日本オランダ徒手療法協会    

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リハビリ効果高めたければ、〇〇を治療して!

2019.12.05

from 黒田雄太 @自宅デスクより

 

だいたい僕は通勤中は読書かYouTubeを聞いているんですけど、最近こんな動画を聞きました。

 

それは、「健全なブラック企業のススメ!」

 

タイトル見た時はなんじゃこりゃ!って思ったんですけど、聞き終わった時には妙に納得。

 

ある仕事をする時に重要なのはチーム編成。しかもそのチームはそれぞれの自分の強みを持ち合わせたチームでなければならない。

 

例えば、統計が好きな人。セールスレターを書くのが好きな人…。(ちなみにこの動画マーケティング系の動画です笑)

 

そして、自分が好きで強みがある仕事”だけ”をやる!

 

そうしたら、それぞれのメンバーが好きな仕事だから勝手に業務時間をとうに超えても、さらに家に持ち帰ってでも仕事をするんだそうです。

 

すると、誰からも強制されることなく、好きな仕事を永遠とやる。

 

仕事の成果は抜群に出る。しかも、メンバーは仕事が超楽しい!!

 

タイトルのように「健全なブラック企業」が出来てしまうんです。

 

確かにそんな職場だったら楽しいなぁと思いましたね(苦笑)

 

ただ、そう簡単にいかないのが現実(涙)

 

そんなわけで自分の好きな仕事ばかりしてられないので、嫌いな仕事もしないといけません。

 

嫌いな仕事は出来るだけ早く片付けたいですよね?

 

作業は出来るだけ「効率的」!いかに無駄を省けるかが大事です。

 

それは、治療やリハビリも同じです。

 

無駄なプログラムは出来るだけ少なくしたいですし、同じプログラムをやるのであれば、効率的に効果を出したいですよね?

 

今回はリハビリを効率的に行うためのポイントについて話そうと思います。

 

 

患者さんのニーズは?

 

目標が日常生活レベルであろうと、スポーツレベルであろうと痛みを取ったりの治療がゴールはなくて、「機能改善」が本当のゴールです。

 

つまり、リハビリが必要だということ。

 

今回は右肩の痛みがある患者さん。目標はバレーボールでアタックをもう一度思いっきり打てるようになること。

 

痛みの部位は主に肩峰下にピンポイント。

 

痛みの場面は腕を上げた時でも90〜120度ぐらいの間のとき。

 

いわゆる「インピンジメント症候群」

 

いつもはこの辺りは詳しく書くんですけど、今日は主題ではないので割愛(笑)。

 

・胸椎のモビライゼーション

・肩甲骨周囲筋のリリース

・大胸筋、広背筋、三角筋などのリリース

・肩甲上腕関節のモビライゼーション

 

などの治療を行いました。

 

さらに、アタックのテイクバックのポジションをしっかりと取れるようにその位置で張っている筋肉などをリリースしたり、ストレッチしたり…

 

腕を上げたり、回したりしても痛みはほぼ消失!

 

めでたし、めでたし…。

 

とは、なりません!(笑)

 

ここからがスタートなんです。痛みはなくなったけど、またバレーをすると肩の痛みは再発します。

 

そこで必要なのがリハビリ!

 

インピンジメントの解消に必要なのは「インナーマッスル」の強化です。

 

つまり「腱板」トレーニングを行ってきます。

 

現に、この方棘上筋の筋力には左右差がありました。セラバンドやゴムチューブを使って少しずつ強度や量などの負荷を高くしていきます。

 

このまま腱板トレーニングをやっていってももちろん腱板は強くなります。

 

でも、トレーニングを行う前に「ある事」を行うとさらに効率的に腱板の強化が出来ます。

 

ちなみにその「ある事」をやると一瞬にして棘上筋の筋出力がアップしました。

 

その「ある事」とは…?

 

トレーニング効果を高める要因:神経機能

 

棘上筋トレーニングの前に行ったことは

 

「頚椎のマニュプレーション」です。

 

棘上筋は神経支配がC5〜6です。

 

なので、頚椎のマニュプレーションも同じC5〜6のレベルを行いました。

 

マニュプレーションの効果はいくつかありますが、その中の一つに「筋出力のアップ」があります。

 

C5〜6神経が出ている椎間関節の遊びが少なく、硬さがあると、その間を通る神経は狭窄を受けて神経の機能が低下します。

 

*低下するといっても完全な圧迫ではないため、しびれなどの神経症状ではありません。

 

そこでマニュプレーションを行い、硬くなった椎間関節のスペースが出来ると一気に神経の機能も改善するという仕組みです。ポキっと音がなって関節内にガスが発生し、それが神経機能に作用するというのもあります。

 

なので、リハビリをより効率的に行っていくには、

 

・局所のトレーニング

・局所の神経支配と同じレベルの脊柱へのアプローチ

 

この2つの要素が必要なんです。

 

脊柱へのアプローチは上肢なら頚椎に、下肢なら腰椎に行います。

 

それにマニュプレーションでなくとも、モビライゼーションや自分で動いてもらっても効果はありますので、応用の幅は広いですよ!

 

、、、

 

「機能改善」のためのリハビリは決して楽なものではありません。

 

地道にきつい事を繰り返さなければなりません。

 

ただ、同じ事を行うのであれば、ちょっとでも効率的に効果が出るようになったら患者さんも嬉しいですよね?

 

ちょっとしたエッセンスを加えるだけで、リハビリが積み重なった時に大きな差を生むと思いますよ!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

実はこの動画ハマってしまって、かなりヘビロテしてます(笑)


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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