まさか〇〇が腰痛の原因だなんて…。 | 日本オランダ徒手療法協会

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まさか〇〇が腰痛の原因だなんて…。

2019.06.14

from 黒田雄太  長崎浜の町ガストより

 

今日はいつもと違う珍しいところでメルマガを書いている黒田です!

 

急な予定変更で時間がちょっとというか大分出来たので、晩御飯も兼ねて来てみました。

 

と言ってもこのガストかなり来ているんすけどね(笑)

 

まぁガストが好きというよりこのお店が良いんですよねー!なぜか?

 

それは…コンセントが全ての座席に付いてるーーー!

 

PC作業をする僕にとっては最高の環境です!

 

PC自体はバッテリーでいけるんですけど、スマホがすぐにバッテリー切れしちゃうんです。

 

お店の中はフリーWi-Fiが飛んでるんですけど、セキュリティ上不安なので、僕はスマホでテザリングするんです。

 

するとみるみる内にバッテリーが寂しいことに(涙)

 

だから、この店はとても有難い!

 

そして、頼むメニューもいつも同じです。

 

シーザーサラダSとハンバーグ&チキン南蛮の単品。

 

糖質のご飯は夜は控えています。なので、セットは頼みません!(笑)

 

おかげでやや痩せた気がする!

 

もしくは最近ドローインを常日頃心掛けているから、外見上ひっこんで見えるのか…(笑)

 

ドローインは腰痛のトレーニングで必須の種目なんで良いんですよね!

 

ただですね、つい先日ドローインをしていても中々腰痛がコントロール出来ない出来事があったんですね。

 

今回はそのことをあなたとシェアしようと思います。また、黒田の腰痛で申し訳ありません(汗)

 

って、早く自分の腰治せって感じですよね(苦笑)

 

2時間立ちっぱなしの末…

 

5月も下旬に入った頃、オランダ徒手の福岡基礎コースの初回が行われたんです!

 

講師として福岡基礎コースに関わるのは4期目になります。

 

初回なのでスクール生は緊張の面持ち。ですが、それは講師も同じ。

 

独特の緊張感の中スタートするのが、オランダ徒手基礎コースです。

 

僕も2日間に渡り、理論や実技、ケーススタディなどの授業を担当します。

 

特にケーススタディは1時間半〜2時間ぐらいずっと立ちっぱなしなので、結構きついんですね。腰痛持ちの僕にとっては(苦笑)

 

長時間同じ立位姿勢でいると、腰に重だるい痛みが出てきます。

 

もう僕のメルマガではお馴染みの「不安定性腰痛」です。

 

簡単におさらいですが、長時間同じ姿勢でいると椎間板内の循環が悪くなり、薄くなります。

 

すると、周囲の靭帯に緩みが生じ、その結果腰が不安定になるというものです。

 

授業中にはあまり自覚はなかったんですが、終わった後に腰はパンパン。

 

インナーの多裂筋の働きが悪くなり、アウターの脊柱起立筋が過剰に働いていた証拠です。

 

ただ、こんなもんは僕にとっては日常茶飯事!

 

いつものようにセルフケアで治ります!!

 

テニスボールで脊柱起立筋をほぐし、多裂筋の再教育、ドローインでインナーを同時収縮させて体幹の安定性を出します。

 

このルーティンを今回もやりました!翌日は快調だと願って!

 

、、、

 

翌日…何だかいつもと勝手が違うぞー!(涙)

 

腰の痛みは幾分マシなものの、腰が抜ける感じが今度は出てきたんです。

 

この表現の仕方も「不安定性腰痛」の特徴なんですが(汗)

 

いやいや、こりゃ参ったと思いましたよ。

 

でも、よくよく考えると実は治るための条件が整っていなかったんですね。

 

僕がやらないといけなかったのはセルフケアやトレーニングではなくて、〇〇を治すことだったんです。

 

この〇〇、腰痛を治すのにはちょっと意外なものでした。

 

咳の連発が腰痛の原因だった!

 

くしゃみや咳で腰痛が出るというのは「椎間板ヘルニア」なんかが特徴ですよね。

 

腹圧の上昇に伴い、椎間板内の髄核が移動して神経根を圧迫する。

 

僕の腰痛は「ヘルニア」ではないので、この理由とはちょっと違うんですけど、咳が原因であったことは確かです。

 

さっき解説したように「不安定性腰痛」ではインナーの多裂筋が上手く働かず、逆にアウターの脊柱起立筋が過剰に働いた状態です。

 

要は「サイズの原理」が破綻している状態。

 

「サイズの原理」とは弱い力には小さな筋肉が使われ、強い力には大きな筋肉が使われるというようなものです。ちょー、簡単に解説してますからね(苦笑)

 

ただし、強い痛みがあったり、強い力が頻繁に加わり続けると多裂筋のようなインナーは常に抑制されちゃうんです。

 

さて、話を戻して咳をした時に体では一体どのようなことが起こっているか?

 

咳をするとあなたもお分かりのように、腹筋背筋が同時収縮しますよね?

 

しかも瞬間的にかなりの強さで。

 

ということは、元々腰痛がある僕の腰にとってはインナーを抑制してしまうほどの強い負荷がかかっています。

 

つまり、咳が僕の腰のインナーを抑制し、アウターを過剰に使わせる、「サイズの原理」を破綻させている原因だったんです。

 

なので、僕がまずはじめに腰痛を治すためにしないといけないのは「風邪を治すこと!」なんです(苦笑)

 

今回はちょっと違った視点で「不安定性腰痛」の原因について考えてみました。僕がこのメルマガを書いたのは風邪が腰痛の原因になるというちょっと奇をてらうようなことを書きたかったからではありません。

 

あくまで、風邪は一例なんです。

 

大事なのは「不安定性腰痛」とはどのような病態なのか?、どのような治療が必要なのか?を理解していること。

 

それをわかっているからこそ、「不安定性腰痛」を抱えている人それぞれの原因分析に繋がっていきます。

 

筋トレ好きな人、重たい荷物を抱える人、病気がちな人…

 

人それぞれライフスタイルやワークスタイルは違いますよね?

 

「不安定性腰痛」の原因は何か?ではなく、

 

「不安定性腰痛」を抱えている〇〇さんの原因は△△です!という分析が出来るように。

 

そこまで出来る治療家は患者さんから絶大な信頼を得ることが出来ますよね!

 

僕もそんな治療家を目指して頑張ろうと思います。そして今回のメルマガがあなたの臨床に少しでも参考になったら嬉しいです!

 

また、機会があればメルマガ読んで下さいね!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

あともう一つ、どうしてもチョコレートパフェも食べたくなるんですよね(汗)。いつもは我慢できるけど、あー今日は誘惑に負けました(涙)。


この記事を書いた人

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黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。