日本オランダ徒手療法協会    

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『重りを使わない』リハは時代遅れ

2019.06.18

from 杉山貴規 自宅デスク

 

新宿や中目黒をぶらぶらしていると多くの外国人観光客を目にする。

 

そこで見かけるのスマフォの使い方が独特。

 

何が独特か

 

それは通話の仕方

 

自分はスマフォを耳にかざして通話をしている。

 

スマフォが鳴るたびに、耳の方にスマフォを持っていく。

 

これって、幼少期から電話を使ってきて、スマフォになってもこの行動は変わらないし、多くの日本人がこのような行動をとっていると思う?

 

時々、独り言をしゃべるように歩いている若者を見ることがあって、違和感を感じるほど。この行為に慣れているよね。

 

しかし、海外観光客の方々は少し違う。いくつかパターンがあるんだけど、、、

1つ目はイヤホンで独り言のように話しているパターン

2つ目はスピーカーにして、スマフォの下にあるマイクに向かって話しているパターン

 

この光景をよく目にする。

 

海外の方がはなんて滑稽なことをしているのかとあざ笑っていたのだが、

 

最近あるニュースを見て、笑い者は自分なのではないかと気づいた。

 

それは、『電磁波が脳に与える影響』

 

図が載っていて、3G、4Gでこんなにも耳に近づけて話すことで脳にこんな影響があるっていうのが一目同前のようにわかったのだ。

 

電磁波の健康被害はかず多くあるようだが、詳しいことは自分で調べて欲しいから割愛ね。

 

でも、もうその図を見ると

「えっ!!」っていうくらいやばい状態

 

その記事の末尾には「これが5Gになったら甚大な影響が待っているかもしれない」ってなニュアンスのことが書いてあった。

 

それを見た後に、海外観光客や若い人たちがとっていた行動はこの事実を知ってか知らぬかわからないけど、きっと健康被害を避けている行動なのだとわかったんだ。

 

それからなんだけど、それを見習って電話の回数を減らしてLINEやメールなどでの情報交換を多めにとるようにしてる。

 

後、なるべく電話する時はイヤホンを装着してスマホを遠ざけて話しようにしてるんだよね。

 

てな感じで、どんどん技術革新が進んで、昔は良かったことが今では「だめー」とか、ダメな事が今では「オッケー」なんてことがよくあるわけです。

 

医療業界もそんなことよくあります。

 

最近では病院から重り、重錘がなくなっているリハビリ室も多く見受けられます。

 

知り合いに聞いても、重りなんてもう昔のリハビリだからほとんど使っていないよ。

 

なんて、言葉をよく耳にするんです。

 

でもそれって、本当にどうなんでしょうか?

 

捨てられる重錘

昔って、4年くらい前の話なんですけど、リハビリ室の掃除をしたんですね。最新のレッドコードとかストレッチポール、バランスボールなどに混じって、奥の方から埃まみれの重錘やダンベルがゴロゴロ出てきたんです。

 

その当時の職場って、ほとんどのスタッフが重りなんて使っていなかったんです。

 

自分もその一人でした。

 

だから、廃棄処分の一番手だったんです。

 

なんで使っていなかったというと、ほとんどのスタッフが筋骨格系から姿勢の改善を行い、様々な正常動作に近づけていく事で、患者さんの目標に近づけていくことをしてたんです。

 

だから、その中で重錘ってほとんど使っていなかったんです。

 

他にも理由があります。

 

重りを使ってのリハビリを何も知らない。

それを使ってどんな効果が期待できるかを考えていない。

様々な勉強会でリハビリに使うツールに重りを使ったものが全くない。

 

こんな事が挙げられるんです。

 

実際、当時自分もそんな中で働いていたし、重りを使ってもただの筋トレだろってな感じで無視してたんです。職場のトップも使ってないし、すごい著名な先生もあんなのは古いとかあんなリハビリは時代遅れみたいな感じで言っていたんですから。

 

だから当然、やらないでしょ!

 

でもあるとき、SNSの動画でバリバリ重錘やジムにあるトレーニング器具を使ってリハビリを行なっている場面を見たんです。

 

自分もその当時、ほぼほぼ自己洗脳していたところがあったから、

 

こんな古いリハビリまだやっているところがあるんだって思って見てたんですよ。

 

でも、何かそのリハビリの様子を動画で見ていて、何か不思議な感覚になったんです。

 

なんで、古いことをやっているのにこの人は僕たちと同じように患者さんを回復させる事ができているんだろうかって??

 

だって、そうでしょ。

 

古いことやってれば結果はついてこないはずじゃないですか。

でも、いい結果を出している。

 

その時、何かが僕の中で崩れてきたんです。

 

温故知新

重錘やジム器具を使ったリハビリは古いのではなく、実は最新リハビリになってきているんだって。

 

実は、筋骨格系のリハビリって、長くやっているとわかるけど限界があるんです。それは、病院での生活には耐えられるけど、退院後の生活やスポーツ復帰には耐えられないんです。

 

だから、退院した後も多くの患者さんが長期にわたって、通院を繰り返しているんです。

 

つまり、その患者さんが望んでいた完治には、なっていない事が多いんです。症状の緩和や動作の獲得ができたとしても患者さんが望んだ入院前の生活や受傷前の生活には程遠いんです。

 

何が足りないのか?

 

それはその生活やスポーツ復帰するための抵抗力が各組織を含めた体に備わっていないんです。

 

じゃ〜リハビリで同じような環境を作って長期的にやればいいのかというとそういうことでもない。

 

ではどうするのか?

 

そこで重錘やスポーツジムにある器具が重宝されるんです。

 

日常生活でどんなものを持って、どのくらいの距離を移動するのか?

スポーツではどんな競技をしていて、どのくらいの接触が体にのしかかるのか?

 

生活、スポーツは様々だからここでは割愛するけど

 

わかりますよね。

 

相撲なら100kg以上を支える腰、膝、足首などそれだけの負荷がかかるんです。

その耐性がない状態で退院したって早期の復帰はできないですよね。

 

だから、重錘や重りって実は大切なんです。

 

あなたの職場で片隅に追いやっている重りがあったら、ぜひ使ってください。

 

いいリハビリ器具ですから。

 

PS

イヤホンで話すのはやはり何か独り言を呟いているようで、何か恥ずかしくなる。

 

まだ慣れないな〜笑


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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