日本オランダ徒手療法協会    

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ぶり返す臀部痛はココを治療せよ!

2019.05.21

from 黒田雄太  自宅デスクより

 

比較的ゴールデンウィークを満喫した黒田です!

 

やっと保育園も再開です!(苦笑)

 

というのも娘は保育園に通っているんですが、この連休中は4/30〜5/2の3日間を除き全部休みだったんですね。

 

なので、自ずと僕と妻で休みを分担して取らないといけなかったんです(汗)。訳あってあまり休めない妻に変わり、僕が5日間ぐらい休みをとりました。

 

普段も日曜日なんかに娘と2人で過ごすことは多いんですけど、ほとんど家にいるか、外出ると言っても近くの公園に遊びに行く程度だったんですね。

 

だけど、この連休中は天気も良く、イベントもたくさんあってたんで休みの度にどこかしらに連れて行ってあげたんですね。

 

2人でバスで出かけたんですけど、とても楽しそうにしていました。なんだか父親冥利に尽きるというか。

 

帰りのバスでは疲れて寝ちゃったりして(笑)

 

2人での外出は大変ではあるんですけど、その自分も楽しい思い出が出来ました!ここ数年で一番充実したGWでしたね!

 

あなたはどんなGWを過ごしましたか?

 

元号も変わったし、10連休明けの仕事って何だか新年を迎えたような新たな気持ちになりますよね。

 

今回は新たな気持ちで始めたある事がきっかけで痛みが出てしまった人の事を書こうと思います。

 

急に始めたランニング

 

まぁ、僕の妻の話なんですけどね(苦笑)

 

3月中旬、急に妻がウエアやランニングシューズを一式買い始めたんです。

 

僕「それどうしたの?」

 

妻「ランニング始めようと思って!」

 

僕「ふーん、始めから無理しないようにね。膝とか足首とかやっちゃうよ(苦笑)」

 

妻「うん、わかった!」

 

そんな会話をした、数時間後…

 

そこそこの距離を走ったみたいなんです。

 

大丈夫かな?と内心思っていたところ…

 

その数時間後…

 

妻「なんかお尻痛くなってきた(汗)」

 

「(内心)やっぱりな…(苦笑)」

 

という事でちょっと臀部のチェックをしてみたんです。

 

痛みが出ていたのは中臀筋。

 

圧痛もあり、筋緊張も高い。筋力低下はあまりなかったです。

 

中臀筋はL4、L5、S1が神経支配なんですが、主にはL5が支配します。そこで腰のL5もチェックしてみたんですね。

 

腰のL5も同様に硬くなっていました。

 

おそらく、急なランニングで中臀筋がオーバーワークになって同じ神経支配の腰のL5にも影響が出たんだろう…そう考えました。

 

そこで、L5周囲の筋と中臀筋のリリース、L5/S1のマニュプレーションをしてみたんです。

 

すると、L5も中臀筋も筋緊張がスッと落ちたんですね!

 

妻「あっ、痛くない!!大丈夫そう!」

 

という反応で、めでたしめでたしで治療を終了したんです。

 

その数日後…

 

妻「なんかランニングしてないのに、またお尻痛くなっちゃった(汗)」

 

筋肉は損傷していなければ、3〜5日で治るはずなのにぶり返したんです。

 

ただ、僕はこうなるかもしれない事をちょっと予想していたんですね。

 

そこで、今度は中臀筋やL5とは別の部位をチェックしてみました。

 

僕「あーやっぱりな!原因はこっちだな!」

 

僕が予想した部位が予想通りの反応をしていたんです。

 

実は僕がチェックしたのは”ここ”だったんです。

 

L2が硬くなっていた…でも何故?

 

実はL5が支配する領域の血液循環を良くする役割を果たす自律神経は【L2】が担当しているんです。

 

あなたは初めて聞いたかもしれませんね。

 

僕が2度目にチェックしたのは、

 

腰のL2自体の痛みや硬さ、L2が支配している内転筋の筋力だったんです。

 

何故、L2が硬いことを予想できたのか?

 

それは妻は過去にも右の臀部痛になった事があり、最近でも長く歩いたりすると筋肉の張りを感じていたみたいなんです。

 

長期間に症状を持っていると、自律神経にも影響が及びます。

 

という事でL5領域に常に痛みや筋のオーバーワークがあったので、その領域の自律神経であるL2にも影響が出ていたという訳なんです。

 

さらに自律神経は動脈を収縮させたり、拡張させたりする役割をしていますよね。

 

なので、今回の場合

 

中臀筋がオーバーワークになってしまった後に筋緊張を落とすためのリリースやマニュプレーションを行なったものの、L2の自律神経の機能低下のために中臀筋を始めたとしたL5領域に十分な酸素や栄養が行き届かなかった。

 

その結果、中臀筋の循環が悪くなり痛みがぶり返してしまった。

 

そう考えたんです。

 

治療はさほど難しくなく、今度はL2を中心に行なっていきます。

 

L2周囲のリリースやモビライゼーション、マニュプレーションなどを行いました。

 

これで本当に一件落着で臀部痛は治ったんです!

 

ぶり返す痛みには血流を支配する自律神経が影響している事が多いです。

 

ちなみに下肢の場合は胸腰椎移行部や上位腰椎が自律神経の場所になっています。

 

是非、あなたもぶり返す痛みで悩んでいる時には自律神経をターゲットに治療してみてください!きっと違った結果が待っているはずですよ!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S

月初めに3日間ぐらい休みを取ってしまったんで、残りの5月をどう乗り切っていこうか…。体力的にちょっと不安です(汗)


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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