日本オランダ徒手療法協会    

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続かない患者は、セラピストが問題!?

2019.02.04

From:長島 将太 @ 姪浜のスタバより

 

女性スタッフ「長島さん!私にもやらせて下さい!」

そう言った彼女の目は真剣だった。

 

ちょうどその頃は、外気もグッと下がり本格的な冬を迎えた1月初旬でした。

 

普段、私は健康の事を考え、仕事のお昼休みを利用してトレーニング室で30分の筋トレを行うようにしてるんですよね。やっぱり、仕事をするにも、自分の好きなサーフィンをするにも、子供たちと外で走り回るにも体力が必要じゃないですか。

 

だから、病院業務とメルマガ書きに追われて時間がない私は、隙間時間を利用して支障がでないように工夫してるんですね。

 

と言っても、諸事情によりメルマガ投稿は2ヶ月振りなんですがね。m(_ _)m

 

……話が脱線したので戻しますが。

 

そのスタッフが急に「やらせて下さい!」と言うもんだから、一瞬焦りました。真昼間から何を言ってんだってね(笑) そして、そう思った自分にも思わず「なんでやねん」ってツッコミたくなるぐらい。少し変な事を想像してしまいました。

 

彼女が少し言葉足らずだったので、誤解しそうになりましたが結局は「一緒にトレーニングをさせて下さい!」と言いたかったみたいです。よくよく聞くと、「出産時に増えてしまった体重」と「変わってしまった体型を変えたい」との思いから、運動する決心に至ったようなんです。

 

ふと疑問に思った私は質問したんですね。

 

長島「なんで、俺と一緒なの(笑)?」

 

そしたら、彼女はこう言ったんです。

 

女性スタッフ

「長島さんはスパルタだし、ストイックだからです。それぐらいの人と一緒にしないと私 

 きっと怠けて続かないと思うんです!」

 

長島「あーなるほどね……それって悪口?褒め言葉?」

 

女性スタッフ「どっちもです(^ ^)」

 

という訳で年始早々、彼女とのトレーニングの日々が始まったんですよね。

今回、彼女に関心したのは「自分が続けるには、どうすればいいか?」を考え、行動に移した事なんですね。

 

「きっと、ずぼらな私の性格ではなかなか続かないから、続けるにはどうすれば???」と考えたんだと思います。そしたら、たまたま定期的に運動習慣のある私に矛先が向いた訳です。

 

でも、これって私たちの治療場面でも通じる考えだなと思ったんですよね。

 

例えば、よく臨床で聞こえてくるこんな声があります。

 

「色々と患者さんの為に考えたプログラムをなかなかやってきてくれない(泣)」

「このストレッチをちゃんとやってくれれば、もっと良くなるんだけどなー」

 

確かに、やってもらうのは患者さんだと思うんです。

でも、患者さんに「習慣化」させるにはセラピストの腕の見せ所だと思うんです。間違っても新人時代の私のように「患者さんのせい」にはしてはいけない(汗)

 

#治療結果はセラピストではなく、患者次第!?

なぜ、こんな事言うのかというと……新人時代に苦い経験をしたからなんですね。

 

今の職場のリハビリ時間は長くても40分、短い場合は20分。

もう少しゆとりがある病院は60分ぐらい治療に避ける時間がありますよね?

 

新人時代、私が勤めていた職場は少しゆとりがあったので。

しっかりストレッチをして、しっかり筋トレして…あれ時間が足りない…なんてことがよくあったんです。今思えば患者さんの大切な時間を簡単に奪ってしまっていたなと反省しています。

 

もうお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、私がやってしまった失敗は「治療時間内に全部の治療プログラムをやること」だったんですね。

 

自分の中で「今やる必要のあるプログラム」と「今必要のないプログラム」を選別できてなかった。

 

誤解がないように説明しますが「今必要のないプログラム」と言うのは、いらない治療ではなく。「習慣化が必要なプログラム」という意味です。でも、当時の私はその考えが全くと言って無かったので、時間内に終わらせることに必死になっていました。

 

勿論、ホームエクササイズも教えていました。

ですが、全然やってきてくれなかったんです。その頃は⚾︎少年も多かったのですが私の中では、やる気のある少年はちゃんとやってきてくれるという認識だったのですが、その事を私の恩師(医師)に言った時「患者のせいにしたらあかん!」と一喝されたのは今も記憶にしっかり刻まれています。その頃から、どうすれば患者さんはやってきてくれるのかな?と考えるようになったんですね。

 

#習慣化するための目標設定

 そこで一つの気づきとして、私は重大な失敗に気づきました。

 

それは「(患者の)目標設定」をしっかり認識させずに治療やホームエクササイズを指導していた事です。目標設定は、「痛みをとる」や「動きをよくする」など治療家自身の設定ではなく、患者さんが向かっていく目標です。この目標設定が曖昧であればあるほど、患者さんは受け身の治療姿勢になってしまいます。

 

恥ずかしい話、私の治療や指導は設定が曖昧過ぎたのです(トホホ……)

 

そこで、再度目標設定を見直すことから始めました。

「いつの時期までに?」「どんな状態で?」「どのようなパフォーマンスを発揮したいのか?」あるいは「どのような状態になれば良いと思っているのか?」など私と患者さんの目標設定をとことんすり合わせを行いました。

 

そして、目標が固まったら患者さん自身に宣言をしてもらい、習慣化する為の最初の一歩である「強い動機づけ」を行うようにしてホームエクササイズを指導するようにしていきました。その結果、今までは全く自主トレやホームワークをしなかったやる気のなかった選手でさえ、少しずつ主体的に取り組む姿勢に変わっていったのです。

 

とは言っても、まだまだこのメルマガに書ききれない習慣化に必要な取り組みはあるのですが、ここでは書ききれないので、また次回!!

 

PS

継続は力になります。たった隙間時間の30分トレーニングに参加した彼女。

少しずつ減量&ボディラインに変化が出てきました。

その成果を見た別スタッフも「やらせて下さい!」と先日声かけてきました(笑)

 


この記事を書いた人

長島 将太

長島 将太

理学療法士。JADMT認定 徒手療法士。プロの選手からインカレ・インターハイ選手など数多くトップアスリートを診てきている。また、オランダ徒手療法ではチーフ講師として本物の医療を伝えるために後進の育成にも余念のない。サーフィンをこよなく愛する2児の父。

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