日本オランダ徒手療法協会    

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時間がかかる問診を短縮する!押さえておきたいポイント

2019.01.25

from 橘田 幸博 外苑前のスタバ

去年の11月のシンガポール出張の時の話。

「どうぞ」

 

なんとも言えない緊張感が漂う空港の保安検査場で自分の番が来た。

 

時計、スマホ、PC、カバン全てを

小さめのかごに入れ、ベルトコンベアに載せ、

中がどんな風になっているか想像もできないトンネルみたいな

機会に手荷物が吸い込まれていく。

 

そして何も持っていない僕は、金属探知機のゲートを通過。

 

「ピー」

 

「???」

 

後ろを振り返ると、なってはいけない音とランプが点灯している。

 

警備の型に誘導され、アクセサリーやポケットのなかに何かないかを口頭で

確認され、

 

靴が原因なのではないかと疑わられて、今度は靴を脱いでゲート通過する

 

「ピー」

 

「なんでーー??」

 

今度は警備さんの身体検査になり

結局何も見つからず、そのまま通過の許可が出た。

 

通りはできたけど、なんか違和感があった。

 

なんだろう。この違和感。

 

。。。

 

「そういえば、原因を見つけていないよね」

警備さんは「ピー」って鳴った原因はなかったいたのかもだけど、

 

説明も何もないから、結構長い間モヤモヤしていた。

 

現地に行って捕まっちゃ嫌だからね。

 

でも、これってよくあるのかな?

 

さて、僕達は初めて症状を訴ってくる患者さんに対して、

 

まずはどんなことをするのでしょうか。

 

おそらく、体の状態や痛くなった時の経緯などを聞いたりして、痛みや症状の原因を見つけることが始めると思います。

 

いきなりすぐにマッサージするはないですよね。

 

なぜなら、原因がわからないとどんな治療をしていいのかもわからないし、

どんなアドバイスをしたらいいかわからない、その治療によって痛みが増悪するリスクもからですよね。

 

例えば、道で急に車が故障したらどうしますか?

車屋さんで故障の原因を見つけてもらってから、取り替えたり、直したりしますよね。

 

決して、いきなりエンジンを替えてから様子をみるなんてことは

絶対にないと思います。

 

でも以前の僕はそうではなかった。

 

柔道整復師になりたての時にハムストリングスの肉離れをしてきた中学生の初めての患者さんが来院した。

 

その患者さんは2週間前に部活動でサッカーをしている最中に、

蹴る瞬間にハムストリングスに伸長ストレスがかかり肉離れをしてしまったと訴えていた。

 

自分「今の痛み程度はいかがでしょうか』

 

患者「時間が立っているので、痛みも結構なくなっていましたが、まだハリ感と硬さが残っています」

 

自分「わかりました。それでは硬いのをほぐして行きますね」

 

こんな感じですぐに治療を始めようとしていた。

 

結局、まだ完全に治癒されていない、筋繊維を挫滅させることになり、

悪化させてしまった経験ある。

 

今思えば、しっかりその残存している痛みの原因を見つけていれば

 

そんなことにならなかったでしょう。

 

その時に痛みの原因を見つけるための問診ができるようになれたらと思うように

なりました。

 

今までの問診

今までの問診は、その聞いて見たことが「原因特定に役に立つのか」「治療にどういう風に

 

得た情報を使っていくのか」などは考えず、時間ばかりかかってしまう問診になっていて、

 

それでは問診は少しでいいやと思ってしまいますよね。

 

しかし、実は沢山の患者さんを治した治療家の先生方は、問診を工夫してやっていることが

 

多いです。それだけ、必ずやった方がいいことなのです。

 

問診も行うことで患者さんとの信頼関係が築くこともできるため、治療結果がよくなること

間違いありません。

 

今回は「問診」から得られる効果や役割、使い方をお伝えします。

 

まずは問診では「いかに患者さんから聞いた情報を漏らさずに整理できるか」が重要となります。

 

問診中って色んな話になりますから、一回聞いたことを忘れてしまったり、

 

忘れてもう一回聞いてしまったりとすると患者さんの負担になりますよね。

 

なので、そこで「今=組織鑑別」「経過=病態の把握」「治癒プロセスを阻害する=治らない原因」の3つに分けます。

 

この3つの項目に分けて問診をしていくと、項目ごとに目的がはっきりしているので、

 

患者さんがくれた言葉も整理しながら聞けますし、一見治療と関係ない話だとしても

 

意外とそれが治らない原因になっていたこともありますので、より意味のある問診時間にな

ることでしょう。

 

次に「どんなことを聞けば、痛みの原因を見つけるヒントになるのか」ですね。

 

ここで重要になってくるのが「組織の鑑別」です。

 

例えば、膝の内側が痛いと訴っていたら、内側側副靱帯靭帯?半月板?

 

鵞足の腱?とどの組織が原因なのかを鑑別していく作業です。

 

その場合ですと、「どんな動作で痛みが出ますか?」や「痛みが出ない動作を何ですか?」

 

などの問診をし、「踏み込むと痛い」でしたら膝内側への圧迫ストレスがかかった時に痛い

 

と予想して「半月板」、さらに 「knee-inは痛くない」でしたら、圧迫ストレスがかかる

 

のは外側ですから、「半月板」の可能性が高まったわけです。

 

もちろん、最終的には検査や評価をして確定するので、問診で得た情報が活かされたという

 

ことになりますね。

 

このように「問診の仕方」を工夫することや「何を目的にその質問をすれば良いか」が明確ですと、

 

とてもスムースな時間になり、原因究明により早くたどり着くことになります。

 

「問診の整理」や「組織の鑑別」

 

そんな1つの工夫で患者さんの痛みが早期回復できるのであれば、

 

試してみない理由はないと思いますので、すぐに実践してくれたら嬉しいです。

 

PS 

11月でもシンガポールでも34度ぐらいまであって暑かったです。

でも、おしゃれな国でした!


この記事を書いた人

橘田 幸博

橘田 幸博

柔道整復師。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。JATAC アスレチックトレーナー。整骨院を経営しながら、オランダ徒手療法の代表 土屋の右腕として施術から協会のマネージメントを担う。また、タッチラクビー日本代表(2015)に帯同し、その他数多くのトッププロの施術を行う。一児の父。

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