日本オランダ徒手療法協会    

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偏頭痛の犯人は胸鎖乳突筋!

2019.11.01

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

 

店員「いらっしゃい」

 

 

仕事終わりに、一人で飲むことが多くなって来たのだが、、(寂しい)

 

 

飲み屋の新規開拓は自分の直感で決めてる。

 

 

様々な検索サイトで調べることはしない。

 

 

なぜかというと、結局あてにならないことが多いから。。。

 

 

で、今回は言ったのは串屋さん

 

 

カウンターの席に座ると、髭を蓄えた、なんとも強面の頑固そうな男性が接客

 

 

おしぼりを丁寧に渡して、今日のオススメを説明してくれる。

 

 

メニューを見るとオヤジのおから、オヤジのコンニャク、オヤジのポテサラ

 

 

串屋さんにもか関わらずサイドメニューが充実して、オヤジ推しのオンパレード

 

 

このギャップが料理のうまさの期待をますます上げていく。

 

 

カウンター越しで、そのオヤジさんが太い指で料理を作っている。

 

 

出される料理の数々は器も盛り付けも綺麗。

 

 

もちろん食べると、これが上手い

 

 

お酒もススム、ススム

 

 

結局ビールを5杯に、なぜかウィスキーを飲んで終了

 

 

少し頭が痛くなりながら家路へ、、、

 

 

いや〜人は見た目によらないもので体験するまでは何もわからないですね。

 

 

ってな、私の居酒屋談義はこのくらいにして、

 

 

今日は、偏頭痛が治らない患者さんの話をしていくね。

 

偏頭痛で仕事がままらない女性

 

「先生、ここ数日偏頭痛が酷くて、イライラしちゃって、、、」

 

 

偏頭痛とかそういうものには無縁だったらしい。

 

 

だから、この痛みに耐えられず、イライラも募っていたらしい

 

 

そこで痛みの箇所と最近の出来事など様々なことを聞いていったんだ。

 

 

  • 痛みの箇所は右のこめかみの部分
  • 押しても痛いし、何もしなくても痛い
  • 日内変動で痛みの変化はなく、気がつくと痛みがずっと続く状態
  • 最近になって、事務の仕事量がかなり多い状態
  • 家事に、仕事にものすごく忙しい
  • 睡眠時間も極端に減っていた

 

そのほかに、自律神経に関するところも聞いていたんだけど、食欲不振やお通じなどの不調は特にない

 

 

痛みの箇所は本人に触ってもらうと、

 

 

ピンポイントでこめかみの部分

 

 

じゃ〜こめかみの部分に対してアプローチすればいいってな感じで施術開始

 

 

こめかみの部分はこんな風になっている。

 

 

側頭筋があって、そのほかに様々神経が介在している。

 

 

だからこれの痛みが

 

 

筋肉よるものなのか?

神経によるものなのか?

 

 

という仮説を立てるわけです。

 

 

でも、おそらく筋肉によるものかと踏んでアプローチしたんです。

 

 

側頭筋の筋膜リリース、筋肉リリース

 

 

すると、痛みは若干減ったもののまだ残っている感じ、じゃ〜神経か?

 

 

神経になると少しアプローチ方法が違ってくる。

 

 

側頭筋の神経支配は三叉神経なんです。

ってことは、この神経が圧迫され痛みを生じている可能性があるって考えたんです。

 

 

で、三叉神経があるところは耳ですよね。

 

 

耳の周りに筋肉を緩めることをしたんです。

 

 

大頬骨筋、胸鎖乳突筋、側頭筋、咬筋などなど

 

 

やるのはリリースとストレッチ口の開閉をしながら筋肉をリリースストレッチしていったんです。

 

 

すると、痛みが取れていったんです。

 

 

でも、その患者さんはまだ納得していない様子。

 

 

実際痛みが残っていたんだよね。

 

 

う〜ん

 

答えは他の軟部組織

で、ほかに何か原因はないか?

神経でもなく、筋肉でもなく、筋膜でもなく????

 

 

思いついたキーワードが栄養と酸素

 

 

つまり、循環が悪いと痛みの物質もは異質されないし、栄養も酸素も行き届かなければ、痛みのある周辺組織は固くなる一方

 

 

じゃ〜それを司るのは。。。

 

 

そう、血管なんです。

 

 

側頭筋の栄養血管は深側頭動脈なんです。

 

 

しかし、この血管は触ることは難しい。じゃ〜どうするのかこの血管につながっているところを見てみると

 

 

総頸動脈に当たるんです。

 

 

で、この動脈に対してアプローチしていったんです。

 

 

ただ、動脈ですし、脳にもつながっているので、注意が必要

 

 

それは、血栓があるかないかの判断です。

 

 

血栓があれば、総頸動脈を通じて脳血栓になってしまうので、その肩の既往歴には十分に気をつけなければならないし、顔面のむくみなんかも注意が必要です。

 

 

この方の場合、上記に当てはまるものがなかったので、決行したんです。

 

 

すると、側頭筋の緊張が解けて、痛みもなくなり、スッキリとした表情になったんです。

 

 

つまり、循環が悪いことで側頭筋が痛くなってしまったということが今回の結論なんです。

 

 

では、この答えは血管が悪いのかというとそういうことには至らないんです。

 

 

血管を狭窄していた犯人がいたんです。

 

真犯人はこいつ

それは、胸鎖乳突筋

 

 

胸鎖乳突筋が総頸動脈を圧迫していたことがわかたんです。

 

 

よくよく話を聞いてみると、事務作業で常に下を向き、軽度頭部を右に向けた状態で書字を繰り返していたようなんです。

 

 

これを週4日、4時間程度

 

 

そのため、胸鎖乳突筋の使いすぎで総頸動脈を圧迫し、右のこめかみに痛みを呈していたということが今回の経緯。

 

 

なんで、胸鎖乳突筋のアプローチをし、家でのホームワークでこの筋肉のストレッチをするように指示したんです。

 

 

また、仕事をしている時に1時間ごとに首の体操とストレッチ指示したんです。

 

 

それからは、痛みなく仕事も家事もこなしている。

 

 

このように、ピンポイントで痛みがあっても、そこの部分にアプローチすればいいのではなく、なんでその痛みが出たのかを様々な可能性を考えながらアプローチすることで真犯人が見つかるんです。

 

 

今回の犯人は筋肉でしたが、途中血管にアプローチしたことでそれが判明したということは様々な組織を考えなければ至らなかったかもしれません。

 

 

なので、一つの場所にとらわれないで、いろんな視点から物事を考えると快復に向かうんですよね。

 

PS

 

一人居酒屋の話を何度もしていますが、

一人飲みは本当に楽しいですよ〜泣く泣く


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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