日本オランダ徒手療法協会    

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眠れない腰痛は〇〇が原因だった!?

2019.03.11

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

「ふー、朝か〜まだこんな時間?」

「起きないと遅刻する。。。でもその前に」

 

(ひゃー硬くなったな〜)

 

毎朝の日課がストレッチ

 

朝だけじゃなくて、寝る前にもやっているんだけど。

 

これをやると寝つきもいいし、目覚めもいいからやっているんだ

 

最近はこれをやってからの仕事効率がかなり良くなっている。

 

集中力もかなりのもんだ!

 

なぜ、これを始めたかというと、体重が増加傾向になっているから

 

じゃー運動すればいいじゃないかと言われるんだけど。

 

毎日の時間の中でそれを行うことがかなり厳しい。

 

もちろん週に2回1〜2時間は運動をするようにしている。

 

でも、毎日はできない。

 

で、どうにかこうにか効率よく今よりも運動ができることはないかと考えたんだ。

 

毎日の通勤で歩く歩数は1万〜1万5千歩程度

 

7キロから10キロ程度なんだよね。

 

これだけ歩いていても、なかなか減らない。

 

これを生かして簡単に効率よく何かできないのか考えた。

それがストレッチだったんだ。

 

ストレッチで同じ姿勢でいた硬く、短くなった筋肉を伸ばして。さらに、筋肉と皮膚、筋肉と筋肉もくっついちゃってるからそこの滑走もよくすれば、代謝効率があるかなって思って始めたんだよね。

 

まずやり始めて、感じ始めたのが全身に汗が滲むようになった。それから歩きの歩幅がより広がって、スピードも速くなった。

 

それでもって、仕事の集中力や効率がかなり上がったんだよね。

 

でね。ストレッチ効果って何があるか調べてみたらこんなことが書いてあった。

前頭葉で発生するα波の増加や心拍数の低下が認められ、ストレッチには副交感神経の働きを優位にさせ、リラクゼーション効果がある

 

こんな効果もあるらしい、これじゃ仕事中寝ちゃいそうだけどね(笑)

寝つきがいいのはこれのせいかもしれない。

 

とにかく、代謝も良くなって、集中力もましたいいことだらけ。。。

 

で、今回ある一部の筋肉を緩めて、夜間眠ることができなくて困っていた患者さんに関して書いてみようと思う。

 

腰が痛くて眠れない毎日

「先生、腰がもう何年も痛くて。痛みで毎晩起きてねれないんです」

 

「了解です。ちょっとお話を聞いた後に診てみましょうか?」

 

歩きはもうロボットのようにガチガチ状態

 

問診と評価をすると

  • 痛みが腰だけ
  • 炎症症状の訴えなし
  • 痺れなどの神経症状はない
  • 立つと常に痛い、姿勢を良くすると痛い
  • 反ると(ズキン)丸まっても痛い(伸びるような痛み)
  • 横に向かないと痛くて寝れない
  • ストレスはある
  • かなり姿勢には注意している(以前通っていたところで言われた。)
  • 姿勢かなり変(正しい運動連鎖通りに姿勢がなってない)
  • 趣味のゴルフ(痛くない姿勢を探してやっている)

 

まーこれだけみて、どこから攻めていくのか考えるんだけど。

 

オランダ徒手的にやるとすれば、長年の痛みというから読み取って心理(ストレス、自律神経系)から攻めていく人も多いじゃないかと思う。

 

しかし、今回場合、何かそれだけでは時間が大幅にかかる感じがしたんだよね。

 

そこで、その患者さんと目標を立ててみたんだ。

 

この方の最大の目標って、趣味のゴルフをしたいみたいに感じるんだけど

 

色々聞いていると

 

睡眠のところだったんだよね。

 

自分も睡眠の改善をすることが、この人のストレスとか自律神経系をよくするじゃないかなって感じたんだ。

例えば、痛くなく眠れる状態を作れば、たとえ日常生活で痛みを感じてもゆっくりできる瞬間があるということだけでも、この患者さんには安心できると思ったんだ。

 

ゴルフやそのほかの日常生活の動作に関してももちろんリハビリプログラムに入れるけど、最初の目標は

 

『痛みなく、仰向けで寝れるようになる』

 

これを掲げてリハビリをスタートしたんだよね。

 

寝ている姿勢がやばかった

実際に仰向けで寝てもらうとすごいことがわかった。

 

運動連鎖通りじゃなかったんだ。

 

この方、腰椎の前弯がかなり強くてベッドと腰椎の間に腕が一本入るくらいの隙間があったんだよね。

 

これじゃー痛くもなるさ〜

 

立った状態でも同じ。

 

でも、運動連鎖で考えると腰椎の前弯が強い人って普通は骨盤がかなり前傾になるんだけど…

この方、前傾どころか後傾が強かったんだよね。

 

(じゃ〜どうやって、立った時に姿勢を保ってんだよ???)

 

立ち姿と寝ている姿で見たんだけど

骨盤が後傾していて、そこから腰椎をかなり反るような形にしていて。。。

普通なら体がイナバウワーみたいに反り返っちゃうでしょ。

 

それをしないようにするために胸をかなり前方に張るようにして、たってるんだよね。

胸椎の後弯がなんかストレート?

 

そこまではいかないけどそんな感じになってる。

 

で、これってこの骨盤の後傾をどうにかしてあげれば良くなるかなって考えたんだ。

 

脊柱が乗っている骨盤をね。

 

そこで、骨盤と大腿部の筋肉の緊張を評価したら大腿部の後面の筋肉の緊張が本当に硬くて、問診で聞いた伸びるように痛くなるってこの事かーって感じだったんだ。

 

それで、大腿部後面の筋肉のストレッチ、筋膜のリリース、筋肉と筋肉の間のリリース神経ストレッチをしたんだよね。

 

すると、骨盤の後傾がなくなって、中間位くらいに戻ったんだ。

 

この治療後に、もう一度ベッドに仰向けで寝てもらったら。

患者さん「先生、痛くないです」

患者さん「全然痛くないです。今までは仰向けで寝ることも痛くて怖くてできなかったけど」

患者さん「全然、楽です。」

杉山(よかった〜〜〜)

 

40分前は痛々しい顔でロボットのような歩き方で現れたのが

 

帰りはニコニコと笑顔で、手を振りながら帰って行ったんだ。

 

それから何回か、自分のところに来ているんだけど。

 

徐々に痛みも無くなって、日常生活での痛みはほとんどなくなった。

 

ただ、ゴルフをやる時に腰の痛みが出るようになって、ゴルフ動作の痛みの除去とパフォーマンスアップに関してのリハビリをしている。

 

ストレスや心理のことはとても大切。

 

しかし、運動連鎖から考えて睡眠を取り戻すことがストレス緩和につながるというところ、強いては自律神経系での腰痛が緩和できるところの深さまで考えて、リハビリや施術ができるとかなり深いものになるよね。

 

PS

だけど、ストレッチを始めて2ヶ月経つけど

目標の体重減少には至っていない(苦笑)

 

やっぱり、運動と食事制限するしかないね(笑)


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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