日本オランダ徒手療法協会    

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ジャンパー膝はこれで改善

2019.09.03

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

 

スタッフA「真っ黒ですね〜、どこ行ってきたんですか〜」ニタニタ

 

 

スタッフB「いいな〜、俺も海外行きたいですよ〜」ニタニタ

 

 

杉山「いや〜、休みはほとんどなくて仕事だったんです。」

 

 

スタッフAB「またまた〜〜〜」

 

 

お盆明け、出勤するといろんな人から同じような言葉責め似合う日々。

 

 

それもそのはず、以上に真っ黒なんです。

 

 

肌が…

 

 

まるで、沖縄や海外の島々に行ってきたような焼け具合

 

 

自分でも嫌になるくらい焼けているんです。

 

 

しかし!!

 

 

海外なんか行ってないし、ましてや休暇中にビーチで日焼けなんかしてないんですよ。

 

 

それを、外見だけで言われる始末。

 

 

実は、5日間ほどサッカーの遠征で北陸にいたんです。

 

 

朝から日が暮れるまでグラウンドにいたんで肌が驚くほどに真っ黒なんです。

 

 

と説明しても、信じてもらえない始末。。。

 

 

最後にはお土産はないんですか〜ってな感じ

 

 

あるわけないだろう!仕事で行ったんだから!!

 

 

人の思い込みって本当に怖いったらありはしない。

 

 

さて、思い込みはどんな場面でもありますよね。

 

 

特にリハビリ業界なんかたくさんありますよね。

 

 

思い込みというか、固定観念というか

 

 

この疾患はきっとこれが効果があるってな感じで治療やホームワークを教える。

 

 

思い込みって怖くて、それを信じ切って治療するからなかなかその考えから脱却できなくて長期の治療が展開される始末。。。

 

 

そんな経験したことないですか?

 

 

以前、ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の患者さんを見たときに、思い込みが強くてとにかく大腿四頭筋の緩みを出せばいいやなんて思いからストレッチをやってくださいなんてことをやってしました。

 

 

これ結構やりがちですよね。

 

 

今では思い込みなんてほとんどしなくなったんでストレッチだけでいいなんてことは言わなくなったんですが。。。

 

 

今回はジャンパー膝(膝蓋腱炎)でうまく施術できた話をしようと思います。

 

ストレッチを指導されて痛み倍増

「杉さん、膝のここが痛いんですよね。病院に行ったら湿布とストレッチを教えてもらったんです。でも、一向に痛みが取れなくて。。。」

 

 

どんなストレッチかっていうと、大腿四頭筋のストレッチでこんなやつ↓

 

 

 

これね〜

 

 

これいいだけど、これで痛みが取れないとすると他に原因があるんだよね。

 

 

このストレッチ方法って確かに大腿四頭筋のストレッチ方法であってはいるんだけど。。。

 

 

ここから、痛みの部位とどんなことをすると痛いのかを問診したんだ。

 

 

すると

 

・膝蓋腱の外側に強い痛みがある

・膝が曲がるとき

・ランニングでの着地

・キックするときに脚を後ろに引いたとき

・ジャンプでの着地

 

全て膝の外側が痛いっていうんだよね。

 

 

なるほどね。

 

 

確かにあのストレッチだけじゃ治らない。

 

 

大腿四頭筋はあってるけどね。

大腿四頭筋は4つの筋肉で構成されているじゃないですか。

 

 

で今回痛いのが膝蓋腱の外側

 

 

膝蓋腱の外側→その先に何があるか何だよね。

 

 

ここがミソなんだ。

 

太ももの外側を攻めろ

痛みの箇所はピンポイント

 

 

局所の痛みだから、その部分に関してアプローチすればいいと考えたんだ。

 

 

今回は外側広筋のオーバーユーズが問題だと考えたんだ。

 

 

で、実際に外側広筋の左右差を見ると明らかに痛みが出ている側の外側広筋の張りが強く(筋緊張)、圧痛もかなり強かったんだ。

 

 

しかも、膝蓋骨は外側上方に変位していて明らかに引っ張られているんだよね。

 

 

これはかなりの確率で、外側広筋が原因ってことがわかる。

 

 

そこで、アプローチしたのは

 

・外側広筋の走行上の筋膜リリース

・外側広筋を中心とした左右の大腿筋膜張筋・大腿直筋・中間広筋の筋間リリース

・大腿筋膜張筋・大腿直筋・中間広筋の筋膜リリース

・外側膝蓋支帯のリリース

・膝蓋腱のリリース(主に外側から)

・骨盤のアライメント調整

・膝蓋骨モビライゼーション

・大腿脛骨関節のモビライゼーション

 

 

こんなアプローチをしたんだよね。

 

 

初めのリリースでほとんど痛みは改善したんだ。

 

しかし、筋肉や靱帯は関節介してくっついているからこのアライメントの調整をすることで完全に痛みが消えるんだ。

 

 

そのあとはランジ動作、ジャンプ動作、ランニング、キック動作を確認して施術終了。

 

 

どのフェーズでも痛みは無くなったけど、おそらくこのままいくと痛みがすぐに出てしまうから本人には簡単なホームワークを指示。

 

・内側広筋の筋トレ

・運動前の動的なストレッチ

・利き足でない方のキックの練習

 

この二つだけ

 

 

単純に外側に引っ張られすぎているから、内側広筋の収縮を入れてもらって膝蓋骨の位置を真ん中にして張力のバランスを整えること。

 

 

利き足でない方のキックの練習をしてもらい左右の骨盤のバランスを整え大腿四頭筋と大腿二頭筋のバランスを整えること。

 

 

これを2週間くらいやってもらった。

 

 

すると、すっかりと痛みは無くなったんだよね。

 

 

なんか、筋肉の使いすぎにはストレッチがいいみたいな固定観念ってあるじゃないですか?

 

 

確かに使えるんですけど、ジャンパー膝みたいに硬くなった筋肉をより伸ばしちゃうと痛みのある靱帯がさらに伸ばされる結果になって、痛みが強くなっちゃうことがあるんですよね。

 

 

だから、ストレッチの使い方も慎重にしないといけないですよね。

 

P.S

 

夏休みはたった、3日間。

あと2日ほど残っているからどこかに行きたいものです。

 

でも、2日で海外は厳しい〜〜〜(笑)

 

 


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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