日本オランダ徒手療法協会    

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ミッション!ポータブトイレ移乗自立

2019.08.22

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

気持ち〜〜〜

 

森林浴って本当に気持ちいい

 

先日キャンプに行ってきたんです。

 

うちの子は初のキャンプ体験

 

子供にとっては初体験だったんで、環境がいいキャンプサイトをセレクト

 

昔はなんもなくて、トイレは和式のボットン便所が普通で蜘蛛の巣を張ってて虫もブンブン飛んでいて、トイレも早く出たい感じだったんです。

 

今は、屋外のトイレが洋式ウォシュレット付き

 

蛇口をひねればお湯も出てくる

 

すごいですよね〜

 

そんなもんで、かなり自分油断をしていたんです。

 

虫も少ないだろうって勘違いしてたんです。

 

だから、ハーフパンツ、Tシャツ、サンダルで過ごしてたんです。

 

そうしたら悲惨な出来事が、

足首、手首に合計5箇所アブに刺されたんです。

もう痒いのはもちろん、どんどん腫れ上がって痛みも出てきたんです。

 

楽しいはずのキャンプが大惨事に。。。

 

しかし、刺されたのは自分だけ、他は刺されない。他のキャンプしている人も刺されていない様子。

 

なんで、自分だけが。。。

 

アブに刺される人にはある特徴があるんです。

 

それは黒い物によってくるらしい

 

黒いもの???

 

そう、自分日焼けして異常なまでに真っ黒なんです。

サッカーの帯同で外に朝から晩までデズッバリでいたから他の人に比べたら明らかに真っ黒。南国でも行ってきたのかって感じなんです。

 

だから、刺された後も、一人アブに追いかけられる2泊3日

 

皮膚の色といえば、

 

病院では皮膚の色を注意深く評価することがありますよね。

 

自分は寝たきりの患者さんや終末期の患者さんを見ることがあって、皮膚の状態や色にはかなり注意してたんです。

 皮膚の色が悪いってことは循環が悪いってことだから、床ずれになりやすかったり、動きがなくなってくるんです。

皮膚の色が悪いってことは循環が悪いってことだから、床ずれになりやすかったり、動きがなくなってくるんです。

 

でも、なかなかこれって改善できないですよね。。。

どうにかして循環を良好にしたい!

訪問リハビリをしている時に、寝たきりの患者さんを見たことがあって、家族からの希望はなるべく離床させて、ポータブルトイレまでを自立させて欲しいとのことだったんです。

その患者さんって、ほぼ1日寝ている状態で、寝返りもしなければ、自分で起きて食事をとることもできなかったんです。

食事をするときはベッドを90度くらいまで上げて、介助者が食事介助するような形。

本当に何も自分でできないような方だったんです。

ただ唯一、テレビのリモコンは自分で操作して、見たいテレビを見ていたんです。

で、自分に課せられたミッションはさっきのベッド横に置いてあるポータブルトイレまで自分で移動して、そこで排尿・排泄をすること。

うわーむずって

心の中で思っちゃいましたよ。

自分で何かをすることはしないわけですからね。

この患者さん認知症もあるから、こちらからコーチングやティーチングなんてことしても通用しないんです。

どうするのか?

だから、最初は可動域訓練や筋力訓練をするんです。なんとなくやってはくれるんですが、途中でもう脱力。

自動運動なんか全く効果がない。

寝てばっかりいるんで、テレビを見てもらいながら下肢リハビリをしていたんです。

テレビはどんどん色んなチャンネルに変わっていって、

「これは面白いは〜」「これはつまらない」「この女優さんは綺麗ね」

ってなことをしていたんです。

他には、一緒に離床させて座らせても不安定、立ち上がりでは介助で立ち上がるけどフラフラした状態。。。

であることに気づいたんです。

それは、血色

手の色と足の色が驚くほど違っていてたんです。

手の色は血が通ったような感じ、足は真っ白ってな感じ

あれ???

もしかしたら、、、

循環が動作を変えていく

これって、もしかしたら、循環が問題じゃないのかって思ったんです。

お気付きですよね。

そう、手はリモコンを操作して使っているから循環がいいんです。しかも、頭もベッドに押し付けている感じじゃなくて、しっかりと保持できている。

しかし、寝返りもしないから腰も動かしていない、足でを動かすわけでもないから色が白いんです。

これだって思いましたよ。

まずは循環を促すことから始めようって、

下肢の循環って下肢をただ動かせばいいのではなく、動きは末梢神経腰椎1番から仙骨2番が関与していて、栄養血管は自律神経の胸椎10~腰椎4番が関与しているからそこにアプローチしていけば、循環が良好になって動きが変化するかもしれないって思ったんです。

そこで

・胸椎から腰椎周囲の筋肉・皮膚・筋膜リリース

・脊柱のモビライゼーション

・下肢の可動域訓練

・下肢の筋力訓練

など

と脊柱からアプローチしていったんです。

するとみるみるうちに下肢の血色が変わっていたんです。

これを毎回のリハビリ取り入れながら

起き上がり

座位保持

立ち上がり

ポータブルトイレ移乗

訓練を行っていったんです。

すると数ヶ月後にはポータブルトイレの移乗が見守りレベルですができるようになっていったんです。

家族の方本当にびっくりしていて、喜んでいましたね。

にしても、皮膚の色に着目しなければ、この循環というキーワードにはたどり着けなかったし、こんなにうまくことが運ばなかったと思います。

是非、循環から物事を考えて、末梢神経と自律神経の組み合わせでリハビリを進めてみるのもいいかもしれないですよ。

P.S

ちなみにこのかた褥瘡(床ずれ)もあったんですがそれも解消できたんです。

P.P.S

皆さんは夏休みはしっかりとリフレッシュできましたか?

自分はリフレッシュまではいきませんでした笑


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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