日本オランダ徒手療法協会    

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膝痛は水中ウォーキングが問題

2019.05.20

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

杉山「温泉でも行こうか?」

 

息子「いいね、いこ、いこ」

 

車を飛ばして、いざ甲府へGO!!

 

家から温泉まで、1時間弱、お気に入りの温泉があるんだ

 

子供を連れて、ビューンっと

 

行くと、連休だからなのか、洗い場は大混雑。

体を休めるために行った銭湯で、裸でタオル一枚の状態で長蛇の列。

 

湯船に入っても、隣の人と肩が当たるんじゃないってくらい

ドローンがあって、上から見たら一体どうなっているのか??

雑誌に書いてあるような、のんびり温泉が、日常の満員電車状態

 

それでも、体を休めるために、リカバリーするために交代浴を実施するものの、、、

 

(バシャーン)

 

見知らぬ子供たち「ここからここまで、競争しようぜー」

冷水の風呂がプール状態になっている(あ〜、俺の休み何処へ、、、、)

 

そんなわけで、早々に上がり気分を変えて。

 

お風呂といえばコーヒー牛乳

 

いつもの自販へレッツゴー

 

すると、ボタンの文字が全て『売り切れ』で真っ赤。。。

 

ここにも俺の楽しみはないのか?

 

結局、温泉にいたのは1時間半足らず

 

ゴールデンウィークって一体なんなんだろうかと思うくらいの1日

 

しかし、これで1日は終わらなかった。

 

最後の最後で最大のピンチが平成最後に待っていた。。。

 

『財布の紛失』

 

もう、甲府から家に到着、夜の22:00

焦りと今日あった出来事を全て、不幸だと感じて。。。

 

もう泣きそう。。。。

 

さて、GWで平成最後のこんな不幸話はさておき、施術に関して話したいかなって思う。

不幸なのかなんなのか、自分のやることなすこと全てうまくいかない時ってありませんか?

 

問診もして、評価もして、プログラムも完璧

これでこの患者さん、お客さんは大丈夫って思ったけど、いざ施術するとうまくいかない。

こんな話をしたいと思います。

 

膝が痛いんです

もう何年も前の話

 

膝が痛いと言ってきた患者さん

 

診断名は変形性膝関節症、膝はシュッとはしておらず、腫れぼったくなっていて丸くなっている状態

 

問診をすると

 

  • いつも痛く(何もしなくても)
  • 寝て起きた時に痛い
  • 膝全体に痛みがある
  • 下腿に違和感と痺れあり
  • 2年前からずっと痛い
  • 運動は水泳、水中ウォーキング
  • ストレス(あり)
  • 食欲、睡眠不足、多汗などなど

なるほどね。

 

運動も荷重に考慮したもので、膝には特に悪いことはしていない。

 

ストレスと膝の全体が痛い、下腿に違和感と痺れがある。

 

この状態から関連痛の可能性が高いと思い、腰椎からアプローチしたんだよね。

 

たいがい、この場合膝の痛みのある同側の腰椎のきわが緊張が高かったりして痛みをて逸することがある。

案の定、痛みと緊張(スパズム)があった。

 

だからここで、下腿から膝までの関連している自律神経系と運動神経と感覚神経にアプローチをしたんだよね。

 

すると、あっという間に痛みが取れたんだ。

 

患者さんもびっくりして、嬉しそうに帰って行ったんだ。

 

俺の仮説とプログラム完璧って思った。

 

しかし、実は完璧ではなかったんだよね。

あることを見落としていたんだ。。。

痛い顔で再来院

数日後、その患者さんがまた渋い顔で来院してきたんだ。

 

患者さん「先生、やっぱりまだ痛いです。」

 

杉山「そうなんだね。」

 

患者さん「違和感はなくなったんですけど、膝の痛みが残って」

 

なぜだ???

 

再び問診

違和感がなくなった以外、前回とほぼ同じ内容

 

関連痛ではないのか???

 

なんだ?なんだ?

 

杉山「痛い時って他にないですか?」

 

もう一度問診をすると

 

患者さん「水中ウォーキングの後に、激痛があって歩けなくなることがあるんです。」

 

これだ!!!

 

水中ウォーキングって膝の負担軽減させて、運動不足ならないようにするためにやりますよね。これって、一般的に見てもいい運動だと思われがちだし、専門的に見ても浮力で膝の負担を減らしつつ、運動させるからいいとも言われている。

 

でも、この運動をやった後に痛みが生じる。

 

これが実は問題だったんだ。。。

 

プールの深さが問題

実は、プールに体がどこまで使っていたかで、体にかかる体重の割合が変わってくるんだよね。

 

こんな感じ

患者さんさんに聞くと

「肩まですっぽり入っていました」

 

これには0%って書いてあるけどほぼほぼ、体重が乗らない状態なんだよね。

 

この状態で、水中ウォーキングすると膝の周りの筋肉はかなり緩むんだよね。しかも体重が乗らない状態で何時間も歩くと、全身の緊張がかなり緩んじゃうんだ。

 

で、いきなり地上に出歩くと膝周りの筋肉が緩んでいるから、膝が不安定な状態になる。それで痛みが生じていたって考えた。

 

この事実を伝えて、深さを変えて水中ウォーキングを実施してもらうようにしたら、痛みが落ち着いてきて、適正な深さがへそまでの高さで痛みなくできることがわかったんだよね。

 

それから、しばらく、へその深さの水中ウォーキングをやりながら、膝周りの筋トレを実施。

 

2ヶ月くらいかかって卒業

 

痛みをとることばっかりに囚われて、膝の不安定性に関して目を向けられなかったことが失敗の要因だったんだよね。

 

結果を見れば、上手くいったんだけど。

 

患者さんには痛い期間を長引かせる結果になってしまった。

 

一般的にいいと言われていることが実は、よくないって事実があるんだよね。水中でやることが全て悪いとは言わないけど、ここを疑えるかどうかも重要な要因

 

PS

平成最後の不幸がどうなったのか?

実は、サービスエリアのレストランの従業員さんが拾ってくれて、無事に帰還!!

 

もう、冷や汗が一気に引いた瞬間でしたよ

 

無事に、爽やかな気持ちで『令和』を迎えられました(笑)


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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