日本オランダ徒手療法協会    

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腰痛再発は「〇〇をしなかった」のが原因!

2019.08.07

from 黒田雄太  自宅デスクより

 

僕が作業する時には音楽が不可欠!無音じゃなんか捗りません(汗)

 

BGMを流しています。以前もこんなこと書いたような気がしますけどね(苦笑)。

 

前はたぶんカフェミュージックを聞いているってことを書いたと思うんです。

 

でも、今はちょっと嗜好が変わりました!

 

最近のお気に入りは「ジブリ」!

 

特に「風立ちぬ」と「千と千尋の神隠し」が好きです。

 

作業が捗る捗る!!

 

すーごい勢いでメルマガを書いてます(笑)

 

今のはちょっと盛り過ぎました(苦笑)

 

でも、心地よくて良いんですよね。

 

やっぱり幼い頃から聞き覚えがあるので、童心にかえって気持ちがウキウキな気分になるんだと思います!

 

このように楽しい気分で仕事が出来れば良いですが、実際はそんな時ばかりではありませんよね?

 

臨床でこんな事があった時にはもうテンションが下がりきってしまいませんか?

 

「治療の後に痛みが強くなってしまった!」

 

焦りますよね(涙)

 

今回は僕の経験談を交えてその事について書いてみようと思います。

 

仕事も休むくらいの腰痛

 

以前の職場で同僚だった20代の女性職員。
 

 

腰痛があるようでした。時々歩き方からなんか調子が悪そうだなぁと思ってたんです。

 

そんなある日、彼女が仕事を休んだんです。

 

普段休むような人出なかったので、何か体調が悪くて休んだのかなぁと思っていました。

 

休みが数日続き、出勤して来た日。

 

え〜〜って、ビックリするぐらい酷い歩き方をしていたんです(汗)。

 

完全に疼痛性跛行が出ていて、痛みがある右側の脚には体重が乗せられていないようでした。

 

院長から腰痛体操の指導を受けたり、物理療法を休み時間にしているようでしたが、症状は変わらず…。

 

そんな時に院長から「〇〇さんに腰痛体操を指導してくれないか?」

 

と言われました。

 

指導の前に問診をすると

 

・痛みは右の仙腸関節

・ピンポイントの痛み

・圧痛あり

・荷重や長時間の立位、体幹伸展で痛い

 

などの情報が得られました。

 

そして、何より痛みがかなり強い!!

 

最大の痛みを10だとすると7ぐらいの強烈な痛みでした。

 

もう痛みが強すぎて、仰向けで股関節を少し動かすだけで痛みが走っていました。

 

「こりゃ、腰痛体操すら出来ないな!」

 

と僕は思い、まずは施術から行うことにしたんです。

 

痛みで緊張した腰部や神経支配の関係で硬くなった中臀筋などの臀部の筋にリリースをかけます。

 

しかも、痛みに対してかなり過敏になっているため、再度痛みの閾値を上げるために痛みに耐えられるギリギリの強さで刺激を与えます。

 

その後、仙腸関節をゆっくりと過剰な痛みを出さない範囲でモビライゼーションなどをしていくと…

 

痛みが劇的に改善!

 

これには彼女もビックリ!と同時にかなり喜んでくれました!!

 

そんな感じでその日は施術をして終了したんです。

 

、、、

 

翌日…

 

なんと彼女がまた仕事を休んでしまったんです。しかも腰痛で。

 

僕の治療が悪かったのか?と不安と申し訳なさでいっぱいになりました。

 

ちょっと時間が空いた時に、彼女に謝罪しようと電話をしてみたんです。

 

少し、昨日の治療のことやその後の事などを聞きました。

 

よくよく聞いてみると腰痛が強くなって仕事を休んでしまった理由がわかってきたんです。

 

その理由は一安心出来るものでもあり、失敗したなぁと反省すべきものでもありました。

 

痛みがとれた開放感が仇に…

 

久々に快調に動けるようになった彼女が施術の後にやった事。

 

それは、「普段も歩かないような距離を歩いて帰った事」

 

完全にオーバーユースです(汗)

 

彼女の頭の中は

 

痛みがとれた!=治った!

 

になっていたんです。痛みがどれくらい長期間に及ぶかにもよりますが、強い痛みを抱えていると腰部の多裂筋や腹横筋などのコア、殿部の中臀筋や大臀筋などの筋肉は萎縮したり、筋緊張が高くなり硬結が出来ていたりします。

 

ということは筋力低下が起こっていることになります。

 

コアや殿部周りの筋の働きが悪い状態で普段歩かないような距離の歩行をするとどうなるか?

 

仙腸関節を安定させるためのコアが働いていないので、仙腸関節は不安定になり、一部の靭帯や関節面の軟骨に伸張や圧迫のストレスが加わってしまいます。

 

すると、当然ですが痛みが再発するということになります。

 

僕がすべきだったのは施術して痛みがとれてしまっても、実際にはコアや殿部周りの筋力は低下しているため、無理をするとまた痛みが再発してしまうという『リスク』についての説明を行わなければならなかったのです。

 

反省と学びがあった1ケースでした。

 

、、、

 

臨床でもこのような患者さん多くありませんか?

 

痛みがとれるとつい無理をしてしまう患者さん。

 

このような患者さんは良くなるとすぐに無理をして再発…ということを何度も繰り返していることが多いですよね?

 

しっかりと結果を出すにはこのようなことを繰り返さないための患者さんのマネージメントが必要となります。

 

『リスク』も説明しつつ、本当に再発することで良いのか?など改めて患者さんと目指すべき目標を明確にしてみるのも良いかもしれませんね。

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

ジブリはやっぱり作業が捗ります!でも何か別のオススメBGMがあったら僕に教えてください!よろしくお願いします(笑)


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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