日本オランダ徒手療法協会    

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プロトコルを止める条件

2019.09.22

From:長島 将太

 

@姪浜のスタバより

 

 

先日、うちのスタッフからこんな相談を受けた。

ちょうどその頃、彼女は前十字靭帯断裂術後の患者を受け持っていた。

 

 

あまり相談事をしないスタッフだったので珍しいなと思いながら、内容を聞いた。

 

 

『いつも通りのプロトコルで進めようとするんですけど、痛みが強くて…』

『どんな基準でプロトコルの進捗を調整すればいいのか分からない』

 

という内容。

 

 

今までは医師からの指示に沿ったプロトコルでどうにかなっていたらしいが

今回はどうも本人的にはにっちもさっちも行かないらしい…

 

 

悩むスタッフを見ながら、昔の自分を思い出した。

みんな同じことで悩むんだな〜と。

 

 

それは、私が駆け出しの頃の話。

 

足の腫れが引かない足関節骨折患者

    

当時の私はプロトコルは、医師の指示通りに進めることが

『良いリハビリ』と勘違いしていた。

 

 

プロトコル通りに進まない時には

『何がイケなかったのか?』と焦り

嫌な汗をかいていたのを思い出す。

 

 

当時、担当していた三果骨折術後患者さん。

 

 

医師のプロトコル通りに進めている筈なのに

いっこうに足の腫れも可動域も変わらない。

まして、荷重時には少し痛いと訴える。

 

 

それでも、私はプロトコルを調整するという考えは無く

自分の知識不足、テクニック不足が『上手くいかない理由』だと思っていた。

 

 

しかし、そこじゃなかった。

 

 

確かにスムーズに治療するには、知識もテクニックも必要なのだが

もっと重要なものがある。

 

 

それは『いま何をするべきかの見極める能力』だった。

 

 

患者さんは、私たちを『リハビリのプロフェッショナル』として見てくれている。

 

新人だろうが、ベテランだろうが同じ。

 

 

だから、言った通りにしてくれる。

少しでも早く退院したい。早く治したいと思ってるから尚のこと。

 

 

多少痛くても、頑張ろうとしてくれる。

 

 

当時、私が担当していたこの患者さんも同じだったと思う。

 

 

ただ、残念だったのは『医師の指示通り、プロトコル通り=良いリハ』と私が勘違いしていたことだった。本当に重要なのは、そこじゃないのに、、、

見極めは『患部が耐えれているかどうか』を優先する

 

結論から言うと、、、

 

 

私が担当していた患者さんは『まだ患部が荷重を増やせる状態ではなかった』にも関わらず、プロトコル通りに荷重アップをした結果、腫れのコントロールが出来ず、可動域制限を含め機能的な部分にまで支障が出てしまいリハビリに難渋してしまったのです。

 

 

では、このような患者さんはどうすればスムーズにリハビリ出来るのか?

 

 

答えはシンプルです。

『患部が耐えれる状況かどうかを見極めながらリハビリを進める』ことです。

 

 

「・・・はい?」って聞こえてきそうですが(笑)

 

 

もう少し分かりやすく言うと…

「患部が耐えれる」=痛みがなく荷重できる

 

もしくは…

「患部が耐えれる」=翌日の腫れがヒドくなっていない

 

 

このような条件をクリアして始めて次ステップに進むと言うことです。

勿論、まだ他にも基準はあるのですが、、、今回はここまで!!

 

 

知ってる方は当たり前かと思いますが、プロトコルはあくまで目安です。

私のように必ずプロトコルに沿って進めようとしないで下さいね。

 

 

決してプロトコル通りが悪いと言っている訳ではありません。

 

 

プロトコルを進める条件

・次の段階に進む基準/前提

 

 

上記の2つを明確にした上でプロトコルを進めて欲しいと思います。

次回のメルマガは、「次の段階に進む基準作り」です。

 

PS

最近、メルマガ執筆がご無沙汰だったので申し訳ありませんm(_ _)m

このメルマガを新たなスタートにします!

 

 

そして、次は記念すべき40作目(苦笑)

乞うご期待〜〜〜〜〜


この記事を書いた人

長島 将太

長島 将太

理学療法士。JADMT認定 徒手療法士。プロの選手からインカレ・インターハイ選手など数多くトップアスリートを診てきている。また、オランダ徒手療法ではチーフ講師として本物の医療を伝えるために後進の育成にも余念のない。サーフィンをこよなく愛する2児の父。

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