢や屈曲、伸展、右側屈、右回旋時に

 

 

基本全体的に痛みがあるが、特にC5〜7付近にズキっとした痛みがあります。

 

 

その他に頭痛やめまいなどの自律神経症状や

 

 

腕の痺れなどの神経症状も少しあると訴えています。

 

 

これらの症状は事故後は動けないくらい痛みや痺れでしたが、

 

 

仕事を休んだり、激しい運動などは避けて

 

 

治るための生活環境整えているため

 

 

2週間が経過してきて少しずつ症状は落ち着いているそうです。

 

 

既往歴は5年前に同じような状況で、

 

 

交通事故に遭遇しており、そのときも頸の痛みや腕の痺れで

 

 

病院に通ったが、完全に治癒することはなく、

 

 

そのとき以来、肩こりや頭痛で悩むようになったとのことです。

 

 

患者さん「むち打ちって治りますか?」

 

僕「はい。。長くかかると思いますが、しっかり筋肉を

 

  緩めてあげれば、治りますよ」

 

患者さん「よろしくおねがいいます。」

 

 

なども会話を終え、今思うとなんの根拠があったこんなことを

 

 

言っているのかとツッコミを入れたくなるようなセリフですが、

 

 

治療を開始します。

 

 

自信のあった僕は、とにかく頸周辺の筋肉を緩めるために

 

 

僧帽筋のリリース、ストレッチ、菱形筋のリリース、

 

頭板状筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、肩甲挙筋 ets…

 

 

とにかく首に関係する筋肉をリリースやストレッチの徒手技術や

 

 

干渉波、マイクロ波、超音波などの物理療法、ホットパックなどの温熱療法

 

 

など緩めるために必要なことが全部やります。

 

 

先輩からちょっとやり過ぎただと注意を受けたが、

 

 

患者さんを治すためにと出来るだけ多くの施術を実施します。

 

何をすれば治るのか・・

患者さん「先生、痛みが全然変わりません」

 

 

2ヶ月ぐらいたったころ、仕事が忙しく1週間空いてから

 

 

症状を改めて確認した時に患者さんが言います。

 

 

施術に自信を持っていた僕は

 

その言葉に少しショックを受け、何が悪かったのか考えます。

 

 

施術でしっかり緩めているはずなのに、痛みが減らない。

 

 

ここで患者さんから1つの訴えがあります。



 

「患者さんは長時間姿勢で痛かったのが、短時間でも痛みが出るようになった」

 

 

結局これがヒントになり、

 

 

この患者さんの症状を改善することになります。

 

緩めるだけでは不十分

 

僕がその頃に重視していた施術は

 

 

とにかく緩めること。

リリースやストレッチ、物療などのセミナーに多く参加し、

 

 

緩めるためのスキルは身についたため、

 

 

ある程度の症状を改善するが、完治というところまでいけません。

 

 

そして、僕が足りなかったのが「運動処方」です

 

 

運動処方とは、個人にとって安全で効果的な運動内容を決定し

 

 

提供することですが、

 

 

このむち打ちの患者さんには、筋肉を緩めることばかりで

 

 

運動の種類や強度や頻度に関しても全く触れずに

 

 

出来るだけ動かさないようにと安静を指導しています。

 

 

つまり、運動処方は全く行っていなかったということです。

 

 

それで何がいけないかったかというと

 

 

施術で緩めても運動がないせいで

 

 

姿勢を維持したり、体を動かしたりするための

 

 

筋肉の機能や筋力が低下してしまい、

 

 

頸にかかる負担に耐えられなくなり、

 

 

結果、筋肉の緊張が増して、癒着がさらに進行してしまって

 

 

またそれを緩めるなどという無限ループになってしまっているからです。

 

 

頸は基本的に歩行やしゃがむなど、何か動作する時には、

 

 

首の位置は同じところに維持している状態をキープしながら

 

 

手を動かしたり、歩いたりするものですから、

 

 

痛みにない範囲で運動を実施して、筋肉の機能をキープしたり

 

 

関節の循環をよくしておかないとすぐに硬い状態に戻ってしまうからです。

 

なのでこの患者さんには

もちろん今まで通りにリリースやストレッチ、物療を使用して緩めることをやり、

 

 

それに加えて、痛みのない範囲で屈曲や伸展、回旋や伸展などの

 

 

運動を仰向けや座位で行い、加えて頸に関連する肩甲骨や上腕肩甲関節、脊柱の運動を施術やセルフマッサージをし、徐々に症状改善が見られたら

 

 

首を手で押し返す等尺性運動を段階を踏んで、筋トレをしていくと

 

 

さらに改善していくことを実施します。

 

 

こんなように施術で緩めて終わりということをすると

 

 

また同じように癒着したり、硬さ出たりするという繰り返しになってしまい、

 

 

結果治りにくくなるという状態になってしまうので、

 

 

ぜひ、運動処方をしてむち打ちを完治させくれるいいと思います。

 

p.s  

ITの時代が来ても、大事なことは変わらないかもしれませんね。まず行動。


この記事を書いた人

アバター画像

橘田 幸博

柔道整復師。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。JATAC アスレチックトレーナー。整骨院を経営しながら、オランダ徒手療法の代表 土屋の右腕として施術から協会のマネージメントを担う。また、タッチラクビー日本代表(2015,2019)に帯同。2019タッチラグビー世界選手権日本初の銅メダル獲得にも貢献、その他数多くのトッププロの施術を行う。一児の父。