そのテーピング本当に必要ですか?

 

こんにちわは。オランダ徒手療法協会の杉山です。

 

今日のテーマは『テーピング』です。

みなさんは、どんな目的でテーピングを巻いていますか?

 

テーピングというと、

捻挫をした時の応急処置や、再発予防をする目的で処方している方が多いのではないでしょうか?

 

今日は、テーピングの種類や巻き方などではなく、

 

処方していいのか?

いつ外すべきなのか?

 

上記の2点について、少し言及していきたいと思います。

 

テーピングは治癒を遅らせる⁉︎

いきなりですが、

私は、よっぽどのことがない限り選手にテーピングを処方しません

 

なぜかというと、テーピングをすることで患部の治癒経過を阻害している可能性があると考えるからです。

 

テーピングは、患部を固定することで、運動の制限し痛みを緩和させます。

ただ、長期に固定することは、ギプス固定を行なったことと同じではないのでしょうか?

 

 

例えば、骨折で1ヶ月患部を固定したとします。

 

そうするとどうなりますか?

 

筋や神経系の機能はどんどん落ちてきますよね。

一度、機能が落ちてしまうと、戻すには時間はかかりますよね。

 

そう考えると、

 

テーピングを行うことは
下記のものを阻害していくことになるではないのでしょうか?

 

・筋力を改善するタイミングを奪う。

・運動パターンを改善しにくくなる。

・組織循環を悪くする。

・熱の発散を阻害する。

・適度な刺激が入る機会を阻害し、その組織自体の抵抗力が増す機会を逃す。

 

などなど。。。

 

かなりネガティブなことが多いと考えます。

 

テーピングは本当にいらない?

上述した理由から、テーピングの処方は慎重に検討すべきなのですが、私もテーピングを全くしていないわけではありません。

 

どのような時に処方しているのかというと。

 

・隠れてテーピングをしている場合

・説得したものの、どうしてもして欲しいと言われた場合

・病院と連携するドクターから指示が出た場合

・チームの話し合いで指示が出た場合

 

私はこのような時に、テーピングを行っています。

 

全く巻かないというわけではなく、コミュニケーションを取りながら必要な分だけ巻くことが大切だと思います。

 

テーピングは考えて巻こう!

 

最後に私がもっとも強調したい点としては、テーピングを多用しないでほしいということです。

 

様々な事情があるにせよ、1度はしっかりと本人や家族、コーチ、監督やチームに、テーピングを巻くことのメリット・デメリットをしっかりと伝えるべきだと思います。

 

多用することで、当該者には治癒の経過が遅くなったり、パフォーマンスを下げる可能性があること。そして、再び怪我をするリスクが高まることを、しっかりと伝える責任があると思います。

 

テーピングに依存することなく、スムーズに現場復帰をさせるには、患部の状態を治癒期間と照らし合わせながら評価し、「抵抗力と負荷量」のバランスを見極めることが重要となります。

 

筋肉だったら最大でも8週間、腱は最大20週など、組織ごとに治癒期間は決まっています。そのため、評価と負荷コントロールを行いながらテープの本数減らしたり、素材を変更するなどして徐々にテーピングを外していくことで、テーピングに依存することなく、スムーズに現場復帰につなげることができます。

 

どうでしょうか?

 

 

すぐにご紹介したように実践することは難しいかもしれませんが、日本はテーピングを巻きながらスポーツをしている方の割合が多い印象です。

 

あなたが今巻いているテーピングについて、少しでも考えるきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


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