日本オランダ徒手療法協会    

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あなたが可動域制限が改善できない理由はこれでは!?

2019.12.02

From  橘田幸博 ビジネスホテルにて

 

「モチベーションを向上しよう!!」

 

最近、本屋やネットでよく目にするフレーズ。

 

これから人口が減って、AIがどんどん導入される時代で

仕事への取り組み方を変化させないと淘汰されてしまいますという危機感から

特に仕事のモチベーションを重要視されているのがよくわかります。

 

僕たち医療人も競争し、生き残って行かなくてはいけない時代なのか

医療向けのモチベーションUPのセミナーや講座も増えてきている印象です。

 

でも、ここまでは聞こえはいいがこんな落とし穴もあります。

 

僕の知り合いでいわゆる自己啓発と言われる、

モチベーションが上がるマインドセットのセミナーの定期的に通っている先生がいます。

 

こんな風に自分を変えようとして色々学ぶことは本当にいいことで、

僕も関心を持っている分野です。

 

そんなある日、ふと一本電話。

 

その知り合いの先生。

 

知り合いの先生「橘田先生、相談があります。」

僕「どうしたの?」

知り合いの先生「なんかうまく行かなくて」

 

よくよく聞くと、

 

自己啓発セミナーに行ったその時はいいのだが、

2日もするとすぐにモチベーションが下がって、

何もやる気が出なくなり、結局この1年で何も変わっていないだといっています。

 

これは自己啓発が好きな方や自己啓発を卒業した方は理解してもらえると思いますが、

 

自己啓発で上がったモチベーションは中々、継続できないのである。

 

結局、自分の内面からモチベーションをあげることができないと

外部からの自己啓発で継続させることは非常に難しいということなのです。

 

では、どうするばいいのか。

 

僕はこの知り合いの先生にこんなアドバイスをした。

 

「自分はこれができると断言できるスキルをつけよう」

 

?(はてな)という思う方もいるとは思うが

 

結局、自己啓発にいく方は将来への不安を抱えているからですよね。

 

だからモチベーションを上げて、仕事しなきゃってなっているわけですよね。

 

でも考えて見てください。

 

誰にも真似できないスキルがあったら、モチベーションあげるために自己啓発セミナーに行きますか?

 

行かないですよね。

 

おそらくそのスキルをレベルアップさせる時間に当てるか、

スキルをもっと生かせる場所探し、環境づくりをするでしょう。

 

なので、自己啓発にハマっている人は、スキルを磨くことに専念するべきでしょう。

 

僕らで言えば治療技術。お店を経営している人はそれに加えて集客スキルとか

 

財務スキルとか。

 

あとは、一流の人が言っているようにスキルとスキルを掛け合わせて自分の価値を上げていく。

 

とにかく学んで知識を増やすことが大事ということです。

 

シビアですけど現実なんです。

 

僕も日々、スキルについて意識しながら行動をとるようにしています。

 

すると、今必要なスキルは何か、そんなスキルが足りないのかが見えるようになってきます。

 

そんな時に、甘い言葉で誘ってくる自己啓発中毒に注意です!

 

出来るだけ、「自分は何ができるのか?」

 

に集中して、僕らは治すスキルを付けて行きましょう。

 

では、本題です。

 

膝の屈曲可動域についてです。

 

臨床で膝の可動域が狭いのを広くするのに苦労した経験ありませんか?

 

僕はあります。

 

膝の可動域が狭いと歩行に影響があったり、

スポーツの世界ではパフォーマンスが低下する原因になったりするので、

ほっとけないですよね。

 

今回なぜこのテーマにしたかというと

 

可動域の原因を1つに絞り過ぎて全然改善されなかった苦い経験をしたので、

そんな間違いをしている先生がいたら、ぜひこんな風に考えて欲しいと思って

書いています。

 

可動域を狭くしている原因

 

こんな患者さんの例を紹介します。

 

その方は、40代の女性。

4年前ぐらいから右の膝に痛みを抱えています。

 

きっかけはママさんバレーでの怪我で、

バレーをするたびに痛みが出て、特にレシーブに膝を深く曲げた時に痛みが出ているそうです。

 

今は痛みもそうだが、

 

膝の曲げる角度がどんどん狭くなって、

正座もできなくなってしまって何かと不便を感じているそうです。

 

うつ伏せになってもらって膝の屈曲角度を調べても膝90度ぐらいしか

曲がらないし、太腿の前が突っ張って痛い。

 

仰向けになって大腿四頭筋を触診しても内側、真ん中、外側共に非常に硬い。

 

これだけでもどんだけ硬くなっているかは想像してくれるでしょうが、

 

本当に硬くなっています。

 

これは治療家としてはこの可動域を絶対取らなくてはと

 

僕「今から膝に関連する筋肉を柔らかくして行きます」

患者さん「やっぱり曲がらない原因は筋肉なんですね」

僕「はい、そうです」

 

とにかく大腿四頭筋、内転筋など膝に関連する筋肉にリリースやストレッチ、物療をして可動域を改善する施術に集中して行います。

 

結果はどうなった思います?

うまくいったと思いますか?

 

ここでわかったあなたは上級者。

 

結果は全然可動域は改善していません。

 

正確には少し気持ち改善したかなというぐらいで見た目はではほとんどわからない程度。

 

では、あなたは可動域が改善しないのは何でと思いますか?

 

僕はこの時にとんでもない基本的なミスをしていたのです。

 

解剖学を思い出そう

 

膝の関節にどんな組織がありますか?

 

筋肉、靭帯、腱、関節包、軟骨、半月板、筋膜など

 

色々ありますね。

 

この中で可動域に関係するのは、筋肉や関節包、靭帯、筋膜、腱など

 

関節外側にあり、曲げるを伸長させる組織ですね。

 

そうです。

 

この膝の可動域を改善できなかった理由は、制限を筋肉でしか考えいなかったのです。

 

今となっては当たり前に他の組織も考えられるのですが、

 

若手の時はとにかく「筋肉」

 

それでは結果は出ないです。

 

では、どうするか?

 

まずは一旦、可動域制限の要因を筋肉以外で考えて見よう。

 

この患者さんでしたら、

 

まずは膝蓋骨の下にある膝蓋靭帯が硬くなっていますので、

リリーステクニック。

 

次は関節包。元々、硬い組織なので、伸ばすのは簡単ではないが、

ストレッチ。

 

次は皮膚。意外と忘れている存在。

 

痛みを長く抱えている場合、皮膚も硬くなっていると感じてことがある先生もいると思いますが、皮膚も可動域を制限を組織の1つなのでリリース。

 

次は外側で腸脛靭帯。この組織の下には外側広筋が存在するので、

組織間の滑走が悪いと可動域制限の要因をなるので、これにはリリース。

 

など、1つ1つ考えるとたくさんありますね。

 

いかがでしょうか?

 

これでは筋肉だけ可動域を改善しようとするのは非常に難しいし厳しいです。

 

これはどこの部位でも一緒で、可動域の原因を筋肉だけで考えることは僕みたいな失敗になる原因なります。

 

まずは明日からの患者さんで可動域の制限がある場合は

 

ぜひ、たくさんの組織をチェックすることから初めてみてください。

 

改善しなくて困っていた悩みも解消しちゃうかもしれません。

P.S  

僕も昔は自己啓発オタクだったので、本屋行くと今でもやっぱり気になりますね。


この記事を書いた人

橘田 幸博

橘田 幸博

柔道整復師。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。JATAC アスレチックトレーナー。整骨院を経営しながら、オランダ徒手療法の代表 土屋の右腕として施術から協会のマネージメントを担う。また、タッチラクビー日本代表(2015,2019)に帯同。2019タッチラグビー世界選手権日本初の銅メダル獲得にも貢献、その他数多くのトッププロの施術を行う。一児の父。

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