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クライアントに栄養と休息をとらせていますか?
2017.08.02おはようございます。
オランダ徒手療法協会の杉山です。
八月になり、より暑さが増していますね。
夏バテしないように
栄養と休息をバランスよくとるようにしてくださいね。
今回のテーマはそう!
『栄養/休息』です。
臨床現場ではなかなか『栄養と休息』に関して考えることは少ないと思います。
整形のクリニックや病院で働いている方や整骨院など、内科系のクライアントが来院しない所で働いる先生方にとってはなかなか遠いところの話かもしれません。
内科や循環器で働いていた方々は、栄養や休息に関しては神経質になるほど考えていると思います。
リハビリをやりすぎても、疲労が大きくなり内臓系や循環器に負担がかかり、変調をきたすからです。
内科系のリハビリやトレーニングに限らず、他の疾患でも栄養と休息の考えは必要になってきます。
では、なぜ休息と栄養が必要になってくるのか?
例えば筋力トレーニング
筋力トレーニングの種類にもよりますが、筋肥大を例に出してお話しすると、
筋力トレーニングを行うことで、筋繊維の破壊が起こります。
この筋繊維の破壊が起こり、その再生によって、筋肥大が起き、筋力がアップしてくるのですが、
連日、同じ部位の筋肥大のメニューひたすら続けると、筋繊維が再生する前に再び破壊されます。
どうなるでしょうか?
破壊されて、破壊されて、破壊されて、、、
筋肥大が起きず、筋力も向上してきません。
逆に筋力は落ち続ける結果になります。
つまり、休息と栄養をしっかりと補充し、回復仕切る手前のギリギリの所でトレーニングを再開するのです。
そうすれば、筋肥大も起こり、筋力もアップしていきます。
まるで、風邪が治りかけで出社して、長引いいてしまうような感じで、結局治らない。
慢性的に風邪症状を引き起こし、どんどん症状が悪化。
結果入院。
なんとなくわかると思います。
では質問です。
この考えは筋肉だけに限ったことなのでしょうか?
答えは、ノーです。
人体全てに言えることです。
靭帯、軟骨、腱、神経、筋肉、血管、骨など
全てにおいて、トレーニング、リハビリを行い、強度を上がることを目的にするのであれば、休息と栄養は取らないといけません。
しかし、『栄養と休息』をとりすぎてもダメです。
回復仕切ったところから、組織の強度は再び低下していきます。
過度な休息も、過度な栄養も、
組織の強度を上げることにとっては悪影響なのです。
つまり、組織自体を強くしたいのであれば、
適度な休息・適度な栄養を取ったら、必ず回復仕切った手前のところで、適度な刺激を入れることが重要になってきます。
適度な刺激に関しては今回はお話はしませんが、これも重要なファクターになってきます。
現場にもよるとは思いますが基本的には同じです。
・病院
・老人ホーム
・循環器病院
・スポーツ現場
同じ考えで実施できます。
運動をしたら
クライアントの身体のことをしっかりと把握した上で
栄養と休息を取ることが重要です。
ここまで診れるようになれば、皆さんは運動に関してはプロなのですから、
適度な刺激を入れれば
組織の強度がより早く再生し強くなっていくと思います。
『休息と栄養』
管理する必要があると思いませんか?
クライアントから食事と休憩の情報を引き出しすことで、
笑顔を早期に導くことが可能になってきます。
ぜひ、実践してみてください。
皆さんも仕事に疲れた時は、栄養と休息をとって夏バテしないようにしてください。
では、また次回をお楽しみに。