コリを揉むと悪化する理由 | 日本オランダ徒手療法協会    

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コリを揉むと悪化する理由

2020.01.14

From:長島 将太 @姪浜のスタバより

 

「ゴォーーーーーン」

 

「ゴォーーーン」

 

さて、年明けから鳴る

この音と言えば?

 

そうです!!

 

「除夜の鐘」

 

まさに正月の風物詩ですよね。

 

そんな大晦日の過ごし方と言えば、、、

 

お酒とテレビと年越し蕎麦!!

 

ではなく、

除夜の鐘つき!

 

私の地元では、子供たちや同級生同士で

近くのお寺にいき地域住民で鐘をつくと

風習があります。

 

余談ですが、

人間には人の『心の乱れ』や『汚れ』を指す煩悩

百八あると言われています。

 

そして、その鐘をつくことで

煩悩を祓うことで心を清め

新年を迎える事が習わしのようです。

 

そんな貴重な経験ができるのも

地元の良き風習のおかげです。

 

ですが、悲しい事に最近のニュースでは、

近隣住民のクレームによって、

この鐘がならない地域もある見たいですが

良き日本の風習は続けていきたいものですね。

 

さて、今回は親戚からも相談が多かった

『肩こり』について話をしたいと思います。

 

デスクワークが辛い…辛すぎる

 

職業柄、肩こりの相談は後をたたない…

 

「何をすればいいの?」

「やっぱり姿勢が悪いの?」

「電気とか湿布って効果あるの?」

「ねぇ、ねぇ、揉んで!!」

 

肩こりは、国民生活調査でも

女性の訴え「第1位」

男性の訴え「第2位」

 

腰痛と同じくらい

上位を総なめにしている訴えなんです。

 

ちなみに、治療家の皆さんは

このような『凝り』に対してどのように対処されていますか?

 

「凝り=マッサージ」は悪化するよ!

 

私は以前、この凝りに対して

マッサージと姿勢へのアプローチのみでした。

 

ですが、皆さんのご想像通り…

良い結果なんて出なかったんです。

 

『一時的にはマシになるんだけど、すぐに元どおり…』

『やってもらっている時は気持ち良いんだけど…』

 

最悪な結果で言えば、、、

『あの後、揉み返しがきて翌日首が動かせなかった(泣)』

 

このような話はどの治療家から、親戚からもよく聞く話。

 

では、凝りの戻りを防ぐには

何をすればいいんでしょうか?

 

どうすれば安定した結果に繋がるのでしょうか?

 

そこには、マッサージや姿勢改善だけでは

解決しない落とし穴があったんです。

 

それは、、

『過ごし方』だったんです。

 

重要な頸椎と凝りの関係

 

基本的には『凝り』と言われるぐらいなので

筋肉が硬くなります…

 

いいえ、違います。

実はこの発想は間違いなんです。

なぜなら、筋肉が硬くならなくても

患者さんは『凝り』を訴えるからです。

 

ただ、筋肉が硬くなくても、

「張った感じ」は一様に感じているんですよね。

 

寝違えなども同じですよね。

 

ここで重要なのは、

 

なぜ「張っているのか?」

 

なぜ「張ったのか?」です。

 

そして、

その原因の一つに『不動』があります。

 

「知ってるよーーーー」との声が聞こえてきそうですが(笑)

 

ここでの不動状態は、筋肉ではなくて

『頸椎』と『胸椎』なんですね。

 

この部分は、関節と筋肉、

その他軟部組織の体内環境に非常に重要なのです。

 

神経生理学的な繋がりや筋膜の繋がりなどは割愛しますが、

「張り」の原因はこの部分を動かさない。

 

もしくは、長い時間「関節に圧がかかっている状態」になるので

筋肉に異常をきたしてくるんですね。

 

そこを理解して、治療やホームワーク指導をすると

効果が全然違ってきたのです。

 

テクニックではなく、日頃どう過ごすか?

 

この考えをもとに、ホームワークを指導すると

エクササイズの順番も合目的になってくるのです。

 

具体的には、、、

  • 体内環境(循環)をよくする為の胸椎運動
  • 筋緊張を和らげる頸椎セルフモビ(→これオススメ! 決して「ポキッ」と鳴らしちゃダメ!)
  • 肩甲骨周囲&頸部の3Dストレッチ(セルフ版)
  • 「どんな時にするか?」習慣化のトリガーを設定
  • 嘘か本当か……瞑想指導

 

このように、習慣化のポイントと症状解消に向けた指導内容を

どう組み合わせて、どう設定するかを行うと結果は違ってくるはずです。

 

ただし、あくまで私たちの治療後に継続してもらう内容なので

この内容でやっても効果は出ません。

 

私たちの治療で患者さんの『良くなるスイッチ』を押すことが

治癒の第一歩なので、あなたにしか出来ない部分を治療すると

違った結果になるのではないでしょうか。

 

PS

肩こりの解消には、治療家が陥りやすい

たくさんの落とし穴があります。

 

その一つに、、

治療家と患者がもつ

『誤った先入観』があるんですね。

 

この話はまたの機会に…

 

PPS

私の子供+親戚の子供合わせて

総勢8名であの鐘を〜〜鳴らしてきました。

 

もちろん、和◯あきこさんばりの力強さで(笑)

 

本年も皆さんにとって良い年となることを

心よりお祈り申し上げます。


この記事を書いた人

長島 将太

長島 将太

理学療法士。JADMT認定 徒手療法士。プロの選手からインカレ・インターハイ選手など数多くトップアスリートを診てきている。また、オランダ徒手療法ではチーフ講師として本物の医療を伝えるために後進の育成にも余念のない。サーフィンをこよなく愛する2児の父。