日本オランダ徒手療法協会    

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リリース+〇〇が最高に緩む

2019.04.12

From:長島 将太

 

@姪浜のスタバより

 

「久しぶりだな〜」

 

最近何かと忙しくて、趣味の読書が出来ていなかったんだけど。今日は久しぶりに近くの書店に足を運んだ。個人的にお気に入りの本屋は「六本松にある蔦屋書店」。

 

行った事ない人は是非一度行ってみるといいですよ。

店内にはコーヒーの香りと、知的好奇心をくすぐる書籍の数々。

 

だけど、今日は時間もないので近所の書店に行ってみた。

 

実は「DMTスクールに通う!!」と決めて以来、自分の生活の一部だったサーフィンを断腸の思いで一旦休業することにしたあの日以降、私の趣味は「サーフィン」→「読書」になったんですよね。

 

元々、医学系の参考書しか読んでいなかった私にとって本は「仕事のやり方」から「人生の哲学」「嫁と上手くいく秘訣」まで教えてくれる偉大な大先生なんです(笑)

 

久しぶりの本屋で、一人ワクワクしながら注目の本の本棚に目を配ると「食事法」についての書籍が多いことに気づいたんですね。「医者が教える〇〇法」とか「科学的に証明された〇〇」とかの食に関する本の数々。

 

気になった本を流し読みしていると「食べ合わせ」についても書かれていたんですね。食べ物の組み合わせにも相性があるようで、組み合わせが悪いと身体に不調をきたすとか。

 

ただ、その組み合わせをみて笑ってしまったんですよね。

だって「鰻×梅干し」とか「天ぷら×かき氷(氷水)」とか

 

、、、「いや、絶対せんやろ!」って組み合わせばかりだったんです。

 

その中で一番面白かった組み合わせは「ヤギ×冷たい飲み物」

 

この食べ合わせが出る食卓ってどこやねんって突っ込みたくなりますよね。

(ちなみに、沖縄ではあるみたいです 笑)

 

このような考え方って「食事」だけでなく、私たちの臨床でもよくあると思うんです。

例えば「リリース×ストレッチ」とか「筋トレ×運動療法」みたいに、より治療効果が高まる組み合わせ。

今回はそんな「治療の組み合わせ」で上手くいった患者さんについて話したいと思います。

 

「〇〇」だけじゃ上手くいかなかった

以前、私が担当していた膝内側側副靭帯損傷の患者さん。

他院で靭帯再建術を受け、術後リハビリテーションの為に転院してきた。転院当初は1ヶ月半ぐらい経過していたと思う。最初の印象は「この時期にしては、あまりにも膝の可動域が悪い」だった。プロトコル上からしても明らかに遅い。

 

可動域獲得って意外と初歩的な部分だけど、介入の方法や時期、タイミングを誤ると反対に曲がりが悪くなったり、炎症が長続きしてしまい思うように「関節の動き」が得られない状況になる。

 

今回の患者さんも、恐らくその一人だった。

 

よくよく聞くと、前医のリハビリで「痛みを堪えながら曲げたり、伸ばしたり、体重を乗せて歩いてた」とのこと。まだ、そんなリハビリをやってるのかと正直悲しくなった。

 

このような関節可動域を制限する阻害因子って沢山ありますよね。

 

組織レベルで言えば、筋肉の柔軟性や滑走性、筋肉同士の滑走性、靭帯と筋肉、靭帯と腱組織、皮膚と筋膜…言い出せばキリがないぐらいある制限因子。

 

そんな沢山ある制限因子を考えながら、患者さんの膝を少しずつリリースし初めていったんですね。

最初は術創部(皮膚)のリリース、そして創部と筋膜、筋肉同士の組織間…ですが、術後1か月半も経っているので思うようにリリースできない。時間もかかる。同時進行で進めなくてはいけない筋力強化や、荷重練習を含めた運動療法もある。

 

……「どうしよう???」

 

超音波機器+徒手リリースで劇的改善

そんな時思いつくのが「物理療法」との組み合わせ。

 

そして、組織間の滑走が悪い時によく用いるのが「超音波療法」なんです。

 

徒手では届きにくい深部を熱生産を用いて組織の柔軟性を高める物療。私の場合、このよく臨床で用いる超音波をいつも治療終わりに使っていたんですね。

 

超音波を使った瞬間は組織の動きは良いんですが、なかなか可動域に直結しなかったんです。一時的には効果があるが、肝心の可動域の獲得までには至らなかった。

 

そこで発想の転換で、組み合わせを反対にしてみたんです。

 

「リハビリ前の超音波」×「組織間リリース」×「ストレッチ」に順番を入れ替えた介入に変えたんですね。そうすると、深部の軟部組織の滑走が出やすい環境が超音波によって得られた上で、筋肉同士、筋肉と腱組織、靭帯と脂肪体など制限因子となる組織をリリースしたんです。

すると、いつもの感覚と違って膝周りの組織の柔軟性が格段に良くなっていったんですね。

順番を変えての介入で20度ぐらいは変化する程です。

 

その介入を1週間継続したんですが、膝屈伸のほぼ可動域一杯の状態まで改善しました。

 

今回のような「超音波の使い時(タイミング)」は、可動域だけでなく、リリース時の「痛みの緩和」にも繋がったようで、単に柔軟性を上げるだけでなく、柔軟性改善によってリリース時の痛みも和らぐようになり、患者さんにも負担のない治療となりました。

 

このように、たた単に組織の柔軟性を上げるという目的での超音波使用よりも、「リリースの効果を最大限高める」ための下処置として使い時を工夫すると意外と可動域改善に繋がるかと思います。

 

これまで物療を使っても効果がないなと感じている方は一度治療の順番や、手技との組み合わせを考えると良い結果を導いてくれるのではないでしょうか。

 

何事もやってみることが肝心ですね。Try&Error精神を持って!!

 

PS

反対に身体に良い食べ合わせって気になりますよね。

 

「トンカツ×キャベツ」

「秋刀魚×大根」

「唐揚げ×レモン」

「カレー×らっきょう」

 

どれも普通やん(笑)ってなりますよね。

先人達は知らずか知ってか、勝手に美味しい組み合わせ(身体に良い組み合わせ)をしてるものなんですね!


この記事を書いた人

長島 将太

長島 将太

理学療法士。JADMT認定 徒手療法士。プロの選手からインカレ・インターハイ選手など数多くトップアスリートを診てきている。また、オランダ徒手療法ではチーフ講師として本物の医療を伝えるために後進の育成にも余念のない。サーフィンをこよなく愛する2児の父。

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