日本オランダ徒手療法協会    

blog

腰痛で練習を休ませる?Yes or No

2019.02.18

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

料理男子って知ってます?

 

そう、料理をする男性のこと。

 

???

 

なんでこんな言葉が流行っているのかよくわからない。

 

自分は暇があるときは、キッチンによく立つ。

 

ストレスがたまると、料理をする癖があって、ここ1、2週間はキッチンに立っている。

 

先々週はカレー

 

昨日はカポナータを作った。

 

カポナータって色々応用が効くんだよね。

 

そのままで食べてもいいし、パンの上に乗せてお洒落に食べてもいいし、パスタでもいいし、サンドイッチでも何にでも使える。

 

で自分が一番やりたいのがサンドイッチ。

 

なんでか?

 

それは行きつけのシェフがこの間お土産持たせてくれたのがカポナータ入りのサンドイッチだったから。

 

だから、自分で作ってみようと思ってやってみたんだよね。

 

でも、いざやろうとするとかなり時間がかかった。

 

こんなの料理人がやったらパパッと作るんだろうけどね。

 

食材を切ったり、調味料入れたり、炒めたり、煮たり、、、

 

一個一個をかなり考えてやるから本当に疲れる。それでも楽しいけど。

 

やはりなんでも、日々やって技術や考えを頭の中で構築しないといけない。

 

で結局、カポナータ作るのに完成までに90分以上も要してしまった。

 

煮込んで水分を飛ばすのに60分以上かかったからね(笑)

 

そんなこんなで、キッチンに長時間も立ってたらなぜか腰が痛くなって、

 

椅子を用意して椅子にも座ったんだけど、

 

焦げないようにしないといけないから

結局椅子から離れて調理。

 

長時間の同じ姿勢でずっと鍋を見ていて腰痛再発!!

 

あたた!ってな感じに

 

先日診た選手はもっと辛くて大変だろうにな。。。

 

こんなんで、腰痛になったらダメだ(笑)

腰痛に苦しむキーパー

先日、弱気の言わないキーパーが自分のところに来て、

 

選手「すぎさん、練習終わってからみてもらえませんか?」

杉山「いいよ。珍しいね。」

選手「はい、、、」

 

練習に入り、いつものように大声を出して、選手と自分を鼓舞しながら練習をしている。

見た目には全然大丈夫な感じ。

 

練習後

 

痛々しい顔に変わって、

 

選手「腰がすごく痛いんです。」

 

そっか、、、

 

問診を行って、様々な情報を聞く。

 

すると以下の情報が出て来た。

  • 腰が痛い
  • 反ると痛みが出る
  • 仰向けでねれない
  • 体を丸くすると楽になる
  • もう数年前から痛みある
  • 痛みは全体的に
  • 横向きで寝ている
  • 寝つきが悪くて、すぐに起きてしまう。
  • 寝不足
  • 既往歴(右肩関節の脱臼2年前)

選手「もうこの痛み早く治して、毎日の疲れ取りたいです。」

 

切実な訴えだった。

 

ここからみて取れるのが、

  • 反り腰によるメカニカルストレス
  • 寝不足による自律神経の乱れ
  • 疲れを取りたいの言葉から、オーバーワークの可能性
  • 最後の言葉にある切実な思いから、ストレス要因の可能性

 

と様々な可能性が出て来た。

きっとこの選手が医療機関に行ったら、痛みがなくなったら徐々に運動を始めるようにと言われて、この反り腰の状態を治すためにリハビリをやってよくなっていくんだろうと思う。

 

そして、復帰していくだろう。

 

しかし、彼は練習を休まずに痛みを取りたいと自分に訴えて来た。

 

確かに、4つの可能性のうちメカニカルストレスやオーバーワークのみであれば、説得して練習を休ませてリハビリに打ち込ませるが、、、

 

心的要因がかなりはらんでいると考え、

 

練習することを了承したんだ。

 

なぜか?練習を休ませる=ストレスアップにつながる

 

そうすると機能解剖的にはよくなってもきっと、痛みが残る可能性があると考えた。

 

だから、彼と約束をしたんだ。

 

それは。。。

 

腰痛で重要なのは”現状“認知させること

その選手と結んだ約束は

  • 期限
  • ホームワーク
  • 練習後に必ず治療を受ける
  • 必ずその日の状態を自分に報告すること

 

この4つの約束事を結ぶようにした。

 

彼は二つ返事で了解してくれた。

 

で彼のメカニカルなところの治療に関しては

 

・広背筋と大腿四頭筋と脊柱起立筋の筋緊張

・多裂筋の筋力低下

 

これが評価してわかったんだ。

 

だから、施術では緊張の高い部分とリリースと反り腰になっていることでの末梢神経の狭窄による血液循環の低下で組織が硬くなりやすいと考えそこに対してアプローチ

 

また、脊柱起立筋の過活動で多裂筋がかなり緩くなっていることで不安定性腰痛になっているので、多裂筋の活動性向上トレーニング

 

この二つをやったんだ。治療後はだいぶ痛みが減弱して来た。

 

そして、現状の報告も日々欠かさず行ってくれた。

 

するとどうだろう。

 

1ヶ月半くらいかかったが、日常生活の腰痛がなくなり、練習後の痛みの訴えも少なくなった。

 

リハビリの影響だと思うかもしれないが、

 

それよりも重要なことがある。

それは自分自身と見つめ直すこと。。。

 

これをやってももらっていた。

 

それは何か?

自分のところに送る『毎日の現状報告』だ。

 

そんなことでって思うかもしれないが、腰痛の8割以上が原因不明で『心的な腰痛』が多いのも事実。

 

そこで彼には日々、5W1Hで報告させることで自分の現状を見つめ直すようにさせていったんだ。

こうすることで、現状を見つめ「ただただ痛い」から痛みの程度が今このくらいだとわかることで、徐々に良くなっていくことを実感させていった。

 

これは本当に重要なこと。

 

痛みを客観的認知させて、痛みの度合いを自分に示させるようにすることでストレスや自律神経のところを活性化させないように自制させたんだ。

 

腰痛の治療は技術も知識も本当に重要。

 

でも、このような認知面からも対応することが完治に向かうということもあることを感じてもらえたら嬉しいかな。

 

PS

来週はキッチンに立たないようにしたいものだ(笑)


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

'19/3全国+Webで成果をだす秘密を公開します!
'19/3全国+Webで成果をだす秘密を公開します!