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誰でもできる結果が出る予約の取り方 | 日本オランダ徒手療法協会

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誰でもできる結果が出る予約の取り方

2019.12.23

From  橘田幸博 治療院にて

 

「やりたいことがないんです」

 

この悩みで困っている人は多いと思います。

 

これは若い人だけはなく、30代、40代の方も例外ではない。

 

あなたは「人はなぜ、この悩みで困っているんだろう」と考えたことはありますか?

 

昔はそれで悩んだ経験があるが、

 

今の僕は常にその瞬間瞬間でやりたいことがあって、

 

少しづつだが実現をしていて、

 

もちろん失敗はあるが、出来るだけ行動を起こして

 

やりたいことを実現したいと日々思っている。

 

でも、結構周りにはやりたいことがわからないと言っている人が

 

ある一定数いて、これは年齢は関係なく学生でも大人でも

 

専門職にもうすでについている人も見つからなくて困ってるみたい。

 

僕の感覚では、やりたいことが見つけれていない人は努力の方向性が間違っていたり、

 

精神的にも安定していないので、感情的になりやすい側面もあり良くはなさそう。

 

僕もそんな経験はあるからよくわかるが、

 

以前、患者さんで「やりたいことがあふれている」人がいた。

 

言い方はおかしいかもしれませんが、

 

とにかく活気にあふれている。50歳くらいになる非常にパワフルで

 

話してても非常に楽しい人。

 

楽器、クライミング、バイク、車、料理、コーヒーなどへの

 

拘りが異常にすごく、語り出したらリハビリがストップしてしまう程に止まらない。

 

もちろんそんな人はやりたいことがわからない人の気持ちは

 

わからないとよく言っている。

 

でもその患者さんと話していて、ふとやりたいことを見つける1つのヒントを見つけた。

 

誰か憧れる人を見つけること

 

僕もやりたいことを見つけるために色々と体験したり、

 

新しいものを見つけるために外に出かけたが、あまりしっくり来なかった。

 

でもその中で小さくても実現してきたことには少なからず、

 

「憧れな人」の存在があった。

 

その人みたいになりたいから頑張れる。

 

もちろん、完全にその人になれるわけではないがその人に近づくことはできる。

 

やり方は簡単だ。

 

SNSやネットを調べて、少しでも興味がある分野や今している仕事関係で憧れる人を

 

検索する。かっこいいとか凄そうとかそんな感じでいい。

 

そして、その憧れる人がやっていることや身につけている物や考え方を

 

真似してみる。できることならその人に直接会えるといい。

 

そうすると、今まで見たことのない世界が見えるので、その中から自分がや

 

りたいことが見つかるし、その憧れる人がゴールとなるので、

 

何をすればいいのかわかりやすくなるとおまけ付き。

 

そんな感じで今まで見たことがない世界が見えることで、

 

視点や考え方も変わるので、好きも変わってくる。

 

とにかく変化が大事。

 

今まで見ている世界にいて、やりたいことを見つけることは中々難しいと思う。

 

もし、治療家の方で何がやりたいかで悩んでいる方をぜひ、誰からに憧れることから

 

始めたらどうだろうか?

 

さて、今回は「次回の来院」についてです。

 

僕は1人で整骨院をやっているので、受付業務から施術まで全てをする。

 

もちろん、次の予約も自分がやる。

 

その時に必ず聞かれるのは、「先生、次はいつくればいいの?」です。

 

考えてみれば、これは独立する前から聞く言葉で、

 

それに対して、何も考えずに次の来院日を設定したと思う。

 

でも受付スタッフがいる場合はお任せにしていた記憶もある。

 

でもよくよく考えてみるとこれから治そうとしているのに

 

次の来院日を言わないのはおかしい。

 

いえ、おかしくないですか?

 

もしかしてこれも患者さんの症状を治せない原因になっているとしたら大問題。

 

知識も技術もあるのに治せない先生は参考にしてください。

 

なんで次の来院予約を設定する必要があるのか?

 

以前、こんな患者さんがいました。

 

1週間前に右の足首を捻挫した学生君。

 

バスケのジャンプで着地したときに足首を内側に捻り、外側を痛めて来院。

 

非常に痛そうだったが、経過を聞くと

 

部活も休んで、装着可能な軽いギプス固定もしていたおかげもあり順調に治っている感じ。

 

原因組織を詳しく見てみると外側の靭帯を2本損傷しているが、

 

靭帯のピンポイントのみ痛みがあるので、他の組織(関節包等)も完全除外はできないが、

 

今のところは靭帯と考えていいだろうと判断。

 

バスケ復帰までは時間がかかるとしっかり説明して施術を開始。

 

痛みの出ない範囲で動かして機能を回復させていき、

 

あとは自分でできるセルフトレーニングを処方し、その日の施術は終了。

 

そして次回の予約をいれる時。

 

僕「次はいつ来れる?」

 

学生君「次はちょっと忙しいので、2週間後で」

 

僕「了解。じゃあ2週間後ね」

 

学生君「では、またお願いします。」

 

みたい何気ない会話。

 

いかがでしょうか?患者さんとこんなやり取りしたことありませんか?

 

わかりますか?僕はここでミスを犯しいてます。

 

話を進めると、

 

結局この学生君は、2週間しても症状が全然回復せずに、

 

さらに悪化してしまったと電話。

 

これはやばいと思いすぐに来院してもらい、施術して入念なアドバイスをして

 

症状は2週間後には回復。

 

原因を聞くと少しよくなったから、バスケを開始したらすぐに捻ってしまったとのこと。

 

もうお分かりになるでしょう。

 

「次はいつ来れる」ではなく

 

次の予約を「いつ来て!」と設定していれば、こんなことにはなりませんでしたね。

 

負荷量を調整するための予約

 

では、どうすればよかったのか・・。

 

この学生君の場合は、来院時の経過は順調にきたので、

 

気を付けなくてはいけないことは靭帯にかかる伸長ストレスを一気に

 

与えないこと。

 

一気に与えると再負傷してしまうからですね。

 

そのことも初診時に説明したと思いますが、相手は学生です。

 

少しよくなったら、動いてしまうことは少し考えたら想像できるでしょう。

 

さらに足の治癒促進のための腰の運動も処方していたが、全くやっていない。

 

これでは治るものも治りません。

 

なので、あの時に負荷のコントロールとセルフトレーニングの習慣化のために

 

「次回は明日来てください」と言っていれば防げましたね。

 

もちろん正解はないですが、悪化してしまう原因と患者さんがやってしまいそうなことを

 

予想した上で予約を取ること。

 

こんな工夫も大事ですよね。

 

慢性症状の方はまた違ったら理由で、予約の設定をしますが、

 

この予約の取り方1つで、結果って変わってしまうもんなんでよね。

 

もし、予約の取り方に困っている方は一度なんで患者さんは来院する必要があるのか

 

を一度考えるいいと思います。

 

お試しあれ。

 

P.S

やりたいことって大きい方がいいとか小さい方は悪いとか関係ないですからね。


この記事を書いた人

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橘田 幸博

柔道整復師。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。JATAC アスレチックトレーナー。整骨院を経営しながら、オランダ徒手療法の代表 土屋の右腕として施術から協会のマネージメントを担う。また、タッチラクビー日本代表(2015,2019)に帯同。2019タッチラグビー世界選手権日本初の銅メダル獲得にも貢献、その他数多くのトッププロの施術を行う。一児の父。