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動作のリサーチで何を見るか?
2018.12.24パフォーマンスのリサーチで何を見るか?
〜女子フィールドホッケーの場合〜
東京・駒沢オリンピック公園で行われる「2018ホッケー日本リーグ女子ファイナルステージ」にビデオを担いでいってきた。
【はじめにするべきこと】
新しい依頼があると必ずすることがある。
それは「現状の把握」と「ゴール設定」とをするためにプレーの質(=パフォーマンス)をリサーチすること。
YouTubeがあるから
有名選手であればプレー動画がザクザクでてくる世の中である。
そうではあるけれど、
集団スポーツや格闘技の場合は、
相手のプレッシャーの違いが大きく自分のプレーを左右するので、全てを信じ込んではいけない。
スーパープレーと思ってても、
それが小学生相手だったらどんな意味があるだろうか?
世界チャンピオン相手にも同じようにそのスーパープレーができるのかどうか…。
【そのスポーツでトップのプレーをみろ!】
また一方で、
今回のような順位決定をかけて上位4チームが短期間(2日間)でチャンピオンを決めるような大会では、
フィールドホッケーでは代表選手を数多くチェックすることができる。
そういった意味では、比較対象がいっぱいいるので、
「現状の把握」と「ゴール設定」とをするためのリサーチには持って来いの機会であった。
【なぜ経験のないスポーツを指導出来るのか?】
パフォーマンスを決める(勝敗を決める)カギとなることは、
何なのか?
…
その答えは選手によっても、チームによっても違うだろう。
ポジションやプレースタイルにも大きく左右されるだろう、
この「パフォーマンスを決めるカギ」を間違えると、
そのプログラムも全く違ったものになるので結果が大きく変わってきてしまう。
だからリサーチは時間がかかる。
運動構造やバイメカ(運動連鎖)的にも
スポーツ生理学的にも
本人の性格も加味して現状を把握し、
道具やルールを十分に知り、
また、
レギュラーになるために/代表に選考されるために本人のライバルに勝つ方法や代表監督の求めるものを推察し、
…
あらゆることをゼロベースで検討する。
【ゴールから考えた治療やトレーニング】
そこからケガを治しはじめるのだ。
日本のスポーツ医療もトレーニング業界にも決定的に足りないのは勝負に拘り抜いたゴールの設定である。
このゴールの設定からプログラムを設計することができると、
全く経験のないスポーツやダンスでもトレーニングの指導ができる。
ゴール思考のトレーニングや治療では、
一般的な非機能的なトレーニングでもリハビリでも
全く違ったものになってくる。
同じコアトレーニングでも、
復帰する時を考えてできる限りプレーをする姿勢や動作に近いカラダの使い方を工夫したコアトレーニングにするものである。
なぜなら、ゴールが近くなる/結果がよりでるからである。
…
さあ、オフィスに戻ってリサーチを続けよう。
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