日本オランダ徒手療法協会    

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ガンコな広背筋の緩め方

2019.12.04

from 黒田雄太  @自宅デスクより

 

元お笑い芸人:島田紳助さん

 

若い人はあんまりご存じないかもしれませんね。

 

今でも放送されている「行列のできる法律相談所」やおバカブームの火付け役になった「ヘキサゴン」などで司会をしていた人です。

 

先日この人の動画をたまたま見たんですね。

 

すると、島田紳助さんは売れるべくして売れていることがわかったんです。

 

何をしていたのかというと、壁に向かって相方と漫才の猛練習!!

 

…ではなくて、売れているコンビの漫才の分析をしていたんです。

 

1分間にどれくらいの間があるか?

 

どのくらいのテンポで話をしているか?

 

面白い芸人が話すときの音程は?

 

など、売れる芸人の特徴を事細かに分析していたそうなんです。

 

ただ売れるんではなくて、お笑いの天下をとった人っていうのはやっぱりすごいなぁと思いました。

 

当たり前のことをしても当たり前の結果にしかなりませんよね?

 

じゃあ圧倒的な結果を出すためには当たり前のことをしていてもダメ!!

 

改めてそう感じました。

 

ふと僕の臨床を振り返ってみると、当たり前の治療から外れた治療をしたときにしっかりとした結果が出たことがあったんですね。

 

今日はそのことをお話ししてみようと思います。

 

普通のリリースをやったけど…

 

今回の患者さんは右肩に痛みがある40代の女性。

 

趣味はバレーボールです。

 

いわゆるインピンジメント症候群で右肩の肩峰下に痛みがあったんです。

 

組織的には棘上筋腱や滑液包かなぁと当たりをつけていたんですね。

 

その患者さんの肩を触ってみると、三角筋や大胸筋はガチガチ。

 

でもそれ以上に広背筋がめちゃくちゃ硬い!!!

 

広背筋の中でも肩甲骨の下角の周りがとにかく硬い!

 

そのせいで、肩外転位の外旋制限があったんです。

 

なので、三角筋や大胸筋、広背筋のリリースをやっていったんです。

 

すると、三角筋や大胸筋は結構緩みました。

 

でも、広背筋だけがなかなか緩みきらない。特に下角周りの硬さは一級品にガンコ(笑)

 

ただこの後ちょっとやり方をアレンジしてリリースするとガンコな下角周りの広背筋もきちんと緩んでくれたんです。

 

僕はどんなやり方にアレンジしたのでしょうか…

 

*ヒントはこの方の趣味です。

 

専門的な姿勢でのリリース

 

硬さがとれなかった時のやり方は普通に仰向けに寝た状態で広背筋を緩めたところで押さえ、指で押さえたまま肩を挙上させる…そんなやり方をしていました。

 

これは広背筋リリースの普通のやり方です。

 

でもこれでは効果が薄かった。なので、僕は別の姿勢を選択したんです。

 

この方の趣味はバレーボールでしたよね?

 

なので、バレーボールでアタックを打つ時のテイクバックの位置で広背筋をリリースしたんです。

 

なぜこの姿勢を選んだかというと、この方はバレーボールを趣味でやっているので、普通に肩を挙上する可動域以上の動きを普段からしているんですね。

 

そう考えるとバレーボールの動きがその方の最大の動きになるので、普通のリリースで行う肩の挙上は狭い範囲になるんです。

 

なので、その範囲でリリースをしたとしても当然不十分になってしまいますよね?

 

テイクバックの姿勢でリリースをやるという普通の患者さんにはしないようなやり方にアレンジしたんです。

 

、、、

 

まずは基本的なリリースのやり方を身につける必要があると思います。

 

ですが、それでは効果が出ない時がありますよね?そんなときに新たなテクニックを学びに行くセラピストも多いと思います。

 

ただ、実は効果が出ない理由はテクニックそのものではなく、今回のように姿勢を工夫することで解決されることも多いと思います。

 

効果を出すヒントは外部のセミナーではなく、目の前にいる患者さんの情報であることもしばしば。

 

やっぱり問診は大事ですよね!!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

P.S

その当時漫才は万人うけするネタが一般的だったそうですが、島田紳助さんは30代の男性だけをターゲットにしていたそうなんです。そう考えても先見の目がありますよね!


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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