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【勉強会レポート】満足感95%以上、多くの驚き与えるその秘密について
2018.04.19日時:2018年3月26日
場所:鹿児島県のデイサービス
参加者/職種:14名(柔道整復師、鍼灸師、理学療法士、作業療法士)
《足捻挫》〜DMTによるリハビリテーションプログラム〜
足首の捻挫と聞くと簡単に考えがちですが、靭帯損傷なんですよね。
スポーツ現場だけと思う方々もいるかと思いますが、実は日常生活でもかなり多くの人が訴えてくるものなんですよね。
しかし、医療現場ではそれを軽視する場面が多く見られしっかりとこの症状に対応する技術を持った先生方が少ないのが現状です。
実際書籍をみても膝、肘、肩関節の靭帯損傷に関するものはあっても足関節捻挫に関する専門書籍は少なく、応急処置レベルのものばかりです。
なので多くの先生が捻挫に関して
・どのようにプログラムを行なったらいいのか?
・捻挫の治療ってどうやればいいのか?
・実際に捻挫の選手を見ているが、なかなか復帰できない。
・再発を繰り返してしまう。どうしたらいいのか?
などの疑問点や臨床での悩みを持った先生方多くいらっしゃいます。
勉強会参加される方の中には
・オランダ徒手療法は何をしているのか?
という疑問を持った先生方もいらしゃいます。
このような、足関節捻挫の疑問やオランダ徒手療法の治療展開に興味を持った先生方が多く集まり、スタートです!!
オランダ徒手療法って何?
最初はそのオランダ徒手療法がどのような形で治療展開していくのかの説明を事務局の杉山が説明。
概要から始まり、
オランダ徒手療法の強みであるゴール設定と仮説を立てる重要性を解いていきます。
始めは聞いているだけの受講生が、必死にメモを取っていきます。
20分ほど概論が終わり、
ここで講師でもあり協会の代表土屋潤二にバトンタッチ!
本日の講義が始まります。
ケーススタディースタート
やはり、最初の一言目から土屋代表の熱量は違います。
すぐに人を惹きつけるその文言一つ一つが、受講生の胸に突き刺さっていきます。
「皆さんは捻挫を見るときに何をしていますか?」
「アイシングですか?テーピングですか?インソールですか?・・・」
この質問に
一人一人きいていきます。
みんな各々の答えを出していきます。
間髪入れず、
「それはなんで必要なんですか?」
答えられなくても、受講生に考えさせます。
ときにはヒントを出しながら、受講生一人一人に答えを絞り出させます。
「固定をしないと痛みが出るから」
「冷やさないと痛みが軽減しないから」
「冷やすことはしなくても固定することでアライメントが整い、予後が良くなるから」
など
そのアイシング大丈夫??
この言葉、受講生の胸に突き刺さります。
このほかにも、運動パターン、抵抗力と運動負荷の話そして、テクニック様々な内容を盛り込んだ内容であっという間の4時間でした。
このように勉強会では皆さんが受け身にならず参加してもらう形になっています。
積極性のある人だけが質問して、満足して帰ってもらうものではなく、全ても方が参加し満足して、少しでも臨床に生かし目の前のクライアントが満足して帰ってもらうように工夫された勉強会になっています。
最後に
アイシングでもお話ししましたが、
全て当たり前で通っていることが
もし、おかしければそれをはっきりとNOと言える団体です。
そのために、ここに在籍している全ての先生方は日々精進して、新しい物差しで物事を考えクライアントのために尽力しています。
勉強会のレポートはいかがだったでしょうか?
アイシング一つ取っても、世界と日本ではこれだけ違いがあるわけですよね。
このようなことがもっと日本の医療界には存在します。
今ある現状がフレッシュで最先端の知識、技術なのかもう一度大きな目で見てみる必要があるのではないのでしょうか?
それは今?明日?一年後?
それはみなさんがよく分かっているはずです。
オランダ徒手療法はいつでも世界に目を向けて新しい情報を取り入れて日々進化しています。
今後ともよろしくお願いします。
受講生からのアンケート
・少人数でのセミナーでスタッフとのコミュニケーションがすごくとりやすかったです。もっともっとオランダ徒手療法を知りたいと感じました(理学療法士/11年目)
・臨床での疑問に思っていた点がわかりやすく盛り込んだ内容であったので、とても満足しています(理学療法士)
・多角的な方向から疾患を見てアプローチしていくということが印象に残りました(理学療法士/13年目)
・実技中に細かく指導してもらえたり、圧をかける強さなどの感覚を体感できてよかった(柔道整復師/6年目)
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