日本オランダ徒手療法協会    

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中腰姿勢の腰痛はこれが原因!

2019.06.06

from 黒田雄太  自宅デスクより

 

最近、キンコン西野にハマってしまった黒田です(笑)

 

今更って感じですよね(苦笑)

 

キンコン西野、、

 

お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣さん

 

もうお笑い芸人ではないですよね(笑)

 

絵本作家、クラウドファンディングをさせたら日本一、ディズニーに勝つ…って感じで結構ぶっ飛んだこと言ってます!

 

ただ、ぶっ飛んだこと言ってそうで実はかなり綿密に計画性を持っていろんなことに取り組んでいるようです。

 

つい先日youtubeである大学の卒業式でスピーチをしている西野さんの動画を見たんです。

 

9割が全く卒業式と関係ないくだらない話、でも残りの1割でグッと聴衆を引き寄せるスピーチ力!僕はどハマりして「革命のファンファーレ」買っちゃいましたよ!

 

特に僕が好きだったのは最後に卒業生に向けて送った時計を例えにしたメッセージ。

 

「時計は長針と短針が1時間に1回は必ず重なります。ただ、11時台だけは重ならない。次に重なるのは12時ちょうど。それは鐘がなるときですね。」

 

「伝えたいメッセージは何かというと鐘が鳴る前には報われない時間があるということ。ただし、鐘は必ず鳴るので諦めないで色んな挑戦をしてください」

 

シビれるー!!今の僕にはとても身に染みる言葉でした。

 

そんな西野さん、一般的に正しいと思われていることに常に疑問を持つこと、さらにそれを深く考察することにとても長けています。

 

例えば、絵本作家がなぜ分業制ではなくて1人で書いているか?それは絵本業界は市場が小さく、売り上げが大きくないため活動資金がないんですね。なので、1人でやらざる終えない。

 

えんとつ町のプペルって西野さんが描いた大ヒット絵本ですけど、分業制で描いていますよね。何故西野さんは分業制で絵本が描けたかというと活動資金をクラウドファンディングで集めてから絵本を描く作業を始めたからなんです。

 

このように物事は深く掘り下げていかないと本質は見えてこないですよね。

 

これは臨床でも同じです。

 

患者さんが腰が痛いです。と一言言っても、腰のどこなのか?どのような痛みなのか?これはさらに深掘りしないとわからないですよね。

 

オランダ徒手では問診で情報を深掘りするんですけど、問診だけで情報を解釈すると失敗しちゃうケースも実はあるんですね。

 

僕も昔そんな間違いをしちゃったことがありました。今日はその時の事をあなたとシェアしようと思います。

 

高齢者の腰痛

 

僕が担当していたのは70代後半の女性。

 

腰痛の訴えで病院に来ました。

 

特にレッドフラッグ(治療家の治療対象外の疾患)や下肢の神経症状はなかったので、一般的な姿勢と動作に関連する腰痛でした。

 

問診して得られた情報は

 

・腰が全体的に張って、痛い

・掃除機をかけるなど長時間の中腰の時が痛い

・朝起きた直後も痛い。

・でも動いていたら楽になる。

・前屈したり、後屈などの動きでは痛みはない。

 

そんな感じでした。

 

このような場合、すぐに僕の頭に浮かんだのは「不安定性腰痛」。

 

長時間の同一姿勢、起床後すぐの腰痛、動いていると楽になってくるなどの情報がこの「不安定性腰痛」にどハマりしたんですね。

 

よっしゃー、これはイケるぞー!!!

 

「不安定性腰痛」の治療はある程度決まっています。

 

不安定な要素を取り除けば良いのです。

 

・椎間板の薄さによる静的な不安定性の解消

・多裂筋の機能不全による動的な不安定性の解消

 

これらが治療方針になります。

 

そこで、やったのが椎間板を厚くする体操と多裂筋の再教育。

 

椎間板を厚くする運動は約1ヶ月くらい続けないと効果がないので、根気強く続けてもらいました。

 

、、、

 

約1ヶ月後…僕の予想と反して

 

全然、よくならないじゃーん(涙)

 

何故だ、何故だ、何故だ(汗)

 

僕の頭の中はこれが無限ループです(苦笑)

 

問診から得られた情報はしっかりと解釈出来ていたはず。

 

なのに、結果が出ない…。

 

何故だったのでしょうか?

 

これは過去の話なので、今の僕はもう答えはわかっています。

 

僕は〇〇を完全に見落としていたんです。

 

これが1ヶ月椎間板を厚くする運動しても全く効果が出なかった原因でした。

 

そもそも椎間板ないじゃーん(涙)

 

僕が見落としていたのは年齢。この方は70代後半。

 

椎間板って何歳ぐらいから変性すると思います?

 

人間の大方の組織は30代をピークに加齢変化を起こしていくことが多いですよね?

 

ただし、椎間板は3歳から、文献によっては生後3ヶ月から変性していくらしいんです(驚)

 

ということは、70代後半ってほとんど椎間板はなくなっちゃってますよね(苦笑)

 

存在しない椎間板を厚くしようとしても無理な話(汗)

 

ここで、僕が何を言いたいかというと問診だけの情報で解釈するのではなくて、年齢も含めた基本情報もしっかりと考慮すべきということ。

 

腰痛になる原因は様々な疾患がありますが、それぞれに特徴がありますよね。

 

椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症…。

 

年齢や性差、両側が多いのか?片側が多いのか?

 

これらの情報をだけで判断するのはもちろんよくないけど、しっかりと問診した後にこれらの情報を組み合わせる作業をするとより、自分が得た情報から立てる仮説がより確からしくなりますよね。

 

ということなので、この方の腰痛は「不安定性腰痛」ではありませんでした(苦笑)

 

では何が原因だったのか?

 

結果的にいうと「筋膜」でしたね。

 

腰全体がパンパンに張っていて、皮膚を摘むことすらできない状態でした。

 

ちょっとずつそこをリリースしていくとスッと痛みは軽くなっていきました。

 

1ヶ月かけて椎間板を厚くする運動をしてきたのが、1週間で嘘のように痛みは消えてしまいました(涙)

 

これが僕の失敗談です(苦笑)

 

治らない腰痛の原因は情報不足からくることがとても多いです。

 

ただ、その情報不足は問診から得られたものだけでなく、今回のような年齢などの基本情報も含まれます。

 

疾患にとらわれず、症状をしっかり診ようと思っている人ほど、逆に僕のような失敗をしてしまっているかもしれませんよ!

 

改めて疾患の勉強をしてみるもの良いかもしれませんね。

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

今回のメルマガ、西野さんのスピーチと同じで前半の関係ないところが一番多いかもしれないです(汗)ただ、大事なことちゃんと書けたからまぁいいか!(笑)


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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