日本オランダ徒手療法協会    

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足趾痛の原因は腰部関連痛

2020.02.03

from 杉山 貴規 広尾オフィス

 

最近、面白い記事を目にした。

 

『ストレスで白髪の因果関係を解明』

 

アメリカのハーバード大学の研究チームがラットを使い解明したんだって。

 

よく近所の井戸端会議で

 

「あら、最近白髪が増えたんじゃない?」

「〇〇さん苦労してらっしゃいますもんね〜」

 

ってな会話をよく耳にしたのを思い出す。

 

確かに昔から、何気なく使ってきた言葉なんだけど、

 

さらにこんな逸話もある。

 

フランス革命で処刑された王妃マリー・アントワネットは、処刑前夜に一晩にして白髪になった―。

 

ってな伝説さえあるくらいだ。

 

それが2020年になり解明されたんだよね。

 

研究チームの見解がこれ

研究チームはマウスにストレスを与え、白い毛が生えてくる過程を観察。

ストレスを感じると放出される神経伝達物質のノルアドレナリンが、毛根付近の細胞を過剰に活性化させることが原因だと突き止めた。

毛根付近にある幹細胞は通常、髪が生える過程で徐々に色素細胞に変化し、髪の色素を生成している。ところが、ノルアドレナリンによって過度に活性化すると、急速に色素細胞へと変わり、枯渇してしまうという。

 

つまり、色素細胞に変化するスピードに髪が生えてくるスピードが追いつかず、色がつかないまま生えてくるから、白髪になってしまうってことみたい。

 

やはりストレスで人体に変調をきたすってことがわかってきたことにも繋がるよね。

 

ストレスって言えばこんな患者さんを見たことを思い出す。

 

足先が急に痛くなった

 

「先生、ちょっと見てもらってもいいですか?」

「先日から足先が痛くなったんです。」

 

診てみると、腫れ、発赤や熱感など炎症症状は全くない。

痛みが出る時は歩いて左側に荷重を指先にかけた時になる。

 

そのほかには、背伸びして何か荷物を撮るときなど、左の指先に体重が乗った時だけ。

 

痛みを見るときに重要なのが、『痛みの範囲』なんだけど

 

痛みの範囲を見ると

 

左第3、4趾間から中足骨間にかけて、

痛みは少ないが、2、5趾にかけても痛みが出ている状態。

 

となると、広範囲に痛みがある状態。

 

ここから推察できるのが、関連痛や放散痛などが考えられるんだ。

 

しかし、指先っていうのは末端にあるので血流が乏しくなり易い所。

 

なので、疲労骨折の可能性や靭帯損傷の可能性も一部考えられるので、

自動・他動運動や打診を行う。

 

しかし、これには全く当てはならなかったんだよね。

 

そうなってくると、やはり関連痛・放散痛の恐れがかなり高くなってきたんだ。

 

そこで、これをさらにクリアにするためにある質問をしたんだよね。

 

それは、、、

 

腰痛とストレス

 

ここ何ヶ月かで腰痛やストレスをかなり感じたことはないか?

 

するとこんな回答が返ってきた。

 

去年の10月くらいに重たい荷物を数日間にわたり運ぶ仕事をしていて、そのとき歩けないまではいかないが腰痛になったとのこと。

 

それから、軽い腰痛だと思ってコルセットと湿布薬で仕事をしていたらしい。

 

しかも、その期間かなりの繁忙期で夜まで仕事していて、食事や睡眠が激減下敷きがあったとのこと。

今でも、その影響なのか。不眠が続いて、便通も良くないらしい。

 

そして決定的だったのが、生理不順が続いているらしいんだ。

 

これは、もう関連痛の恐れが高いと思ったんだ。

 

・炎症症状がない

・痛みが広範囲

・過去に腰痛の既往がある

・ストレスが今なお続いている

 

となるとこれは腰痛の部位が気になるところ

 

本人に腰痛の部位を確認すると

 

L4〜S1だったんだよね。

 

そして今回、骨や靱帯には異常がないというところから、

デルマトームから考えることでこの痛みは取れるんじゃないかって思ったんだ。

 

痛みの部位を再確認すると

左第3、4趾間から中足骨間にかけて(少し痛いのが2、5趾間にかけても痛み有り)

 

デルマトームで確認すると

 

ドンピシャ

L5〜S1範囲内

 

ってことはこの関連痛が考えられる。

 

もう少し評価するけど、関連痛であれば腰痛部位の状態の把握もしないといけない。

 

そこで、L5、S1付近の圧痛や動作時痛など痛みの確認を行うとかなり痛みが出る。

本人もびっくりした様子

 

こんなにも過去の腰痛の箇所が痛いと思っていなかったようだ。

 

ってことは

L5、S1間の腰痛の影響で周囲の筋肉が硬く、その周囲の軟部組織も脆弱になって神経、血管といったもの機能が落ちたせいで足部の循環も悪くなり痛みが生じた可能性がある。また、関連痛から、同じ箇所のL5、S1範囲内ところに脳が誤認して痛みを誘発していた可能性が高い。

 

じゃ〜なんで、そのほかのL5、S1には症状が及ぼしていないのか?

 

それは、末端ではなかった可能性がある。

 

痺れなどは循環不良により末端から徐々に中枢に近づいて起こってくる。今回も同様だと考える。

 

すなわち、この原因を今回見つけなければ、徐々に範囲が拡大していた可能性が高い。

 

で、L5、S1に関してアプローチすることで痛みの消失が可能になったんだ。

 

そのほかにもストレスを感じていたので、自律神経系にも影響があると考え、交代浴を実施。

自宅に帰っても、腰の体操と交代浴を行ってもらい予防に努めてもらったんだ。

 

このように、末端の痛みをどのように問診から評価し、損傷している組織の断定する評価をすることで痛みの原因を発見し、治すことが可能なんだよね。

 

今回の痛みは循環不良によるものだから、意外と末端の運動療法で取れるかもしれないけど、症状がすぐに戻る可能性が高い。

 

それは原因がそこではないから。

 

より正確にしっかりと治すための前段階を踏むことが重要。

そして、信頼を勝ち得ることができるんだよね。

 

P.S.

最近、白髪が多くなったよく言われるんだ。

 

俺もストレスにさらされているんかな(笑)

白髪頭になってもいいから、部分的じゃなくて全体的に生えて

岩城滉一みたいになりたいものです(笑笑)

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