腰痛が長引いたのは絶対安静だった | 日本オランダ徒手療法協会

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腰痛が長引いたのは絶対安静だった

2020.02.09

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

先週は節分でしたが、

 

皆さんは豆まきや恵方巻きを食べたりとしたでしょうか?

 

うちは子供が両方やりたいというので、両方ともやったんですが、、、

 

そもそも、なんで節分で豆をまいたり、恵方巻きを食べたりするのか?

 

もともと、立春(今年は2/4)なんでその前日に新しい春新しい1年を迎えるために、厄や災難を払うために行なう行事なんです。

 

なんとなく、元旦でお参りに行けば今年は安泰って感じにも思えますが、実はこの節分が重要みたいです。

 

人それぞれなんでしょうが、、、

 

でも、なんで豆を使って厄を払うのでしょうか?

 

実は大豆や米といった穀物は厄を払うものと室町時代から信じ来られており、鬼の目に豆を当てることで鬼(魔物)を追い払うことができたそうです。

 

諸説あるみたいですが、魔物(鬼)なので「魔目(まめ)」といって豆を使うことが風習になったそうです。

 

で、節分当日はうちの子供が茶色の毛布を体全体に覆って、鬼の面をかぶり、小鬼になって豆まきをしたんです。

 

外を逃げ惑う子供を追いかけながら、少し強めに豆を撒いたんですが、それが結構痛かったらしく

 

「イテ、イテテ、痛いよ〜」笑

 

かなりそれが可愛くて、豆まき終了後一緒に写真を撮ったほど。。。

 

それにしても、世界中には色々な風習があって、それをやらないと新年迎えられないことも多いはず。

 

実際、自分もこうやって豆まきやったり、節句には人形を飾ったり、お盆に御墓参り行ったりと、、、

 

結構、やっているんです。

 

だって、なんかやらないと落ち着かないから。

専門家の人からすると、やっておいたほうがいいとかありますが、

 

やってない人もいる。

つまり、こういう神事にあまり興味がなかったり、特にこだわりのな人がいるんです。

 

結局は自分だし、やってなくても特になんともないっていう人

自分もこうなりたい(笑笑)

 

医療業界でも実際こういうことってないですか?

 

  • 打撲や捻挫したらアイシング
  • 捻挫したら固定
  • 腰痛になったら安静
  • プロトコールは絶対厳守

 

など

 

これをやっておかないと、落ち着かない。やらないとダメみたいに変な固定観念がありますよね。

 

じゃ〜これらが全て間違っていたら、あなたはどうしますか?

 

これらが全て覆される事柄だとしたら。。。

 

それでも、何もエビデンスもないまま固定観念のまま突き進みますか?

 

それこそ、研究に研究を重ねエビデンスを重視し、

根拠に基づいた医療・科学にとってはおかしいことだと思うんですが、、、

 

で、今回はお話しするテーマは「腰痛」

医者から痛いのなら安静にして寝ててくださいと言われた男性の話です。

 

腰痛は寝ているが一番

 

「杉山さん腰が痛くて、、、」

 

体格は大きく、身長は185cm以上で足のサイズは29cmと大きい。

 

そんな彼が、施設のスタッフと一緒に窮屈な格好で車椅子に乗って来た。

 

話を聞くと、数ヶ月前に荷物を運んでいたら腰を急に痛めて、病院に受診して筋筋膜性腰痛の診断をもらったらしい。

 

ドクターからは痛み止め、湿布薬をもらって、

 

「痛みがあるまでは安静にしてください」って言われたらしいんだ。

 

しかし、2週間経っても痛みは治らなくて、

もう一度、画像診断をやり直したんだけど、特に問題がなっていうことだったらしい。

 

そんな事が何度もあって、その度に「安静にしてください」って言われて帰って来ていたんだよね。

 

で今回、僕のところに来たんだけど、、、

 

まずはリハビリをやるかどうかのチェックをする必要があったから、

いきなり施術や運動療法の指示などはしない。

 

じゃ何をやるのか?

 

まずは、受診をしてもらうことにした。

 

なぜか?

長期にわたり、痛みを起こしている。

それが痛み止めを飲んでも、安静にしてても変わらない。

 

何か病気などがある場合があるので、

内科・消化器系に受診してもらってリハビリをしてもいい状態か確認してもらうんだよね。

 

もし、これが上記の内容に該当して痛みが出ているときは自分のところではみれないから。

 

その状態を治してから診るようにする

 

腰痛の原因は何か?    

 

で、結局は内科、消化器系の問題はなし!

 

ここから、問診を開始するんだ。

 

  • 痛みは広範囲(胸椎7番から腰椎4番を中心に背中全体)
  • 下肢の痺れや脱力感はない
  • 炎症症状もない
  • ベッド上で一日を過ごす
  • 日常生活は移動は車椅子
  • 立ち上がりや座位は手すりを持って行う
  • トイレまでは車椅子で行っている

 

施設では身の回りのこともできていたし、杖などの歩行補助具のようなものはなくても全然歩ける人

 

そんな人が、数ヶ月でもう寝たきり状態。

手術後の患者さんのような生活をしていたんだよね。

 

じゃ〜なんでこうなってしまったのか?

 

それはドクターの一言「痛みがあるまでは安静に」

 

これだったんだよね。

施設のスタッフも本人もお医者さんに言われたことを忠実に守っていたんだよね。

 

それが今回の原因。

 

だって、筋筋膜性腰痛の診断をもらって数ヶ月が過ぎている。

組織の炎症状態がピークを迎えるの3日間それをはるかに超えている。

また、組織の治癒菌を見ても筋膜と筋としても4週間くらいだ。それをはるかに超えている。

 

痛みが出ている間は絶対安静だったし、オーバーワークはないから組織が損傷することもない。

 

だとすれば、これは明らかなアンダーワークが原因で不動の状態が続いたことによる慢性腰痛だと言えるんだよね。

 

つまり、動いていないことが問題。

 

だから、本人にはドクターとは真逆のことを言わないといけないんだ。

 

でも、これって本人にとってはかなりの恐怖だよね。

 

「動くな」って言われて、

急にもう動いていいよって言われても半信半疑になりますよね。

 

だって、痛い=安静っていうのが染みついているわけだから。

 

実際、動くたびに「痛い」って、言っていたんだよね。

 

でも、誰も見ていないところでは痛いって言わないで起きたり、立ったりすることができてたのも事実。

 

でも、痛い。

 

脳が「動く=痛い」って思っているんだよね。

 

そこで、こんなことをまずやってもらったんだ。

 

動画で腰痛緩和

 

この男性と同じ慢性腰痛患者さんが動くことで徐々に腰痛が取れていく動画を見てもらうことにしたんだよね。

 

いくらこちらで、理論を立てて説明しても難しいって思ったんだ。

 

だから論より証拠だと思ってね。

 

一回では難しいから午前中と寝る前に軽い感じで見てもらったんだ。

 

すると、その動画を見た次の日からあまり乗り気じゃなかったリハビリの参加を了解してくれたんだよね。

 

これはラッキーって思ったよ。

 

それで、そこから彼と一緒に動ける痛みを感じないギリギリのところまで動くう運動を行ったんだ。

 

  • 体をひねったり、前かがみしたり、横に倒れたり
  • 話しながら立ってもらったり
  • 杖や歩行器を使って徐々に歩いてもらったり

 

とにかく、痛みを感じないギリギリのところを一緒に確認しながら動いてもらったんだよね。

 

すると、数週間後には

 

足取りは重いが、車椅子も杖も使わないで施設内を生活できるようになっていったんだ。

 

その間施術は特に行わなかった。

 

ちょっと背中をさすったくらい。

 

つまり、痛いと動かないという認識を変えるところから入っていって、

徐々に動いてもらい固定観念を無くしていくことが今回の腰痛には重要な要素だったんだよね。

 

脳から腰痛を取り除く面白く、上手くいった内容だったんだ。

 

ぜひ試してみてください。

 

PS

自分はそれでも日本の行事ことは信じているの参加しています。

 

だって、参加しないで悪いことがあったらなんか後悔しそうで(笑笑)


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。