『腰痛を治す=いい姿勢』は大間違い! | 日本オランダ徒手療法協会

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『腰痛を治す=いい姿勢』は大間違い!

2020.07.31

from 杉山貴規 自宅デスク

 

今日は久々に一人の休日

 

こんな日は家でボーとしているのもいいんだが、

それも勿体無いので、久々に知り合いのビンテージコレクションのお店に行ってきた。

 

なんのビンテージかって言うと、欧米の家具を含めて、絵画やランプといったもの、店主がこれだと思ったコレクションを店頭に並んでいるんだよね。

 

だから、この店中は様々なジャンルのものが所狭しと陳列してある。

 

しかも、品質がかなりいいものがずらりと。

 

で、今回の目的はかなりレアなビンテージミラー

 

もう40年以上前のもので、ネットにも出ていない代物。

 

初めて、その店に行ってその時にかっこいいな〜って思ってもう10年以上に思い続けていたもの。

 

何回も、

 

「杉山く〜ん、これは色々な人に譲って欲しいって言われてね。自分もこれだけは譲れないよ〜」

 

って言われていた代物。

 

しかし、今回自分に譲ってくれることになったんだよね。

 

もうテンション爆上がりで、嬉しくて嬉しくて。

 

でも、その反面なんで俺に譲ってくるんだろうって思ったんだよね。

 

しかも、店主の超〜お気に入りの一品。

 

それを、丁寧に店の奥で、黙々と梱包してくれたんだ。まるで、自分の子供を送り出すように丁寧に、しっかりと包んでいるんだ。

 

レジで会計する時に奥さんが

「杉山くんは、趣味が似ているんだよね〜」

 

「最近は、うちに来る人って、うちから買ったものを転売する人が多いのよ。でも杉山くんって、家でしっかりと飾ってくれるでしょ。家にそれが溶け込んで、それを生活の中で使ってくれる人が、彼にとっては嬉しいしのよね。」

 

それは自分にとっては当たり前って思っていたんだけど。

 

そういう風に評価されていたことには正直うれしい。

 

逆に思えば、かなりの重い使命。

この大事なコレクションを日々の生活に落とし込みながら、大事に過ごしていこうって思ったんだよね。

 

さてさて、日々の生活に落とし込み、それを日々続けることこれは本当に大変。

 

日々の生活が一度何かの原因で崩れることってありますよね。

 

新型コロナで去年の今頃普通にやっていたことが、今は全然できないない。

 

それを痛感していませんか?

 

今日の話題に出す、『痛み』なんかでも生活が一変することもあると思います。

 

今回は腰痛で生活が一変し、それが何十年にも渡っていた男性について話したいと思います。

 

腰痛に姿勢は大事はウソ

 

今回登場する人って、知り合いなんだど。

 

どこで出会ったかっていうと、自分がお客さんで、この方が店長さんだったんだよね。

 

さっきの人ではないです(笑)

 

そこで、お店のこととか、品物のこととかとにかく、毎回来店するとよくしてくれていたんだよね。

 

そんな時に腰痛の話題が出たんだ。

 

そこで、色々と話をしていたんだよね。

 

で、店長さんは自分が理学療法士っていう職業っていうのは知らないんだけど、話をしているうちに、

 

「杉山くんって、整体師さんかなんか?」

 

っていう問いが出てきて初めて、リハビリ関係の仕事をしていることを話したんだよね。

 

そこから、一気に話が進み施術をすることになったんだ。

 

いつも通り問診をして、色々と出てきたんだ。

情報量がかなり多いから要約するけど、

・腰痛という腰の張りをどうにかしたい

・張りは朝が多く、その他だと同じ姿勢した後に張ってくる

・手の痺れが時々ある

・ギックリ腰は毎年のようにやってくる。(10年以上)

・仕事は石の研磨、接客業(立ったり座ったり)

・姿勢をよくしたほうがいいって言われて、常に姿勢をよくしている。

 

ま〜、毎年ギックリ腰はすごいよね。

 

自分もやったことがあるからわかるけどあの痛さは、やった人でしかわからないと思う。

 

ちょっと脱線したけど、

そのほかにも、心理面ことや自律神経系のことなど心理に関わる問診もしたんだけど、特に問題はなかったんだ。

 

下肢のしびれもないし、脱力感もない。

 

で、2つ気になったことがあるんだ。

 

それは、

・手の痺れ

・姿勢を常によくしていること

 

なんでこの2つか?

ギックリ腰のほうが気になるんじゃないのって思うかもしれないですよね。

 

確かにこれはこれで気にする所かもしれないんですが、

 

普通、腰痛を発症する人は腰の痛みを強く訴えるか、下肢になんらかの影響を訴える人が多いんです。

 

しかし、今回はその様子は何もないんです。あとで言いますが、左右の下肢の張り、筋力低下、痺れや脱力感といった左右差もなければ、下肢症状も全くないんです。

 

そこであることが頭の中をよぎったんです。

これってもしかして、

 

腰痛は偽物

 

これは腰痛ではないかもしれない。

 

相手の『ギックリ腰』『腰痛』『10年以上』っていう慢性腰痛でよく出るワードに引っかかっていた可能性があるって思ったんです。

 

で、もう一度張りがあるところを、詳しく聞いたんです。

 

すると、腰椎ではなく、下位胸椎(Th7~12)周辺を指差したんです。

 

当事者からすれば、背中の下の方は全て腰になりますよね。

 

それを見過ごしていた。

 

これが長年治らない理由だとわかったんです。

 

つまり、腰部をいくら施術してもよくならないは当たり前。

 

じゃ〜何が原因なのか?

それは、

『手の痺れ』

『いい姿勢』

 

これが大きく関係しているんです。

 

長年背中に張りがある影響で、Th7〜12付近の自律神経は脆弱になっているはず。つまり、血管や神経が細くなっている可能性がある。なぜなら、痛みが生じるとそこ機能はどんどん落ちてくる。

 

そして、今回痺れがあるところは手・手指の支配神経は頚椎7、8番なんだよね。

 

頚椎と胸椎で全然関係ないじゃんって思うかもしれないんですが、

 

頚椎と胸椎は運動/感覚神経↔︎自律神経で相互に関係があるんだよね。

 

詳しく話すと長くなるんで、ここでは割愛するけど。

 

で頚椎6番7番間・頚椎7番胸椎1番間と胸椎6番7番間・7番8番間を施術することにしたんだ。

 

すると、頚椎の痺れは消失。

 

背中に関しては張りがなくなったんだよね。

 

これで終わりにしたいんだけど。

もう一つ気になること。

 

それは『いい姿勢』

 

そのいい姿勢っていうのは、

前に行っていた専門家に

 

「腰痛はいい姿勢じゃないといけないから、肩甲骨を常に寄せた状態にするといいですよ」

 

って言われたらしいんだ。

 

自分からすると、そんなことしたら、背中がバキバキに張るのは当たり前。

 

その状態で、立ち仕事や座る姿勢もしてたもんだから、常に背中はピンと伸びた状態。

 

背中を丸めて作業したり、しゃがみこむ時も骨盤を後傾させて丸背になることもできない。

 

だから一言、『その姿勢の制約』やめましょう。

 

っていう話をしたんだよね。

 

それから、少しずつ丸まってしゃがんだり、丸い姿勢で作業したり、色々な姿勢をするようにしていったら、少しずつだけど張りがなくなっていたんだ。

 

施術で自律神経の賦活させて好循環を呼びさませたことも一つの要因かもしれないけど、日々の姿勢についての制約を解いてあげることも今回の張りを消失させる結果になったんだ。

 

この話は、これを読んでいる人に通じることだと思うんだよね。

 

『腰痛改善 = 良い姿勢』っていうのは間違っている。

 

ガチガチに固めてまっすぐな姿勢をとれば、腰痛や背中の張りは取れることはない。

色々な姿勢をとれて症状がない状態が最高の状態ですよね。

 

あまり、『良い姿勢にしましょう』

 

言わないほうがいいですよ。

 

だって、そこに根拠も何もないからです。

 

様々な研究でエビデンスがでていなからね。

 

ってな感じ、ギックリ腰だという思い込みでやっていたら、永遠治らなかったかもしれない。

 

それをたっぷりの問診と症状の確認で撃退できちゃうんです。

 

是非、試してください。

 

P.S.

帰りは、大事な大事なパブミラーを超低速走行の自動車を走らせて家に。

 

煽り運転もガン無視で。。。笑


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。