日本オランダ徒手療法協会    

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治療成績は自主訓練がカギ!

2019.08.18

from 黒田雄太  自宅デスクより

 

「あー、なんか頭痛いなぁ…。」

 

いつもはスッキリ起きれるんですけど、今日はなんだか調子が悪い。

 

あっ、そうか昨日久々に夜ビール飲んだからか!

 

ビール1本で翌日頭痛いなんて情けない…。僕も酒に弱くなったもんだ(笑)

 

僕の友人が禁酒を始めたらしいのですが、それを見て逆に無性に飲みたくなってしまったんです(苦笑)

 

かく言う僕も半年〜1年前ぐらいはほぼ毎日のようにビールかハイボールを飲んでいました。

 

飲むと言っても、350ml1本で大したことない量ですが、家で飲むとなんだかすぐに酔いが回っちゃうんです。なのでこの本数で満足!

 

ただ、今はほとんどお酒自体飲まなくなりました。

 

理由は2つ。

 

1つ目はお金の節約。

 

仕事帰りにコンビニがあるんですけど、そこでよく買ってました。でもコンビニって便利な分少し高いじゃないですか。だから節約して出来るだけ買わないようにしてたんです。

 

2つ目はパフォーマンスの問題。

 

これは冒頭のことなんですけど、やっぱり飲んだ翌朝はなんだか調子が悪い。特にここ数ヶ月は早起きでメルマガを書くことが多いので、朝はスッキリした状態で頭はバリバリ働かせたいんですよね。

 

だから、禁酒という強い決意をすることなく、自然と飲まなくなってしまいました。

 

そして、飲まないのが習慣になったんですね。

 

本来、人間が何か新しい事を習慣にするときには体にとって良い事をしようとするときですよね。

 

だけど、いいのは初めのうちでなかなかそれを続けられないのも事実。

 

患者さんに指導する「自主訓練」も同じですよね?

 

これやって下さいね!って言ってもやってくれる人は2割ぐらい?(苦笑)

 

でも、それじゃ治りません!!

 

ではなぜ患者さんは「自主訓練」をしないんでしょうか?

 

今日はそんなお話。

 

腱板損傷っぽい?肩の痛み

 

臨床ではこんな感じではっきりと分からない患者さんの治療をすることもありますよね?

 

ですが、本題の前にこのような状態では治療しても大丈夫かどうかの見極めをしないといけません。

 

レッドフラッグ(治療の適応ではない症候や疾患)の鑑別です!

 

今回の患者さんはレッドフラッグはなかったですが、あなたは必ずやってくださいね!

 

本題に戻ります。

 

右肩の痛みがある患者さんです。

 

・右手が上がらない(右肩屈曲は60°程度)

・安静時痛や夜間痛はなし

・右手を上げようとしたり、前に手を伸ばそうとすると痛い

・痛みの部位は右上腕部前面

・収縮時痛あり

 

手の上げ方などをみると腱板損傷みたいなのですが、痛みの部位は上腕部。しかも収縮時痛があるので、痛みの原因となっている組織は上腕二頭筋と考えました。

 

この患者さんのニーズは「右手を伸ばして物を掴めるようになりたい」。

 

なので、徒手療法に加えて運動療法が必要になるのです。

 

どの関節においてもある程度運動療法の方針はあります。

 

今回の肩関節であれば、

 

①肩甲骨の可動性up

②肩甲骨の安定性up

③インナー(腱板)の再教育

④インナーとアウターの同時収縮

⑤動的な肩の動き

 

かなり大雑把ですが、こんな感じ。

 

ただ、この患者さん肩甲骨周囲筋が硬く肩甲骨の動きがかなり悪いので、まずは①の段階からスタートです。

 

・肩甲骨周囲筋のリリースやストレッチ

・肩鎖関節のマニュプレーション

・肩甲骨のモビライゼーション

 

これらを行う事で、肩甲骨の可動域はかなり良くなりました。

 

さて、ここであなたに聞きたいのですが、

 

「治療した時はいいけど、次の治療の時にはもどってしまっている」

 

こんな経験をしたことはありませんか?

 

ほぼ100%の人が経験していると思います(汗)。

 

では、なぜもどってしまうのでしょうか?

 

それは…

 

「自主訓練を習慣化出来ていないから」

 

自主訓練を指導するところまではやるんですけど、なかなかやってくれない(涙)

 

どうしたらやってくれると思います?

 

実は自主訓練を指導するときの「説明の仕方」に問題があったんです。

 

なぜ人は水を買うのか…?

 

この問いの答えは「水が必要だから」です。

 

人が購買する時には「必要なもの」は買いますし、「必要でないもの」は買いません。

 

人によって理由は様々ですが、その人にとって「必要なもの」はどんなに遠くにあっても、どんなに高価なものでも買うんです。

 

ということは、これを自主訓練の指導にも応用したらいいんです。

 

あなたは(昔の僕も(苦笑))自主訓練の説明をこんな風にしませんか?

 

「肩関節は肩甲骨が土台になっていて、この動きが悪くなると肩に負担がかかるんです。だから、肩甲骨を動かす運動が大事なんですよ!」

 

僕もこんな風に説明していましたが、やってくれた試しは数える程しかありません(涙)。

 

解剖学的、運動学的には正しいのですが…(苦笑)。

 

では、どのようにしたら「必要性」を感じてもらえるか?

 

例えば、

「〇〇さんの目標は右手で物を掴めるようになることですよね?早くそうなるためにはまずしっかりと肩甲骨を動かすことが出来ないと次の運動にいけないんです。これが最初の関門なので頑張りましょう!」

 

「今だいぶ肩甲骨の動きが軽くなりませんでしたか?この効果を維持するためにはしっかりと肩甲骨を自分でも動かしておかないといけませんよ。」

 

などのように

 

・することによるメリット

・しないことによるデメリット

 

を伝えたりすることが「必要性」を感じてもらえるコツかなと思います。

 

ただこれは人によってどのような言葉が響くかわからないので、その人に合った言葉を見つける必要がありますが。

 

、、、

 

このように治療成績を上げるには治療や自主訓練の内容も大事なんですが

 

それよりも「それを続けさせるためのノウハウ」が大事だと思います。

 

そのひとつの例が今回の自主訓練の説明の仕方です。

 

要は「プレゼン能力」ですね!

 

口ばかりでは患者さんから信頼されないので、しっかりと治療スキルを身に付けることはとても大事です。

 

おそらくこのメルマガを見ている人は向上心があり治療スキルを高めたい人が多いと思います。

 

ですが、そこをやりつつも「プレゼン能力」を始めとする専門外のスキルも是非身につけてみてはいかがでしょうか?

 

必ず結果に結び付くと思いますよ!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

次に家で飲むときには、翌日何もない日にしようと改めて思った黒田でした(苦笑)


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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