腰痛の原因はコルセットが問題 | 日本オランダ徒手療法協会

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腰痛の原因はコルセットが問題

2019.10.15

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

ついにこの時が来ましたね。

 

10月1日

 

そう、消費税増税!!

 

今回の消費税は今までとは違い、軽減税率ってやつがある。

 

一定の品物に関しては8%、それ以外は10%になる。

 

そんな中、10月1日に入ったばっかりに買い物に行っちゃいました。

 

実は、革靴が壊れていて一足買おうって思ってたんですが、9月なかなか買う暇がなくて、増税初日になったわけです。

 

銀座に行ったんですけど、

 

お店に入るとガラガラ

 

それはそうですよね。

 

増税初日に買う人なんかいないですよね。

 

 

店の人も何やら、ニタニタした表情をしてように感じたんですが気のせい??

 

革靴はネットで買うのは少し怖い。

 

やっぱり、合う物を買わないと靴づれや足先が痛いなど様々なことが起こる。

 

で、ある程度目星をつけていた商品があったんで、それをお願いしたんです。

 

すると、サイズはワンサイズしか残っていない最後のものだったんです。

 

色や形は完璧あとは、サイズだけ。

 

店の人が紐を通して、真鍮の靴べらを使って丁寧に履かせてくれたんです。

 

すると、

「スッポッ」っと空気が気持ちよく抜ける音が踵から聞こえてきたんです。

 

店員さん「いいですね。サイズや足の形が合ってないとその音聞こえないんですよ」

 

杉山「ほんとかよ!」って思いますよね。

 

でも実際それで歩いたりしてみるとなんとも気持ちい、心地いい履きごごち。

 

即決して購入しちゃいました。

 

自分の体にあったものはなんとも気持ちが良いものですよね。身に付けるものは特に。。

 

リハビリの場面でも同じですよね。

 

同じことは、装具関係特にコルセットなんか体に合ってないと治りが遅くなったり、体と別の箇所が痛くなったりと大変。

 

今回はそんなコルセットが原因である別の腰痛になった症例を紹介しますね。

 

腰椎圧迫骨折

 

腰椎圧迫骨折って、病院にいると結構みますよね。

 

結構っていうかかなり多いと思います。

 

特に高齢の方がなることが多くて、転倒した時や訳も分からず急に腰が痛くなって、レントゲン撮ったら圧迫骨折っていう診断を受けることがあると思います。

 

急性期の圧迫骨折になるとコルセットを作成するんですけど、硬性の固い鎧みたいなもの。

 

作る過程でベストなポジションが立った状態で作ることなんですが、実際折れているわけで寝返りや首を持ち上げただけでめちゃくちゃ痛いんです。

 

それでも、ベストが立った状態。

 

だから、本当に作るときに大変なんですね。もちろん、立てない人も出てくるから、座った状態やネタ状態で作るんですけど。。。

 

この立った以外で作った時のコルセットってやつが厄介なんです。

 

もちろん、たった状態で作ってないので、ベルトみたいなもので固定するように少しゆとりをもたせているんですが。

 

ある高齢の女性のリハビリをやるときにコルセットを着けた状態でリハビリ室に来てもらったんです。

 

でも、痛くて歩けないから、車椅子で移動するんですけど、ハンドメイドで作ったはずのコルセットが何やら合っていない様子なんです。

 

もう、コルセットの一番上の位置が胸あたりにくるはずのものが首辺りまで来ているんです。

 

だから、脇にコルセットがあっていたり、顎に着きそうな感じになっていたりと、もうメチャクチャ。

 

だから、その都度いいところでコルセットを付け直したりするけど、フィットしないんです。

 

でも、ドクターの指示で外せない。骨も折れた状態だから、コルセットは絶対なんです。

 

寝た状態では本人も楽な状態。だって、寝た状態で作成したコルセットだから。。。

 

それはそれで、

 

それから、そのコルセットを着用しながらリハビリを開始

 

首や脇に当たらないようにしたの方にセットし直して、座ったり立ったり、歩いたりと練習

 

なかなかいい感じで、リハビリは進んで行ったんです。

 

で、ある程度自分で歩行気を使いながらに病院生活も自立して、次の週には退院する予定になっていたんですが、

 

ある時急に腰が痛いと訴えてきたんです。

 

痛いのはある神経が原因

「やばい!」

 

って思っちゃいましたよ。

 

何かやらかしたのかって、でもコルセットの着用は守っていたし、無茶な活動もしていない。

 

なんでだって??

 

それから、色々評価したんです。

 

すると今回骨折した場所とは程遠いところが痛くなっていたんです。

 

それは、、、

 

腸骨稜

 

これで気付く人もいるかとは思うんですが。。。

 

ちょうど腸骨稜の後方から側方にあるところだったんです。

 

そう、上殿皮神経の部分が痛みを引き起こしていたんです。

それで、何が原因でそこに痛みを生じてしまったのかがわかったんです。

 

原因は御察しの通りコルセットが問題だったんです。

 

これ、ちょうど腸骨稜に強く押し当ててたの原因だったんです。

 

そこで、ドクターに新たに生じた腰痛の件を話し、常時着用を少し緩和してもらうようにしたんです。

 

それから暫くして、その患者さんから強い痛みがなくなったとの報告をもらったんです。

 

それで、上殿皮神経が悪さをしていたことがほぼ確定したんで、残りの痛みを取るように施術をしたんです。

 

・股関節を動かしながら上殿皮神経の滑走を浴するリリース

・胸椎11番から腰椎5番周囲の筋肉を緩めること

 

これを行うと痛みがすぐに取れ、かなりの即時効果を得られたんです。

 

リリースだけでも即効性はあったのですが、末梢神経にアプローチすることでかなりいい効果が。。。

歩いても何しても痛みがあっという間になくなったんです。

 

つまり、上殿皮神経や支配神経を含めた循環が悪くなっていたことが問題。そこを良好にしてあげることで痛みが改善できるんです。

 

でもこれって、上殿皮神経の話って知らないとアプローチできないと思うじゃないですか?

 

それは違います。

 

痛みの原因をコルセットが原因でこの部分圧迫していたことにたどり着けば、あとはこの箇所解剖学的なところを調べたり、痛みを引き起こしているものがなんなのか評価すれば、自ずと答えがでてくんです。

 

もし、似たようなところが痛かったらこの上殿皮神経を疑ってみてもいいかもしれないですね。

 

PS

やはり、体に合うものを作らないと二次的な疾患が生まれちゃうんですね。

 

でも、初期の痛みに耐えながら立った状態でコルセットを作るのは患者さんも装具士さんも大変。

 

何かいい方法はないものか?

 

もし、こんな方法があるよって方は教えてください。

 

PSS

最後の靴が自分の足に合った時はシンデレラの気分でした(笑)

 


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。