日本オランダ徒手療法協会    

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急性膝痛は腰にアプローチすべし!その①

2019.02.12

from 黒田雄太  自宅デスクより

 

最近5時になると自然に目が覚める黒田です(笑)

 

早くもおじいちゃんです(苦笑)

 

何かと忙しく読書ができていなかった僕。やっと最近読書を再開しました。(次は時事ネタと書きながら、今回も自分ネタです笑)

 

久しぶりに購入のは「感情コントロールの技術」という本。食事や睡眠、生活習慣、仕事術など自分を高める本をこれまでも読んできましたが、これは今まで触れていなかった分野。

 

タイトルに惹かれ、衝動買いしました!まだ前半部分しか読んでいないのですが、面白い内容でしたよ!

 

・身体が疲れていると、感情が乱れやすい。

・実は感情の乱れは自分の先入観や思い込み、思考のクセで作られる事が多い。

・不安などの感情は怒りに変わりやすい

 

などなど、ふーんと頷く事が多くて、とても勉強になっています。人の悩みの90%は人間関係とも言われますから、自由に感情コントロールが出来たら仕事も家庭もとても上手くいきそうですよね。

 

感情をコントロールする具体的な技術はこの先を読み進めていくと書かれているのですが、ちょっと書いていたのは、理論的に感情が乱れた出来事を分析するという事。

 

感情が乱れたら、まずはそれを認め、認めたら自分は何が原因で感情が乱れたのかを分析し、自分で解決できれば仮説を立てて検証する…自分で解決できなければやり過ごすなど…

 

やっぱり一度冷静になる事が大事みたいですね。そして、感情を理論的にコントロールするという発想が面白い!

 

この本を読んでると感情の乱れは目の前の出来事とは別のものが原因であることが多いようですね。元々イライラしていた時に偶然目の前の出来事が起爆剤になったみたいな感じで。

 

別のものに原因があるっていうのは臨床でも同じだなぁと思いますね。局所の痛みの原因が別の部位にあることなんて日常茶飯事ですからね。

 

という事で、今回は症状が現れている部位と原因の部位が離れていたある患者さんの事を紹介したいと思います。

 

そして、僕のメルマガ初の「腰痛以外」のお話!しかも2回シリーズです!

 

ただ、タイトルで「腰」が絡んでくることはすでにネタバレですが…(苦笑)

 

階段の昇り降りで膝が痛い

このような訴えの患者さんって多いですよね。

 

70歳代の女性の方でした。長崎は階段や坂道が多いのでこのような訴えは多い気がします。

 

左膝は膝蓋骨の下の部分が痛く、少し熱感や腫張も残っていました。圧痛もあったので、これは膝自体の問題だと考えました。しかもピンポイントな痛み。

 

もし、ボヤーっと全体的な痛みで膝自体に炎症や圧痛などがない場合には「関連痛」といって腰から症状がきていることがあるんですね。

 

ただ、今回は膝の動きと痛みが関連しているので、膝自体の問題だと仮説を立てました。

 

では、このような患者さんがきた時に皆さんは何をしますか?

 

大きな組織の損傷はないと思いますが、まだ炎症が残っています。このような状態の時に膝自体に積極的な治療をしますか?

 

もし、膝自体に治療をした場合、炎症を助長してしまうことがあります。

 

じゃあ、何も出来ないのか?…そんな事はありません。出来ることはたくさんありますよ!

 

このようなケースではまず炎症反応を抑えて、組織が早く治るようにしたいですよね?(組織それぞれには治癒期間がありますが、それ以上に早く治ることはないです…(苦笑))

 

では、組織が早くなるための条件は何かなぁ?と考えるわけです。

 

例えば、

・負荷量を減らす

・循環を良くする

・痛みのコントロール

 

このような事をしていけば、組織の修復は早くなっていきますよね。

 

今回僕が注目したのは「痛みのコントロール」!

 

ただ、僕膝を触らずして痛みを感じにくくしたんです。実はこれはオランダ徒手の最大の特徴を使ってやったんですね。

 

膝を触らずに「痛みをコントロール」する方法とは…

 

腰にアプローチする!

今回の患者さんの痛みが出ていた場所は左膝蓋骨の下の部分でしたよね。その部分の感覚は実は左側の腰椎3番目や4番目の神経が支配しています。

 

つまり、膝の痛みは腰椎3・4番目の神経が脳に情報を伝えているという事です。

 

そして、腰と下肢は関連し合っているので、今回のように膝に痛みがある場合には、腰椎の3・4番あたりも筋肉の張りが出たり、関節周りが硬くなっていたりするんですね。あと、圧刺激を加えると感覚自体も過敏になっているので、腰も痛みを感じやすくなるんですね。

 

実際に今回の患者さんもそのような状態になっていました。

 

ですが腰には組織損傷が起こっているわけではないので、積極的にアプローチ出来ます!

 

ということは、膝に炎症がある患者さんでも「痛みをコントロールする」目的で腰にアプローチして痛みを軽減する事が出来たのです。

 

具体的なアプローチとしては

 

・モビライゼーション

・マニュプレーション

・リリース

 

など、皆さんが行えるテクニックを使ってあげていいと思います。

 

ちょっとしたポイントですが、リリースの強さなんかはその人が耐えられる最大の痛みでしてあげると痛みの閾値が上がってきます。痛みを出す治療は好まれませんが、場合によっては必要かもしれませんね。

 

実は僕は別の方法を使って「痛みのコントロール」をしたのでそれは次のメルマガで紹介しますね!

 

今回のような四肢と脊柱の関係性を使った治療は炎症や痛みが強くて局所自体の治療が出来ない時にとても役立ちます!

 

是非、膝の痛みの方でも腰の状態をチェックしたり、アプローチしたりしてみてくださいね!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S.

ただし、今回膝の痛みを腰を使って軽くしたのですが、膝の組織自体が治ったわけではありません。あくまで痛みを軽くして組織が早く治る条件を整えただけなので、注意してくださいね。

 

P.P.S

「感情コントロールの技術」この本を読んでからちょっと感情が穏やかになったような気がします。…ってまだ最後まで読んでないから気のせいかな(苦笑)


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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