治療に“青い鳥”なんかない! | 日本オランダ徒手療法協会

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治療に“青い鳥”なんかない!

2017.07.06

 

こんにちは。

日本オランダ徒手療法協会  代表の土屋  潤二です。

 

 

「青い鳥はいない」

これは私がいつも肝に銘じていることです。

 

 

「青い鳥症候群」という言葉を

聞いたことはありますか?

 

 

ベルギーの詩人、メーテルリンクが残した童話「青い鳥」には、

こんなセリフがあります。

 

 

「なんだ、あれが僕たちが探していた青い鳥だったんだ。

ずいぶん遠くまで、苦労して探し回ったけど、

本当はこんなに近くにいたんだ」

 

 

チルチルとミチルという兄妹は、

「青い鳥」を見つけるために旅に出ます。

 

 

「『青い鳥』さえ見つかれば、幸せになれる」

と思っていたからです。

 

 

巷には、治療家に向けた

さまざまなセミナーが開催されています。

あらゆるトレーニング法や治療法が紹介されています。

 

 

「このセミナーを受講すれば、

腰痛の患者様を治せます」

 

 

「このトレーニング法を取り入れるだけで、

治療院のリピート率がアップします」

 

 

このような宣伝文句を見ると、

「本当だろうか?」と思いつつも、

 

 

「参加すれば、この通りになるはず」と

期待して参加する先生もいます。

 

 

それらのトレーニング法や治療法は、

確かに効果の出るものでしょう。

 

 

しかし、その方法一つですべての患者様を治せるというのは、

現実にはありえないのはないでしょうか?

 

 

それを証拠に、

 

 

「今までたくさんのセミナーを受けて、

治療に取り入れてきたのに、

患者様がなかなか治らない」

 

 

と悩む先生が私の元にたくさん来られるからです。

 

 

「人の体はそんなに簡単ではない」

 

 

勉強熱心な先生方は、

この真実を知っているはずです。

 

 

それなのに、

 

 

「1回で治る治療法」

「どんな患者様でも効果が出るトレーニング方法」

 

 

という「青い鳥」を探し回るのは、

時間と労力をムダにしかねません。

 

 

「オランダ徒手療法」では、

「青い鳥はいない」と最初に宣言します!

 

 

しかし、「オランダ徒手療法」には

あらゆるケースの病態にも対応できる

治療の根幹となる《理論》や《治療体系》があります。

 

それは、ちゃんと学べば誰にでも習得が可能な技能です。

 

 

「オランダ徒手療法」を身につけられれば、

これまで先生方が学んできたテクニックも

最大限に活用することができるでしょう。

 

 

日本で「本質」的な考え方が広がっていくことを願っています。。。


この記事を書いた人

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Junji Tsutiya

初のオランダ国家医療資格である「徒手療法士」。サッカー界に明るく、筑波大、オランダサッカー協会のインターン、サッカーの名門フェイエノールト・ロッテルダム、Jクラブの名古屋グランパスや横浜Fマリノス、SC相模原、陸上ホッケー女子日本代表、プロゴルフなどに関与。国内外のアスリートやチームをサポートし続けるスポーツサイエンティストとの顔を持つ「医療」と「体力トレーニング」との2分野での専門家。