骨折は安静期からアプローチすべき | 日本オランダ徒手療法協会

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骨折は安静期からアプローチすべき

2019.09.24

from杉山貴規 広尾オフィス

 

先週からラグビーのW杯が始まりましたね〜

 

何かとラグビーに注目が集まりがちなんですけど、

 

実は、その他の種目の世界大会も目白押しなこと知ってますか?

 

過去になるけど、女子サッカーのW杯、世界卓球、世界柔道、世界水泳なんかもやってましたし、

 

今でいうと、世界バレーなんかもやっているんです。

 

もうじき始まるのが、世界陸上

 

これも、盛り上がるはずなんですが、、、

 

ラグビー日本代表の初戦勝利から、他のスポーツが隠れちゃってますね。

 

ってなわけで、今シーズンは本当に毎月、毎週、毎日とスポーツの話題がニュースを賑わせそうです。

 

ミーハーな話なんですが、ラグビー日本でやっているなら会場で見たいな〜って思ってしま知ったんです。

 

でも、もうチケットなんか取れるわけないじゃないですか。

 

半分諦め掛けていたんです。

 

すると、こんなタイミングで『ラグビー観戦チケット』なんていう見出しのメールが届いたんです。

 

某メールサイトからだったんで、安心をして中身を見たんです。

 

こんな、盛り上がっているのに取れるのかなぁ〜

 

半信半疑でメールを見ると、観戦以外にも、観戦前に食事がつき、ラグビー解説者によるラグビーの楽しみ方などなど特典がたくさんついてきていたんです。

 

すごいじゃないですか?

 

じゃ〜申し込みしようと思って、申し込みボタンを押したら、、、

 

2〜40万円のプランがどっさり

 

だよね〜

 

それを見て諦めました。でも観戦の内容は準決勝と決勝戦の豪華なラインナップ

 

行きたいけど、こればっかりは難しい

 

はい!諦めました。。。

まぁ〜、諦めって本当に大切だと思うんです。

 

諦めの肝心な怪我ってあるじゃないですか?

リハビリではどうにでもならない、疾患、病気など

 

骨折はどうかなって考えた時に、骨折は諦めなくていいんじゃないかなって思うんです。

 

どう諦めなくていいのか?

 

今回は、骨折の予後をよくした方法を教えたいと思います。

 

骨折リハでやるべき3つのこと

数年前、同時期に同じバスケットボールのチームで骨折が2名続いたことがあった。

 

一人は脛骨骨折、もう一人はジョーンズ骨折(第5中足骨骨折)

 

二人とも、自爆で怪我。。。(接触ではない怪我)

 

両方とも自分が受け持ったんだけどね。

 

脛骨骨折は保存療法、ジョーンズ骨折は手術することになったんだよね。

 

ドクターからは両人ともに3ヶ月後に復帰っていう指示をもらったんだ。

 

プロトコルからいうと安静期間がしっかり確保されている状態。

 

この間は骨折部はギプスやシーネで固定されているから触ることは難しい

 

じゃ〜この期間は何もしなくていいのかっていうとそうじゃないですよね。

 

大方、病院でリハビリを受け持った人や術後の患者さんが松葉杖で治療院に来院された時って、患部外のリハビリを主に行いますよね。

 

スポーツ復帰する3ヶ月後を見据えて、筋力や体力が落ちないように

体幹トレーニング

エアロバイク

筋力トレーニング

 

結構このリハビリを行う先生が多いと思います。

 

これって、本当に大切なんですよね。

 

でも、本当にこれだけでいいのかって話なんです。

 

何が足りないのか?

 

1つ目は受傷機転の確認

2つ目は骨折の予後を早めるリハビリ

3つ目は復帰後に骨折しないようにするリハビリ

 

この3つが本当にやるべきことなんですよね。

 

2つ目のことなんて、実はあることを理解すれば介入可能

 

1、3つ目のことは今回なぜ同チームで同時期に骨折が起こったのかを知ることが必要

 

じゃ説明していくね。

 

予後を早めるリハビリ

骨折の介入は骨がつかなければ始まらないって思いがち、でも実は安静期間からもリハビリの介入て可能なんです。患部外のトレーニング以外のことで。

 

骨の予後を早める方法なんです。

 

骨にも血管や神経が通っていることは知っていると思うんです。

 

固定期間やベッドなんかで安静なんか長期にしているとその循環て悪くなる一方なんです。

骨の癒合を早めるのには安静と安静期間を過ぎてからの荷重による圧迫で良好になることは知っていると思います。

 

でも、この循環に関してリハビリから介入できたら最高ですよね。

 

それがスクレロトームによる骨への介入

 

スクレロトームっていう、デルマトームと同じような骨の神経支配が書かれた図があるんですけど、それに沿って脊柱からアプローチして骨へ循環を良好にして栄養をなるべく効率よく流してあげるようにするんです。

 

もちろん、足部は長期安静からむくみが強くなっているので、そこのむくみの予防や改善を行い、両輪で行なっていくんです。

 

そうすることで、骨の癒合が早まるようになるんです。

実際、二人の仮骨形成は通常より良好との医師からお墨付きをもらったんです。

 

だから、骨折早期からも自分たちは何もできないのではないのです。

 

できちゃうんです。

 

でもこれで終わりじゃないです。

 

最後のミッションこれが、わからなければ復帰させちゃいけないんです。

 

なんで骨折したの?

実は、これが最大の謎だったんです。

 

なんで、同じチームで同じ時期に骨折部が違えども骨折したのか?

 

そんなこと知っても意味ないだろうって思うじゃないですか?

でも、この謎を解いて自分はここに着目しておいてよかった〜って思えたんです。

 

それは、

 

二人に共通していたのが長期に渡りバスケットボールをしていなかったこと。

 

どういうこと??

 

二人とも受験で7ヶ月もの間バスケットをしていなかったんだよね。

 

それで、練習参加

 

プレーも上手くて、すぐにレギュラー組と一緒に参加していたんだ。

 

そんなさなか、骨折

 

これが物語るところは、上のレベルのバスケットの強度に足が耐えられなかったことが考えられるんだ。

 

他の同学年の選手は、レギュラー組の練習や試合には参加してなかった。だから、骨折や靭帯損傷なんて大怪我はなかったんだよね。

 

でも、この二人に関しては高強度のプレーに耐えられなく骨折。

 

そう二人とも、接触による骨折ではなく、自らプレー中で引き起こした骨折だったんだ。

 

だから、3ヶ月後に復帰は到底考えられなく、5ヶ月後に復帰させるように監督・コーチに相談をするようにしたんだよね。上記のことを理由にね。

 

で、時期は多少ずれたけど、骨折が治って復帰したんだ。

 

一つの骨折という考えでも、自分たちは多くのことができるし、骨折の受傷機転というものを深く考察して、復帰まで支える必要があるんだ。

 

骨折は骨がついてからリハビリっていう考えは古いかもしれないね。

 

PS

ラグビーの試合見に行きたいです。

どなたか、譲ってくれる人いないかなぁ〜(笑笑)


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。