日本オランダ徒手療法協会    

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治療結果はプレゼンで決まる!

2019.04.30

From:長島 将太

 

@姪浜のスタバより

 

高橋一生「これだ! アジェンダ入り決定!!」

 

最近、とある友人から教えてもらったテレビ番組。

日頃ほとんどテレビを見ないのですが、友人が「凄く面白いから観てみて!」と熱弁するのに根負けして、「東京独身男子」を観てみることに。

 

いや〜近頃は色々と便利ですよね。

一度放送されたドラマを再放送を待たずして、スマホアプリで観れるなんて本当テクノロジーの進歩に脱帽です(ちなみに、”ティーバー”っていうアプリです。知ってます?)

 

肝心の内容はと言うと、、、

 

「仕事も順調で年収も潤沢。長いひとり暮らしで家事能力も抜群。高スペックすぎて結婚できない、、いや結婚しない男子のラブコメドラマ」だったんですね。

 

そして、このドラマのキャストは高橋一生×斎藤工×滝藤賢一という豪華な顔ぶれ。

 

これは女子ウケするだろうな〜と観ていたんですけど、このドラマに終始違和感を感じていたんです。

 

それは、「セリフに専門用語が多い」こと。

 

「コンセンサス」「アジェンダ」「コンプライアンス」「ボトルネック」などなど。

みなさんはこの言葉の意味分かりますか?

 

このように専門用語を多用し過ぎるあまり、相手に伝えたい内容が上手く伝わらなかった経験ないでしょうか。

 

今回は私自身が新人時代にやってしまった失敗談から得た「気づき」をシェアしますね。

 

ホームワークをやってくれないのはナゼ?

私は病院勤務当初からスポーツ障害のリハビリに関わる機会も多かったんですよね。

 

なので、リハビリの対象も小学生〜大学生、社会人のスポーツ選手と多岐に渡っていました。特にその頃は「野球」を中心にリハビリをしていました。

 

野球で生じる怪我の多くは「野球肘」「野球肩」などで、基本的には「オーバーユース(いわゆる使いすぎ)」が原因であることが多いんですね。

 

そして、投球動作では「足関節→膝関節→股関節→体幹→肩→肘→手→ボール」のように様々な関節を介して動作が行われます。その為、一部の関節の動きが悪いと「投球フォーム」に影響してくるため運動に関わる関節の柔軟性や筋力は非常に重要とされています。

 

ですので、患者さんには自分の状態をしっかり理解してもらいホームエクササイズをしっかりやってきてもらうよう入念に説明していました。

 

しかし、いくら説明しても全然ホームワークをやってきてくれなかったんです。

 

「関節の柔軟性」や「筋力」がどれほど重要で、かつ怪我に繋がるか何度も説明するけど一向にやってきてくれない。。。

 

本来スポーツ障害の場合、患者さんが治療以外の時間をどのように使うかが結果を左右します。ですが、私の患者さんは一向に「やってくれない(泣)」。

 

あまりにもやってきてくれないので、率直に患者さんに尋ねてみました。

すると、あまりにもショックな一言が返ってきたのです。

 

高校球児「先生の説明、難しくて長いから結局何をしたら良いのか分からない!!」

 

この言葉を聞いてハッとしました。

 

当時の私は、専門用語を使いまくり、結論までだらだら長く、結局何を伝えているのか分かりにくい説明をしていたのです。

 

今思えば、患者さんにとっては情報の洪水で、完全に「セラピスト目線」の説明だったんですよね。そこで、もう一度自分の説明の仕方を見直してみました。

 

#説明上手が抑えているポイント

そこで色々とリサーチした結果、4つポイントを抑えると相手に伝わりやすくなるそうです。

 

①まずは結論から伝える事

②次に理由を伝えること

③事例/具体例を伝える

④最後に改めて結論/要点を伝える

 

この内容に沿って、患者さんへ症状の原因や状態について説明するようにしてみました。

 

具体的には、、、『〇〇さんの肘痛の原因は、恐らく筋肉か靭帯が繰り返し引き伸ばされる負担がかかって痛みが出ている可能性があります。なぜなら、股関節の柔軟性が下がっている事に加え、肩周りの筋力が弱くなっているので投球フォームが崩れてしまっているからです。その為、肘痛の原因となっている動作を解決する為には股関節周りのストレッチと、肩の筋力強化がとても大事になってきます』といった具合です。

 

このように相手に(患者さんに)伝える工夫をするようになってから、徐々にホームワークの実施頻度が増えてきたんですね。あれだけ、色々と説明してきたにも関わらず、要点を絞って、重要な部分に焦点を当てて説明しただけなのですが、ホームワークをやってきてくれるようになったんです。

 

勿論、説明する順番だけでなく、できる限り患者さん目線にたった相手の言葉で伝える工夫も考えた上でね。今では『長島さんの説明は凄く分かりやすくて、納得できる!』と言ってもらえる事も増えてきました。

 

今回の気づきは、テクニックや理論、知識ではなく、患者さんが納得/理解できる言葉で伝えなければ患者さんの行動は変わらないという教訓となった失敗談でした。

 

もし、患者さんへの病態説明やリハビリ方針の説明で上手く説明出来ていないと感じた方は一度私と同じように伝える工夫が必要になるのかもしれません。

 

PS

まだまだ初級編ですが、、、(汗)

「コンセンサス」「アジェンダ」「コンプライアンス」「ボトルネック」

この意味を理解できた方は「高スペック男子」かもしれません。


この記事を書いた人

長島 将太

長島 将太

理学療法士。JADMT認定 徒手療法士。プロの選手からインカレ・インターハイ選手など数多くトップアスリートを診てきている。また、オランダ徒手療法ではチーフ講師として本物の医療を伝えるために後進の育成にも余念のない。サーフィンをこよなく愛する2児の父。

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