首回旋vs第1肋骨の機能解剖? | 日本オランダ徒手療法協会

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首回旋vs第1肋骨の機能解剖?

2018.07.19

from土屋潤二 広尾オフィスのテラス

 

今回は、第一肋骨、肋椎関節のその2を紹介します。

前回は腕をあげるというパターンでしたので、

今回は首を動かすことについて。

チェックをするときに首を動かします。

 

首全体で

上位頚椎で20度くらい回る

このとき、

上位胸椎も3番、4番まで含めて回らないといけません。

つまり、上位胸椎が動かないということは、首も回らないということになります。

 

首以外でも回旋に影響します。

 

腕をあげたときに、

肩関節をあげた時に肩甲骨が下がって、

肩甲骨に繋がっている鎖骨が引っ張られて、

より引っ張られるということは、肩甲骨が下がっていきます。

肩甲上腕関節の部分が、かなり後ろまでいきますので、

見かけ上、腕が上がっているように助けています。

できるだけ、胸骨がずれて、巡り巡って、上位肋骨が押して、全体で動く。

 

腕があがる、あがらないのテストで、

 

・肩甲上腕関節の可動域があるかどうか

・肩甲骨の位置がしっかり下がらない

 

チェックをします。

 

もう一つ、

横突起、棘突起の部分に指を当てて、チェックします。

理論上動きます。

動くということは、

頭の回旋、首は直接見ないといけませんが、

肩を見ることで、プラスアルファ、部分的な

上位胸椎の回旋があるかどうかがチェックできます。

 

もし動かなかった場合、

これから、実技を実際に紹介します。

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土屋 潤二

初のオランダ国家医療資格である「徒手療法士」。サッカー界に明るく、筑波大、オランダサッカー協会のインターン、サッカーの名門フェイエノールト・ロッテルダム、Jクラブの名古屋グランパスや横浜Fマリノス、SC相模原、陸上ホッケー女子日本代表、FC岐阜、プロゴルフなどに関与。国内外のアスリートやチームをサポートし続けるスポーツサイエンティストとの顔を持つ「医療」と「体力トレーニング」との2分野での専門家。