モビで動かない膝蓋骨どうする? | 日本オランダ徒手療法協会

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モビで動かない膝蓋骨どうする?

2019.08.27

from 黒田雄太  自宅デスクより

 

家族で焼肉を食べに行った話。

 

僕には行きつけとまではいきませんが、よく行く焼肉屋さんがあるんです。チェーン店の食べ放題なんですけど、それが結構美味い!!

 

なんだかんだで2ヶ月に一度くらいは食べに行くかもしれません(苦笑)

 

当然、お腹のお肉も気になる所なんですけど、最近は案外それも大丈夫です。それに翌朝の胃もたれもほとんどなし!

 

なんでだと思います?量を減らしたから?いやいやそうじゃないんですよ!量はむしろ前よりも増えてるかもしれません。

 

僕が食事をする時に心がけているのは、「よく噛んで食べること」。

 

その分顎は疲れます!(笑)最低20回は噛んで食べますね。

 

お肉とかは弾力があるからよく噛まないと食べれないんですけど、ご飯とか麺類なんかはあまり噛まずに飲み込みがちですよね。

 

よく噛まずに食べると結構お腹いっぱいになってお腹が膨れちゃいます。

 

満腹感は最高に得られます!

ただ、こんな状態の時って意外とすぐにお腹空いちゃうんですよね〜。不思議と!

 

逆に、よく噛んで食べるとその場での満腹感はそれほど強くないんですけど、結構長い時間お腹空かずに済むんです!これ僕が試して感じたこと!

 

すると間食もしないから本当に太らないんです。

 

食べる量や栄養素のバランスも大事ですけど、よく噛んでゆっくり食べることがこれほど大事なんだなぁと感じましたね!

 

あなたもぜひお試しあれ!

 

こんな感じで「よく噛んで食べる」ことなんて、ちっちゃい頃親から言われてきた当たり前の事ですよね。

 

ただ、実は人間当たり前のことをやるのが難しい。

 

今回は膝の話をしようと思うんですけど、膝の治療をする時って必ずっていうほど「膝蓋骨」にアプローチしますよね!これ当たり前!

 

言葉では簡単ですけど、本当に膝蓋骨の動き良くなってますか?実は結構膝蓋骨の可動性を出すのって難しいんです。

 

膝蓋骨の可動性をアップさせる!

 

そのコツを今回はお伝えしようと思います。

 

膝前面が痛い患者さん

 

こんな人って多いですよね。僕も数多くこのような症状は経験しました。

 

・膝蓋骨の可動性低下

・膝の屈曲や伸展制限

・起立や階段昇降で痛い

・膝前面が全体的に痛いという訴え

・触診すると膝蓋腱や膝蓋下脂肪体に圧痛あり

 

こんな感じの特徴が多いでしょうか?

 

そもそも膝蓋骨って普通の人ならグラグラに動きますよね!

 

実際に試してみると特に膝伸展位では自由自在に大きく動きます。

 

ただ、膝前面が痛い患者さんは膝伸展位でもなかなか動かないです。

 

実は膝屈曲位でも膝蓋骨は動きます。関節の面にしっかり合わせた動かし方をするとですね。

 

なので、このような患者さんは膝伸展位で膝蓋骨が動くのは当然で、膝屈曲位でもしっかりと動く膝蓋骨の可動性が求められます。

 

なぜかというと、起立や階段昇降で痛いということは膝屈曲位での膝蓋骨の位置が問題と考えられるからです。

 

もちろん起立や階段の場面では大腿四頭筋に力が入っているので、膝蓋骨は動きません。

 

ですが、他動的に膝屈曲位での膝蓋骨の可動性が良いと、筋収縮で膝蓋骨が動かない場面でも多少なりゆとりが生まれます。

 

そう考えると「膝屈曲位での膝蓋骨の可動性」を出すことは膝前面部痛を改善する上でキーポイントになるのです!

 

では、実際にはどのようにしたら可動性が良くなるでしょうか?

 

モビライゼーションをします?でも、実際やってみると分かりますが、なかなか動きはよくなりません。

 

どちらかというとモビライゼーションはあらゆる組織の制限が取れた後に行うととても効果的です。

 

今ちょっとヒントが出ましたが、膝蓋骨の動きを制限している組織を先に緩める必要があるんです!

 

きっとあなたもターゲットにしたことはあると思いますが、ある組織にアプローチするととても膝蓋骨の動きが出るんです。

 

それに加えてちょっとした動かし方のコツもあるんですよ〜。

 

それは…膝蓋下脂肪体!

 

膝蓋骨の動きを制限している組織は複数あります。

 

・大腿四頭筋

・膝蓋腱

・膝蓋大腿支帯 など…

 

特に膝蓋骨周囲には細かい靭帯がたくさんあります。

 

これらに加えて「膝蓋下脂肪体」も大きな制限因子です!

 

膝蓋骨の下方、膝蓋腱の真裏にあるっていう感じですね。

 

アプローチする方もいるかもしれません。

 

まずは膝伸展位でこの膝蓋下脂肪体をガバッと摘んでゆっくり左右に動かす…初めは硬いですが、徐々にほぐれてきます。

 

次に膝屈曲位であらかじめ膝蓋骨を出来るだけ下方に引き下げてから膝蓋下脂肪体を動かします。するとより膝蓋骨の可動性が出ます!

 

コツは膝蓋骨を引き下げてから!です。

 

それは膝蓋骨の少し裏側にも膝蓋下脂肪体が入り込んでいるからで通常の膝蓋骨の位置では触る事が出来ない部位も触る事が出来るんです。

 

また、膝蓋下脂肪体と膝蓋腱も癒着している事が多いので、そこのリリースもやったりしますね!

 

ただし、1つ注意です!

 

膝蓋下脂肪体はあまり強く刺激を加えると炎症を起こす恐れがあります。それにゆっくり動かしても痛みを伴うことが多いです。

 

局所の治療をしていて強い痛みを伴うとどうしてもその部位の治療を避けてしまいますよね?

 

その場合、そこを治療しても良いのか?ダメなのか?

 

ここ判断に悩むところです。

 

これは問診によって得られた情報がポイントになります。

 

・そもそも膝前面の痛みは安静時にはないのか?

・炎症所見はなかったか?

・痛みはピンポイントで指させる訴え方ではなかったか?

 

このような情報が問診の段階で全てNoであればアプローチしても大丈夫だと判断します。

 

何故なら、「組織損傷はないだろう」と仮説を立てられるからです。

 

ただし、実際にアプローチしたあとに炎症が出ないかどうかはチェックしないといけませんが(苦笑)

 

、、、

 

膝痛の治療を行うときに膝蓋骨へのアプローチは必須だと思います。

 

それにほとんど人が膝蓋骨にアプローチしないといけない事は知っているし、わかっていると思います。

 

ですが、自信を持って膝蓋骨の可動性を獲得出来ている!と言える人はどれくらいいるでしょうか?

 

ちょっと自信ないなぁ…と思ったあなた!

 

試しに膝蓋下脂肪体にアプローチしてみてください。きっと良い効果が出ると思います!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

翌日の朝食も普通に食べた僕。一方で妻はかなりの胃もたれを起こしたようで、豆乳を飲んで朝食を済ませていました(苦笑)。


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。