日本オランダ徒手療法協会    

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背中の痛みは内臓が原因かも

2019.06.21

from杉山貴規 広尾オフィス

 

今日も広尾のオフィスにいるのだが、全然文字が頭から出てこない。

 

最近自分にイベントごとや話題がないのかと思うくらい全く出てこない。

 

最近のイベントを書いてみると

 

運動会

仕事、サッカー

仕事、サッカー

仕事、サッカー

仕事、サッカー

仕事、サッカー

子供と公園で遊ぶ

サッカー…

 

何やら、ほとんどがサッカーで埋まっている

 

先日、サッカーの帯同が一ヶ月の半分を占めていたことに驚いた。

 

こんなに行っていたっけというくらい、サッカーの仕事をしている

 

「羨ましい〜」

 

って思う先生もいるかと思うが、結構大変

 

サッカーの仕事って帯同以外にも色々あって、けが人の選手の対応、病院のドクターとのやりとり、監督への報告

 

帯同していない時も頭の片隅にはサッカーのことが頭から離れない状態。

 

いつ何時、怪我をするかわからないから、常に携帯電話を持って、いつでも対応できる環境にしている。

 

特に大変なのが、けが人に個別に出すメニューだ

 

毎回、自分が帯同しない時はその選手にあったメニューを出すように心がけている。

 

しかし、状態は日に日に変化するから、LINEでこれやっておいてみたいな感じにするとメニューの負荷が適当ではなかったりするから、多くの場合は選手に電話で話して声を聞くようにしている。

 

声のトーンや受け答えの仕方で負荷を上げてもいい選手とそうでない選手がわかるからだ。

 

だから、仕事の合間の時間を使って対応している。

今思うと、自分のブログはサッカー関係の話多いんだなって。

 

で今日はなんの話をするかというとサッカーの話ではなくて。

 

急に背中が痛くなった患者さんの話。

 

ただこの方にはある問題があって、色々と複雑な過程を踏んでいった症例なんだ

 

背中の真ん中が痛いんです

「背中が痛くて、、、」

 

実はこのかた、以前にも私のところに来た患者さん

 

背中がすごく痛くて、どうにかしてほしいって話だったんだ。

 

その時は、施術を繰り返して一ヶ月程度で卒業したんだよね。

 

で、今回も同じところが痛いと言って来たんだ

 

痛みの箇所はピンポイント

 

胸椎7番目(ちょうど両肩甲骨下角を結んだラインの真ん中)

 

でここから色々問診

気になった点を抜粋すると

 

・最近痛くなった

・昔、首を寝違えて長期にわたって痛みが取れなかった

・痛みが背中の時と首の方にも移動する時がある

・最近胃が痛い

・痛みは朝方に痛みが強く、徐々に弱くなって、夕方再び痛くなる

・仕事と家事が忙しい

 

うーん?なんだ??

 

注目したのはどこかというと『胃』『首』『朝と夕方』

 

この3つなんだよね。

 

痛みの箇所が移動して首に来る

胃の痛みがある

日内変動がある

 

で色々考えてある仮説が成り立ったんだ。

この痛みの原因は…

この痛みの原因は胃に問題があるかもしれなって思ったんだよね。

 

なぜか?

 

ポイントはさっきの3つのワード

 

「胃に痛みがある」「朝・夕に痛みが出る」この二つから内臓系の問題かなって思ったんだ。しかも、胃、十二指腸の可能性が高い。

 

特に朝・夕の痛みはおそらく胃酸が出ることで腸の内壁を損傷させている可能性が高いって考えた。

 

そして、さらに最初の痛みの部位

 

胸椎の7番目

 

実はここから自律神経が出ていて十二指腸を司る神経なんだよね。

 

でこれを裏付けたのが

 

既往歴にあった首の寝違え

 

時々首に痛みが移動するという場所が頚椎の7番目

 

頚椎と胸椎で違うじゃんって思うかもしれないけど。

 

実は頚椎7番と胸椎7番は自律神経と運動・感覚神経の関連性があるんだ。

 

簡単にいうと頚椎に問題が出ると胸椎にも問題が出やすいんだ

 

長期にわたって首が痛くなったことで、頚椎7番の栄養循環を司る胸椎7番に影響が出て、さらにその影響が胃の痛みを併発した可能性があるって考えたんだ。

 

ってことは、もしかしたらこれはレッドフラッグかもしれない。。。

 

今回は施術しません

もしかしたら、この痛みの根源は十二指腸に問題があるかもしれない。

 

そう考えた自分は、患者さんにその旨を伝えたんだ。

 

杉山「もしかしたら、十二指腸潰瘍の可能性があるから一度消化器系の専門医で診てもらったほうがいいです」

杉山「その判断で、こちらで治療するか否かを決めたいです」

 

患者さん「えっ!??」

びっくりしますよね。

 

背中を痛みを取り除いてもらおうって来たのに、施術もできないで他院の受診を言われるなんて

 

でも、その方とは関係性がしっかりできていたので、承諾してくれたんです。

 

それから、すぐに受診してもらったら。

 

案の定の結果が出たんだよね。

 

胃酸が出過ぎてて、胃の内壁を傷つけていたらしい。

 

内服薬をもらって、4週間ほどで完治したんだ。

 

それから、自分のところに来て施術をしたんだよね。

 

その時には背中の痛みはなかったんだけど、病院に行く前にある約束をしておいたんだ。

 

杉山「おそらく、内服薬で治療していくと思います。そうすれば背中の痛みは楽になると思うんです。でも、元々の根源は首に問題があるんで、内服治療が終わったらうちに来て頸を診ましょう」

 

てな感じ。

 

それで約束通りに来てくれて施術したんだ。

 

一ヶ月くらいして、首のケアと施術をして卒業したんだ。

 

今では、なんの症状もなく生活に趣味に没頭しているとのこと。

 

背中が痛いはちょっと幅を広げてみることが大事、筋肉、筋膜、関節以外の問題が多く孕んでいる可能性があるんだよね。

 

だから、問診からのちょっとした情報が治るスピードを上げるきっかけになるんだよね。

 

ぜひ、試してみてくださいな。

 

PS

そうそう最近の出来事といえば、

じんましん、嘔吐、発熱の3本柱が襲って来たこと(笑)

 

またこの話は別の回で。。。


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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