日本オランダ徒手療法協会    

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コアトレの順番を間違えると腰痛は治らない⁉︎

2019.02.08

from 黒田雄太  自宅デスクより

 

徒手コースの試験も何とか終わりホッとしている黒田です!

 

さぁ、これからバリバリメルマガ書くぞー!という事で早速(笑)

 

僕の今の仕事は18時が終了時間なんです。昔の人なんかは終了時間なんてあってないようなもので、残業するのが当たり前でしたよね。今でもそんなところも多いのかもしれないですね。

 

ただ、僕はほとんど残業をしたことがないんです。18時までに仕事が終わるように作業効率を上げるように心がけています。だから、18時になったら即行帰宅です(笑)

 

なぜ即行帰宅する必要があるのか…家に帰ってやることがあるんですね。

 

・娘のお迎え

・保育園関係の洗濯

・朝干した洗濯物を取り込む

・次の日の保育園の準備…

 

こんな事が待ってるんです。次の日の朝に慌てないようにしっかりと前日から準備をします。まぁ、朝には朝のやる事がリストがあるんですが…(苦笑)

 

ある日、娘のお迎えの時に雨が降ってたんですね。だから、家に着いてからすぐに洗濯物を取り込んだんです。そうしたら、いつもやってる保育園関係の洗濯を忘れちゃんてたんですよね(汗)

 

うーん、どうしたものか…いつもこんな間違えはしないのに。

 

と思ってたんですけど、いつもと違う順番になってたんですね。ルーティンになってもう自動的にやる事が頭の中で決まって、定着しちゃってたんですね。

 

これをしたら、次はこれ!みたいに。だから、1つ飛ばしたらそれがぐちゃぐちゃになって、いつもは忘れない仕事を忘れてしまったんです。

 

やっぱり、順番って大事だなぁーと思いました。

 

順番を間違えて失敗した家事と同じように、臨床でも失敗した事があるんですよね。

 

腰痛患者さんのトレーニングの仕方でね。治療は上手くいったんですけど、トレーニングがまずくてなかなか治りきらない人がいたんですね。

 

腰痛患者さんのトレーニングなので、要は「コアトレーニング」ですね。

 

このコアトレーニング、鍛える順番がかなり大事なんです!

 

今回は僕の失敗談とともに皆さんにシェアしますね!

 

男子大学生の腰痛

僕がオランダ徒手に入る前に診ていた患者さん。職場も総合病院からクリニックに変わったばっかりの頃だったと思います。

 

診断名は腰部椎間板ヘルニアでしたが、症状的には仙腸関節痛でした。その患者さんはまだ高校を卒業したばかりの医学部生。高校でラグビーをしていて、大学でもラグビーサークルに入っていました。

 

もともと、高校時代にも同じような症状が出たみたいで、大学受験後に久々にラグビーを再開したら腰痛が再発してしまった…そんな状態でした。

 

仙腸関節のあたりに圧痛があったり、頭を洗う時に前屈みになると痛みが出ていました。

 

治療自体はその時に自分が得意としていたアライメントを修正したり、股関節周りや臀部の筋のリリース・ストレッチをしていました。繰り返し通院してもらううちに日常生活で痛みが出ることはなくなってきたんですね。

 

じゃあ、今度はまたラグビーがしたい!これが本当の目標です。

 

今でこそ、経験した事がないスポーツも特徴を分析して、トレーニングプログラムを立てることはできますが、その当時は全くそういうことも出来ません。

 

なので、僕の勝手なラグビーのイメージで特に彼のポジションなどを聞くこともなくトレーニングをしちゃってました(汗)それ自体も反省ですが…

 

とにかく僕のラグビーのイメージは「スクラム」!

 

だから、ガチガチに体幹を固められたらラグビーに復帰できると思っていたんです。

 

早速、ネットからいろんな体幹トレーニングを見つけてきて指導したんですね。

 

すると、日常生活では痛みはなかったのに逆にちょっと痛みが再発してきてしまったんです。

 

うーん、上手くいってないな…どうしたらいいんだろう?

 

実は、この間違いよくあるんですね。上手くいかないのにはこんな理由が隠されていたんです。

 

順番を間違えていた⁉︎

僕がその選手に指導していたコアトレは

 

・プランク+対角線上の手足の挙上

・サイドプランク+股関節外転

・ヒップアップ+下肢の伸展

 

など、かなり負荷が高い種目をやっていました。

 

なかなか聞きなれないトレーニング用語かもしれないので、ネットで検索してもらえるとすぐに出てきますよ。

 

僕が指導していたコアトレの特徴は「体幹を固定+四肢を動かす」、これをやっていたんですね。

 

実はこれコアトレでいうとかなり終盤の段階のトレーニングです。

 

実際に患者さんにやってもらうと、体幹はブレブレ、ブルブル(苦笑)でかなりめちゃくちゃなフォームでやっていました。

 

このようにしっかりと体幹が良い位置関係で行えないトレーニングは基本的に負荷が高いんですね。

 

体幹が良い位置関係になっている時には、両肩と両方の腸骨棘を結んだ四角形がきれいな長方形になります。

 

もしこの形が崩れていたら高すぎる負荷だと思って下さい。

 

ちなみに、この患者さんに対するコアトレを今の僕が指導するならば次のような順番でしますかね。

 

①仙腸関節周囲の多裂筋の再教育

 

②ドローインなどで腹横筋、多裂筋の同時収縮

 

③プランクなどで体幹を固めるのみ

 

④競技によって真っ直ぐ以外の姿勢でも体幹を固める

 

⑤プランク+対角線上の手足の挙上     ←やっと、ここで出てきます!

 

⑥競技に必要な負荷に耐えられるような専門的なコアトレ(実際のスポーツ動作)

 

おそらくこれくらい細かく設定しないと再発を繰り返したり、競技に復帰するための強いコアを鍛えることは出来ないと思います。

 

やり方はネットで探せばいくらでもあります。でも、それをそのままあてはめると患者さん/選手をよくするどころか、悪くしてしまいますよね。

 

何事にも正しい順番、原理原則がありますからそれをまずはしっかり押さえてあげるのが臨床で結果を出すための近道ですかね。

 

コアトレで困っている治療家の皆さん、是非参考にしてみてください!

 

【グッバイ!腰痛!】そんな日がいつか来ますように

 

P.S.

結構、僕ってプライベートをさらけ出しているなぁー、と改めて思いますね(汗)

今度は時事ネタにしよう(苦笑)


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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