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頭痛は姿勢改善だけでは治らない⁉︎ | 日本オランダ徒手療法協会

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頭痛は姿勢改善だけでは治らない⁉︎

2020.04.16

from 黒田雄太  @自宅デスクより

 

このメルマガを書いているのは3月31日の朝です。

 

昨日衝撃的なニュースがありました。

 

「志村けん」さん新型コロナウイルス肺炎で逝去

 

ドリフターズのリアルタイム世代ではないものの、バカ殿や志村動物園などのたくさんの番組で、たくさんの笑いを届けてくださった志村さん。

 

日本中が驚きと悲しみに包まれました。

 

この志村さんの死はより新型コロナウイルスを多くの人が身近に感じた瞬間ではなかったでしょうか?

 

他人事とは思わずに自分が出来ることをやり、他の人に想いやりをもった行動をしていきたいですね。

 

とはいえ、いつまでこの状態が続くのか分からない不安はとても大きいです。

 

僕ももちろんその例外ではありません。やっぱりすごく不安です。

 

今日はそんな状況下で僕の体に起こったことの話をしようと思います。

 

数年ぶりの頭痛再発!

 

実は僕は10数年来の頭痛持ちです(汗)

 

自分の体のことなので状態はよくわかっています。

 

僕の頭痛の部位は前頭部や側頭部。特に左が強いです。

 

毎回ではないのですが、長時間のデスクワークや下を向いて治療をしているときに痛くなってくることがあります。

 

僕の姿勢は自分ではそんなに悪いとは思っていません(笑)

 

ですが、デスクワークや治療中は少し顎が前に突き出てしまうんですね。

 

それらを踏まえると僕の頭痛の原因は上位頚椎の関連痛なんです。

 

顎が前に出た姿勢は上位頚椎が伸展し、圧迫されます。すると上位頚椎であるC1〜2の同じ領域に痛みが現れてしまうんです。

 

C1〜2の領域は前頭部や側頭部になるので、そこに頭痛が出ていたんです。

 

さて、こんな僕の頭痛ですが何が原因なんでしょうか?

 

はじめに10数年の頭痛と言っていましたが、実はこの1〜2年はほとんどなかったんです。

 

酷くなってきたのはここ3週間ぐらいです。

 

特に姿勢も変わっていません。

 

実は頭痛の再発はこんな原因だったんです。

 

先が見えない不安…ストレス!

 

新型コロナがいつまで続くのか?

 

それに伴なって自分の予定が全く決められないこと

 

自分が感染源になってしまったら…という恐怖

 

など、

 

起こってもないことを頭の中で想像して不安になっていたんです。

 

しかも、その頃はネットやテレビでたくさんの情報を仕入れていました。

 

それも不安を増長した原因でした。

 

不安などのストレスは自律神経を乱します。特に交感神経が刺激されます。

 

交感神経が優位になると血流が低下し、筋肉などの組織は硬くなります。

 

10数年頭痛だった僕の後頭下筋群は他の部位よりも元々循環が悪く硬くなりやすかったのでしょう。

 

ストレスを受けたときにそこにはじめに影響が出たんです。

 

これは参考までにですが、僕がストレスを解消するために行ったことです。

 

・ネットやテレビなどの情報から一定の距離を置く

 

・自分の感情や思ったことを声に出す(独り言でもいいので、溜め込まない)

 

・お笑い番組やその動画を見て大声で笑う

 

・娘と思いっきり遊ぶ(家の中で)

 

・姿勢を良くする

 

こんなことをしていると少しずつ以前のように調子が戻ってきました!

 

コロナ鬱とよく言われますが、あなたの担当の患者さんもこのような状況で体調が悪くなったり、痛みが増したりしている方もいるかもしれません。

 

そんな時には局所の治療や姿勢改善では治療の効果は出ません。

 

しっかりとその方にあったストレス対処法を一緒に探してあげて下さいね。

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

時を同じくして、僕のPCもビックリするような故障が起きました(涙)。なので、このメルマガはiPadで書いています(苦笑)。


この記事を書いた人

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黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。